試験運用中なLinux備忘録・旧記事

はてなダイアリーで公開していた2007年5月-2015年3月の記事を保存しています。

Python

C言語でGTK+ 2を扱う上での幾つかのメモ(第8回)

「C言語でGTK+ 2を扱う上での幾つかのメモ(第7回)」の続き。 ListStoreに対するデータの出し入れとツリービュー関係の操作 ツリービューなどで表示するデータとして用いるListStoreというデータ構造に対するデータの出し入れの形がC言語やVala言語ではPyGTK…

GtkSourceViewのビューとバッファに関する色々な設定に関して(例)

「GtkSourceViewのビューとバッファに関する色々な設定に関して(メモ・前半)」「GtkSourceViewのビューとバッファに関する色々な設定に関して(メモ・後半)」の内容を踏まえた例を貼り付ける。[任意]ファイル名: gtksourceviewtest3.py #! /usr/bin/python # …

GtkSourceViewのビューとバッファに関する色々な設定に関して(メモ・後半)

「GtkSourceViewのビューとバッファに関する色々な設定に関して(メモ・前半)」の続き。 ソースビュー(gtksourceview2.Viewクラス) インデント(字下げ) 字下げされている行で改行したときにその字下げ分のスペースが次の行の先頭に自動的に入る機能(自動イン…

GtkSourceViewのビューとバッファに関する色々な設定に関して(メモ・前半)

GtkSourceViewについて、これまでにPythonの言語バインディングを用いて色付き表示をするところまでを扱ったが、ここではGtkSourceViewのGUI部品に関する色々な設定についてを扱う。 今回もPythonの言語バインディングを用いているが、他の言語でも(若干扱い…

C言語でGTK+ 2を扱う上での幾つかのメモ(第5回)

「C言語でGTK+ 2を扱う上での幾つかのメモ(第4回)」の続き。 GObjectシグナル接続時の整数値のユーザデータのやりとりについて 関数g_signal_connect()でイベント(GObjectシグナル)とその発生時に呼ばれるハンドラ関数の関連付け(シグナルの接続)を行う際に…

Pythonのカレンダーモジュールを用いる

Pythonにはカレンダーに関する処理を行うのに便利なcalendarというモジュールがある。(2015/1/25)以前は2ページに分けて公開していたが、このページに統合した。リファレンスのリンク先も修正し、サンプルコードについてもPython 3で動作することなどを目的…

OpenOffice.orgのマクロをPythonで記述して動かす(Calcのセル内容の操作に関する例その2)

「OpenOffice.orgのマクロをPythonで記述して動かす(Calcのセル操作に関する追加メモ・ページ1/3)」「OpenOffice.orgのマクロをPythonで記述して動かす(Calcのセル内容へのアクセスに関する追加メモ・ページ2/3)」「OpenOffice.orgのマクロをPythonで記述し…

PythonのExpatモジュールのXMLデータ解析処理で要素の階層を処理する

「DocBook 5 XML文書の改訂履歴からRSS 2.0ファイルを生成するスクリプト(別館サイト向け)」の処理に関する追加メモとして、XMLファイルの解析に関する部分についてを扱う。 Expatのような(ストリーム/イベント駆動の)XML解析方式ではドキュメントのツリー構…

OpenOffice.orgのマクロをPythonで記述して動かす(Calcのセル内容へのアクセスに関する追加メモ・ページ3/3)

「OpenOffice.orgのマクロをPythonで記述して動かす(Calcのセル内容へのアクセスに関する追加メモ・ページ2/3)」の続き。同様な計算を繰り返す際の式について「OpenOffice.orgのマクロをPythonで記述して動かす(Calcのセル内容へのアクセスについてとセル内…

OpenOffice.orgのマクロをPythonで記述して動かす(Calcのセル内容へのアクセスに関する追加メモ・ページ2/3)

