試験運用中なLinux備忘録・旧記事

はてなダイアリーで公開していた2007年5月-2015年3月の記事を保存しています。

その他

一般ユーザのfreedesktop.org準拠アプリケーション向けキャッシュディレクトリをメモリ上に配置する

GNU/Linuxのデスクトップ環境ではホームディレクトリの下に.cacheというディレクトリが作られ、各種freedesktop.org準拠アプリケーション*1のキャッシュディレクトリとして用いられる。この場所(${HOME}/.cache/)はfreedesktop.orgが定める環境変数XDG_CACHE…

sayleenのconfigureスクリプトの修正メモ(後半)

「sayleenのconfigureスクリプトの修正メモ(前半)」の続き。最後に configure.in:37: required file `./config.rpath' not foundで止まっているところから。 config.rpathというファイルについてはよく分からなかったが、touchコマンドで空(サイズが0)のファ…

sayleenのconfigureスクリプトの修正メモ(前半)

「STed2上の演奏と独自インターフェースについて(VirMIDIとrcpplayを使用した例・前半)」で扱ったsayleenのMandriva向けパッケージを作ろうとしていたところのことで、configureスクリプトのオプションに--enable-devrtcというのがあるのだが $ ./configure …

meditの覚え書き(設定ファイル/ファイル名フィルタ/タブ/置換/印刷/ペイン/自動エンコーディング検出)

日本語メッセージカタログを作成したときに気づいたことを主に、その他の覚え書きとともにメモ。 設定と状態が保存されるファイル 設定が保存されるファイルは${HOME}/.config/meditrcで、開いているドキュメントなどの状態は${HOME}/.cache/medit/medit.ses…

hwmonモジュール+lm_sensorsとhddtempで温度を取得

Linuxカーネルには、センサーチップからの情報を取得するhwmonという仕組みがあり、マザーボードにセンサーチップがあって、かつ、hwmonのセンサードライバの中に、使用しているセンサーチップに対応しているものがあれば*1、lm_sensorsというツールを用いて…

Linuxカーネル(2.6系)のビルドの流れ

(2014/9/22)本記事の手順はカーネル3.x系についても同様となる。ブートローダについてはGRUB Legacy(GRUB 1)についてを扱っているが、GRUB 2ではカーネルは自動検出されて起動するための項目群は自動的に生成される。「ヘルパースクリプトを使用した場合のGR…

仮想PDFプリンタcups-pdfを使う

「cups-pdf」パッケージは、CUPS印刷システムにおいて、プリンタが無くても、PDFファイルに出力してくれる仮想プリンタドライバ。多くのCUPS対応アプリから、普通のプリンタに印刷するのと同じ要領でファイル出力できる。 インストール ディストリのパッケー…