試験運用中なLinux備忘録・旧記事

はてなダイアリーで公開していた2007年5月-2015年3月の記事を保存しています。

日本語環境

日本語の文字列をオーディオデータに変換するOpen JTalkについての追加メモ(2014年1月時点)

新しいバージョン 2013年の年末に hts_engine API Open JTalk MMDAgent "Sample Script" のバージョンが上がっており、(これまで旧形式でしか利用できなかった)「Mei」の声データについても今回の「MMDAgent "Sample Script"」の新バージョンからOpen JTalk1…

UbuntuにおけるEclipseへのPleiades(日本語化パッケージ)とPyDev(Pythonの開発支援)のインストールについて(Ubuntu 11.04時点)

ここでは、UbuntuにおけるEclipseへのPleiades(日本語化パッケージ)とPyDev(Pythonの開発支援)のインストール作業についてを扱う。 Pleiades(日本語化パッケージ) Debian/Ubuntuでは、Pleiadesはディストリのパッケージとして提供されており、パッケージ名「…

Pythonでgettextによるメッセージ国際化を用いる上でのgettext.install()に関する追加メモ(後半)

「Pythonでgettextによるメッセージ国際化を用いる上でのgettext.install()に関する追加メモ(前半)」の続きとして、「Pythonでgettextを使用してNLS(Native Language Support)によるメッセージの国際化を行う(作業の流れと動作確認・前半)」と同様の例を貼り…

Pythonでgettextによるメッセージ国際化を用いる上でのgettext.install()に関する追加メモ(前半)

以前「Pythonでgettextを使用してNLS(Native Language Support)によるメッセージの国際化を行う(Pythonのコードについて)」で、「gettext.gettext()を用いるとngettext()を用いた箇所が日本語にならない」と書いていたが、これに関する追加メモをここで扱う…

動画編集アプリケーションOpenShotについてのメモ(2011/2/14現在・前半)

動画編集アプリケーションのOpenShotのバージョン1.3.0が公開された。 バージョン1.3.0をUbuntu 10.10にインストールする 開発者によるPPAリポジトリ「ppa:openshot.developers/ppa」にてバージョン1.3.0が公開されているので、Ubuntuでは、これを追加するこ…

Ubuntu向けパッケージ作成上のメモ(内海氏版AnthyのUbuntu向けパッケージに関するメモ)

Ubuntu向けにパッケージを作成した際のメモの内、「milkjfフォントとut(内海氏)版AnthyのUbuntu向けパッケージを作成(2010/11/20現在)」で公開した内海氏版Anthyのパッケージを作成した際のメモをここで扱う。 単語辞書ファイルの(再)構成処理について Debia…

milkjfフォントとut(内海氏)版AnthyのUbuntu向けパッケージを作成(2010/11/20現在)

事情により、暫定的にMandrivaからUbuntuにディストリを替えたところなのだが、Ubuntuになって、これまで日常的に用いてきた幾つかのパッケージがなかったり動作に不満があったりしているので、Mandrivaのときと同様にパッケージを自作もしくは編集すること…

CP932のエンコーディングに対応したZIPファイル展開スクリプトのPython 3対応版

Pythonのバージョン3系では内部の仕様に色々と変更が加えられ、バージョン2系向けのスクリプトはバージョン3系ではそのままでは動かないことも多く、移行支援目的のPythonスクリプト変換ツール2to3を用いても正しく実行できない場合がある。 「PythonでZIPフ…

Mandriva Linux 2010.1上でUTF-8な日本語manページが空白になる件と仮の対処

Mandriva Linux 2010.1上で日本語のmanページ(man-pages-jaパッケージ)が入っているときにその中に含まれるmanページを開こうとすると何も表示されない。Emacsで「M-x woman」とすると普通にUTF-8エンコーディングなmanページとして読めるため、manコマンド…

DocBook文書をPDFファイルに変換するdblatexで外部の設定ファイルを用いる(バージョン0.3現在・ページ3/3)