「OpenOffice.orgのマクロをPythonで記述して動かす(Calcのセル操作に関する追加メモ・ページ1/3)」の続き。 定数の指定について 「OpenOffice.orgのマクロをPythonで記述して動かす(Calcのセル操作に関する追加メモ・ページ1/3)」で扱ったセルオブジェクト…

OpenOffice.orgのマクロをPythonで記述して動かす(Calcのセル操作に関する追加メモ・ページ1/3)

「OpenOffice.orgのマクロをPythonで記述して動かす(Calcのアクティブもしくは任意のシートとセルのオブジェクトの取得)」「OpenOffice.orgのマクロをPythonで記述して動かす(Calcのセル内容へのアクセスについてとセル内容の操作に関する例)」の続きとして…

GtkSourceViewの色付き表示(シンタックス・ハイライティング)機能の動作について(ページ3/3)

「GtkSourceViewの色付き表示(シンタックス・ハイライティング)機能の動作について(ページ2/3)」の続きで「実際の処理の流れ」内の続きからとなる。 色スキームの指定 下は「tango」の色スキームを指定する例。 self.__sourcebuf.set_style_scheme(self.__ss…

GtkSourceViewの色付き表示(シンタックス・ハイライティング)機能の動作について(ページ2/3)

「GtkSourceViewの色付き表示(シンタックス・ハイライティング)機能の動作について(ページ1/3)」の続き。 言語ファイルと色スキームファイルの探索ディレクトリに関するテスト 言語ファイルと色スキームファイルの配置/探索ディレクトリについては「GtkSourc…

GtkSourceViewの色付き表示(シンタックス・ハイライティング)機能の動作について(ページ1/3)

ここではGtkSourceViewの色付き表示(シンタックス・ハイライティング)機能の動作に関してを扱う。Pythonバインディングを用いているが、他の言語でGtkSourceViewを用いる場合も要領は同様となる。 言語と色スキーム 色付き表示には 言語 色スキーム(スタイル…

GtkSourceView(バージョン2系)の概要について(テキストビューを置き換えるだけの例)

「GtkSourceView(バージョン2系)の概要について(概要と基本的な機能)」の見出し「基本的な機能と単純にテキストビューを置き換えた場合の違いについて」に続く内容として、ここではGTK+に標準で含まれるテキストビューを単純にGtkSourceViewのものに置き換え…

GtkSourceView(バージョン2系)の概要について(概要と基本的な機能)

GtkSourceViewの概要 GTK+にはテキストビューというGUI部品があり、その中身となるテキストバッファというものと関連付けて複数行の書式付きテキストを表示することができる(画像も表示可)のだが、これを拡張してプログラムやマークアップ言語などの編集に特…

PyGTKでタブ(ノートブック)に「閉じる」ボタンを付ける(後半)

「PyGTKでタブ(ノートブック)に「閉じる」ボタンを付ける(前半)」の続き。 タブの「閉じる」ボタンのクリックをタブのページ全体のイベントとして処理する タブの「閉じる」ボタンをクリックしたときにそのページ全体のイベントとして処理できるようにすると…

PyGTKでタブ(ノートブック)に「閉じる」ボタンを付ける(前半)

GTK+のGUI部品にノートブックというものがあり、タブを用いて同じ領域に複数のGUI部品を入れて表示を切り替えるようにできる。 用途によっては単純にGUI部品を中に入れてそのラベル文字列を指定するだけでよいが、テキストエディタやWebブラウザなどで各タブ…

Pythonのsubprocessモジュールに関する追加メモ

「Pythonで外部プロセスを起動して出力と戻り値を処理する」で以前扱ったPythonのsubprocessモジュールに関する追加のメモとなる。 subprocess.check_call() subprocess.check_call()はsubprocess.Popenオブジェクトのコンストラクタ引数と同じ書式でコマン…

OpenOffice.orgのマクロをPythonで記述して動かす(Calcのセル内容へのアクセスについてとセル内容の操作に関する例)

「OpenOffice.orgのマクロをPythonで記述して動かす(Calcのアクティブもしくは任意のシートとセルのオブジェクトの取得)」の続き。 (2014/11/20)Pythonのtimeモジュールについてのリファレンスのリンク先を修正した。 セル内容へのアクセス 例 セル内容への…

