試験運用中なLinux備忘録・旧記事

はてなダイアリーで公開していた2007年5月-2015年3月の記事を保存しています。

コマンド

lsofとGLSOFについて

lsofについて GLSOF lsofについてlsofは、プロセスが使用しているファイルやTCP/IPの特定のポート番号を使用したプロセスを調べることができる。 実行するのに管理者権限が必要な場合があり、ビルド時の設定(HASSECURITYやHASNOSOCKSECURITY)による。手元のG…

grepコマンドの覚え書き

grepは文字列の検索を行い、ファイルもしくは標準入力からパターンに当てはまる行のみを標準出力に書き出すコマンドで、一致箇所があるかどうかも確認できる。 基本的な使い方 戻り値について パターンの指定について 一致したファイル名の表示 一致部分の表…

LZMA圧縮されたファイルの扱いについて

(2008/9/1)ここで扱っているのは、LZMA圧縮/伸長に関するコマンドについて。GUIツールに関しては、GNOMEの書庫マネージャ(File Roller)が(バージョン2.22系の時点では)対応していて、他の書庫ファイルの形式と同様に書庫の作成、書庫内ファイル/ディレクトリ…

cpioについて

概要 形式 展開 cpioファイルの作成 概要cpioは、tarと同様、複数のファイルやディレクトリを1つにまとめるコマンド。 古くはバックアップ用途にも使用されていたようだが、この用途においてはSquashfs*1のほうが優れていると思われる。 現在でも初期RAMディ…

「CLIとGUIのもう一つの架け橋」kdialog

GNOMEにはzenityというコマンドがあり、CLIシェルやシェルスクリプト上から各種ダイアログを表示して、ユーザの操作により出力と戻り値が得られるのだが、KDEにも同様のツールkdialogがある。 zenityと共通した機能のものもあるが、扱い方が異なったり、どち…

Hotwire 0.710のHotwirePipeの覚え書き

Hotwire独自シェルのHotwirePipeには、バージョン0.620と比べて色々な変化があるのだが、ここでは、追加/変更されたコマンドについてを扱う。 shからsysへ システムの外部コマンドを呼び出すshコマンドはsysに変わっている。 edit/ed 外部テキストエディタを…

ディスク使用状況を調べて表示するツール

ディスクの使用状況は、コマンドでは duでディレクトリ以下のディスク使用量を調べる(-hオプションを付けると読みやすくなる) dfでマウントされたファイルシステムごとの...(-hTの2つのオプションを付けると読みやすくなり、更にファイルシステムの種類も表…

notify-sendで通知ポップアップを表示する(トラブル対処の覚え書きを含む)

通知のポップアップ/バルーンを表示するlibnotifyライブラリのパッケージにはnotify-sendというコマンドがあり、これを実行すると、コマンドの実行により、通知ポップアップを表示することができる。 基本的な書式と重要度の指定 書式としては後ろにタイトル…

おみくじや格言などをランダムに表示する

fortune-modというパッケージをインストールして、fortuneというコマンドを実行させると、英語で格言のようなもの(実際には格言以外もありそう)がランダムに表示される。 コマンド名からすると、おみくじをするという使い方がふさわしいような感じもするのだ…

ファイルのハッシュを計算する

何かのファイル(情報のひとかたまり)に対して、それが元のファイル*1と少しでも違ったものになっていないかを確認するのに、「決まった長さの文字列」という形をした、データにおける指紋のようなもの(ハッシュ)を使用することがある。得られたハッシュ文字…

tar,gzip,bzip2について

tarコマンドとtarボール tarコマンドは、tarボールという形式の1つのファイルに複数のファイルやディレクトリをまとめ、タイムスタンプ、アクセス権、所有者の情報も格納するが、データの圧縮は行わない。*1 まとめたtarボールは、別途圧縮を行うことで、他…

sleepコマンドについての覚え書き

引数について sleepコマンドは、引数に指定した秒数、停止して待つのだが、その引数は 後ろに「m」(分)、「h」(時間)、「d」(日)を付けることができるので、秒以外の指定もできる。「s」で秒指定もできるが、デフォルトなので省略可。 引数は複数付けること…

p7zipをバックアップ用途で使う

p7zipコマンドは高い圧縮率の7-zip形式で圧縮ができるのだが、所有者やグループの情報は保存されないため、バックアップ用途ではそのままでは使えない。 そこで、その情報をtarでまとめて、圧縮にp7zipを使うという方法をとるようにすればうまくいく。実際の…

yesコマンドの使い方

そのまま実行させると、引数の文字列(引数が無ければ「y」)を無限に出力するyesコマンドの使い方を調べてみたところ、多少、無理矢理な使い方を除けば、パイプと併用して、実行時に確認をしてくるコマンドに対して、自動的に「y」(もしくは「n」)を入力させ…

環境変数PATHについて

$ export PATH=:を実行した後、何かコマンドを入力してみると、エラーになる。*1 $ ls bash: ls: command not foundしかし、その状態で、コマンドの実行ファイルの場所を/からたどって書く(絶対パス/フルパス)か、現在の階層からの相対的な場所(相対パス)を…

colordiffで、diffコマンドの出力に色を付ける

diffコマンドを実行して、端末上で結果を見たい場合、色が付いていると分かりやすい。colordiffというラッパーを使用することで、これを実現できる。 Gentoo LinuxでもDebian,Ubuntuでも「colordiff」というパッケージになっているので、インストールは簡単…

lsコマンドの使える?GNUオプション

「lsコマンドについて」にある通り使用頻度の低いlsだが、入門書などでは、隠しファイル(ファイル名が「.」で始まるファイル)や隠しディレクトリを含めた表示をするのに-aを付ける、と書かれている。これを実行すると、確かに隠しファイル・ディレクトリを含…

gzcat?zcat?

gzip圧縮されたファイルを展開して標準出力へ出すコマンドはずっとgzcatだと思っていた、というか、実際使えていた。 ところが最近(といっても普段あまり使わないコマンドなので結構前かもしれないが)、Tab補完もできないし、シェルには「command not found…