「DocBook文書をPDFファイルに変換するdblatexで外部の設定ファイルを用いる(バージョン0.3現在・ページ2/3)」の続き。 ここまでのファイル配置 [ホーム]-+-[.dblatex]-+-[sty]-+-japanese.sty(ページ2に貼り付け) | | +-jlisting.sty(UTF-8に変換したもの) …

DocBook文書をPDFファイルに変換するdblatexで外部の設定ファイルを用いる(バージョン0.3現在・ページ2/3)

「DocBook文書をPDFファイルに変換するdblatexで外部の設定ファイルを用いる(バージョン0.3現在・ページ1/3)」の続き。 スタイルファイル .specs/.confファイルを用いずにこのファイルの設定を適用するには、.styファイルのファイル名の「.sty」を除いた部分…

DocBook文書をPDFファイルに変換するdblatexで外部の設定ファイルを用いる(バージョン0.3現在・ページ1/3)

「DocBook文書をPDFファイルに変換するdblatexに関するその後(2010/4/26現在)」「DocBook文書をPDFファイルに変換するdblatexのリンク色変更と日本語の段落の自動改行に関するメモ(バージョン0.3現在)」「DocBook文書をPDFファイルに変換するdblatexでprogra…

DocBook文書をPDFファイルに変換するdblatexのリンク色変更と日本語の段落の自動改行に関するメモ(バージョン0.3現在)

リンク色の変更について PDFファイル内のリンクの色は既定では赤となるが、-P latex.hyperparam="linktocpage,colorlinks,linkcolor=blue,citecolor=blue,urlcolor=blue"オプションを付けると、リンクの色が青に変更できる(値によって任意の色が指定可)。lin…

コマンドを用いてファイル名のエンコーディングがCP932(WindowsのShift_JIS)なZIP書庫を作成

UTF-8なロケールのGNU/Linux上でそのままファイル名のエンコーディングがUTF-8の日本語ファイル名を含むZIP書庫を作成し、WindowsやWineの環境で開こうとすると、正しくファイル名が扱えずに化けてしまう。 「Wine上のfoobar2000で日本語ファイル名のオーデ…

IBus/IBus-Anthyのその後(2009/6/25現在)

「IBus/IBus-Anthyのその後(2009/6/24現在)」でIBus-Anthyの開発者あべ氏からxevの結果がこちら(id:kakurasan)と異なるため、前回貼り付けたーキーのキーコード(133)をibus-anthy-1.2.0.20090617/engine/engine.pyの該当部分に用いて修正してテストしてみて…

IBus/IBus-Anthyのその後(2009/6/24現在)

「IBus/IBus-Anthyのその後(2009/6/12現在)」におけるかな入力の問題がバージョン1.2.0.20090617で解決したとのコメントをid:tree3yama氏から頂いたので、早速試してみた。 インストール 「IBus/IBus-Anthyのその後(2009/6/12現在)」のときはMandriva Linux…

TiMidity++のncursesインターフェースと日本語タイトルの文字化けについて

再生トレースが表示可能なXAWインターフェース(GUI)とncursesインターフェース(TUI) TiMidity++は-iatオプションを付けるとXAWのインターフェース*1で起動し、再生状態(トレース)を詳細に表示することができる(画像は公式サイトを参照)。 端末でも同じような…

SCIM-Anthyに関する設定メモ(2008/8/8現在)

既にuim-anthyへ移行してしまったが、関連項目として、SCIMに関する設定をここにまとめておく。 SCIMを使用するための設定 SCIMに関する部分のみ抜粋。 ファイル名: ~/.xprofile export XMODIFIERS="@im=SCIM" # XIM export GTK_IM_MODULE=scim # GTK+ 2 exp…

uim-anthyに関する設定メモ(2008/8/7現在)

かな入力の問題が解決した関係で、当面はuim(uim-anthy)を使用する見通しになった。*1そこで、(GDMからの)ログイン時の自動実行ファイルを変更することになったので、uim自体の初期設定と併せて、ここに書いておくことにする。 uimを使用するための設定 uim…

kinput2もしくはscim-cannaによるかんなのかな入力について

既に使うことがなくなってしまって久しいが、ここではkinput2もしくはSCIM + scim-cannaを使用したときのかな入力についてを扱う。 ベースの設定をコピペする 実際に使用される設定ファイルは${HOME}/.cannaというファイルだが、もし存在しなければ/usr/shar…