OpenOffice.orgのマクロをPythonで記述して動かす(Calcのアクティブもしくは任意のシートとセルのオブジェクトの取得)

ここではPython-UNOを用いたOpenOffice.org Calcの個別のシートとその中のセルのオブジェクトの取得に関するメモを扱い、実際のセル操作とその例については別記事で扱う。 操作するシートのオブジェクトを得る マクロからセルの操作を行うためには、操作対象…

OpenOffice.orgのマクロをPythonで記述して動かす(Calc上でマクロが動作しているかのチェックを改善)

「OpenOffice.orgのマクロをPythonで記述して動かす(Calc上でマクロが動作しているかのチェックと全シートのオブジェクトの取得に関するメモ)」では「XSCRIPTCONTEXT.getDocument()」で得たドキュメントオブジェクトのメンバ関数supportsService()の結果によ…

PyGTKでツリービューの各テキストセルに対してスタイルを適用する(後半)

「PyGTKでツリービューの各テキストセルに対してスタイルを適用する(前半)」の続き。 前半と同様、本記事の中に貼り付けた例の中で使用した名前は架空のものであり、実在の個人名や団体名などと一致するものがあったとしても関係はない。 背景色を付けたとき…

PyGTKでツリービューの各テキストセルに対してスタイルを適用する(前半)

PyGTKのツリービューにおいて、テキストを描画するセルに対して前景色/背景色やフォント(ファミリ/スタイル/サイズ)などのスタイルを設定するには、セルを描画するオブジェクトのgtk.CellRendererTextクラスのGObjectプロパティ(関連記事)を用いて指定する。…

Pythonにおける日本語のエンコーディングの検出について

(2015/1/29)一部のリンク先を修正し、更にサンプルコードもPython 3で動作することなどを目的に一部修正した。 エンコーディングの簡易検出 例 ASCIIとISO-2022-JPの区別が重要でない場合のデコード 実用的なエンコーディング判別パッケージ エンコーディン…

Pythonにおけるエンコーディングの扱いとエンコーディングの変換について

(2010/11/1)本記事の内容はバージョン2系のPythonについて書かれている。バージョン3系ではエンコーディングの扱いが変わっており、「バージョン3系のPythonにおける文字列とそのエンコーディングに関する覚え書き(文字列型とバイト列型)」で扱っている。 (2…

pycairoのContextクラスで描画を行う上での幾つかのメモ

ここではpycairoのContextクラスを用いたCairoの描画に関する幾つかのメモを扱う。一部の内容は「PyGTKでGUI部品を自前で描画する(前半)」と重なる。 Vala言語でもCairo.Contextクラスが同様に利用可能で、基本的に同じ要領で使用できるが、一部関数の引数や…

端末の256色パレットをGUI上で確認できるツールを更新(ボタンを改善・クリップボードに色の情報を記憶)

以前、「端末の256色パレットをGTK+のGUI上で表示できるツールを作成」で端末の256色パレットをGTK+のGUI上で確認できるTermColorPalette256というツールを作成したが、当時は色を表示するためのGUI部品にGTK+の色選択ボタンを用いており、別の色を選択した…

PyGTKでクリップボード上のテキストの内容を扱う

ここではPyGTKを用いたクリップボード上のテキストの処理についてを扱う。また、テキストビューでクリップボードのテキストを処理するための便利な方法についても扱う。 クリップボードを管理するオブジェクト gtk.Clipboardオブジェクトを用いることにより…

PyGTKでGUI部品を自前で描画する(後半)

「PyGTKでGUI部品を自前で描画する(前半)」の内容を踏まえた上でのコード例を GDKのみ使用 Cairoを主に使用 の2つそれぞれについて貼り付ける。 ウィンドウサイズを変更すると、それぞれ、大きさの情報を利用した部分については伸びたり縮んだりする。 GDKの…