Pythonで作成したgettextのテストプログラムをC言語で書いてみる

参考として、「Pythonでgettextを使用してNLS(Native Language Support)によるメッセージの国際化を行う(作業の流れと動作確認・前半)」のテストプログラムをC言語で書いてみた。使用するメッセージカタログは同じもので、コンパイル後の配置場所もPythonの…

Pythonでgettextを使用してNLS(Native Language Support)によるメッセージの国際化を行う(Pythonのコードについて)

「Pythonでgettextを使用してNLS(Native Language Support)によるメッセージの国際化を行う(作業の流れと動作確認・前半)」で扱ったPythonのテストコードの内容に関する覚え書き。 準備 以下、Pythonでgettextによりメッセージを国際化するための一連の処理…

Pythonでgettextを使用してNLS(Native Language Support)によるメッセージの国際化を行う(作業の流れと動作確認・後半)

「Pythonでgettextを使用してNLS(Native Language Support)によるメッセージの国際化を行う(作業の流れと動作確認・前半)」の続き。 作業もその最後(ja.poの作成)まで行っているものとする。 msgfmt: テキスト形式のメッセージカタログ(.po)を機械語形式(.mo…

Pythonでgettextを使用してNLS(Native Language Support)によるメッセージの国際化を行う(作業の流れと動作確認・前半)

「gettextによるメッセージ国際化(NLS: Native Language Support)の概要」ではかなり大まかな内容しか扱っていないため、実際にコードを作成してメッセージを国際化することにする。 ここで扱う言語はPythonで、他の言語では扱いが若干異なる部分もある。 今…

Wine上のfoobar2000で日本語ファイル名のオーディオファイルを含むZipファイルを開いたときの不具合とその対処法

UTF-8ロケールのGNU/Linux上で日本語ファイル名を含む複数のオーディオファイルをZipファイルにまとめてWine上のfoobar2000で開くと、一部のファイルが再生されない現象が起こる。開くときにエラーダイアログが出ることもある。 読み込んでいるときには、上…

Midnight Commanderを日本語(UTF-8)で使用したときのズレを回避

かなり前から存在するCLIのファイルマネージャMidnight Commander(mc)は、UTF-8な環境との相性が悪い。すでにUTF-8対応パッチ自体は出ていて、ディストリごとに、このパッチを含め、色々な修正のされたパッケージを出しているのだが、それでもUTF-8な日本語…

おみくじや格言などをランダムに表示する

fortune-modというパッケージをインストールして、fortuneというコマンドを実行させると、英語で格言のようなもの(実際には格言以外もありそう)がランダムに表示される。 コマンド名からすると、おみくじをするという使い方がふさわしいような感じもするのだ…

環境変数LC_ALLは未定義のほうがよい?ロケール用環境変数について

環境変数LC_ALLがセットされていると、ロケールに間する環境変数を一括で指定できて便利なのだが、 $ LC_TIME=C mcなどとしても、ロケール用の環境変数(上の例ではLC_TIME)が反映されない。 Gentoo Linux Documentation -- Gentoo Linux ローカライズガイド …

gettextによるメッセージ国際化(NLS: Native Language Support)の概要

多くのコマンド/アプリケーションにおいて、表示されるメッセージが日本語になっているのだが、これは、メッセージを国際化する仕組み(gettext)を使用して、英語で書かれた「元」のメッセージに対応した、それぞれの言語のメッセージを表示させることで実現…

UTF-8環境での日本語manの設定とscreenのタイトル変更関数について

「UTF-8環境でも日本語manが使いたい」を参考にすれば動作はするのだが、bashの設定で書いた、GNU screenのタイトルに「man 3 printf」のように引数を含める関数を使用した場合に、タイトルのほうは反映されるのだが、 alias man='LC_ALL=ja_JP.EUC-JP PAGER…