試験運用中なLinux備忘録・旧記事

はてなダイアリーで公開していた2007年5月-2015年3月の記事を保存しています。

Wine

Wine上のCPU-Zについて

CPU、チップセット、メモリなどの情報を表示するCPU-ZというWindows用のツールがある。 これはWineでは動かないのではないかと思っていたが、ある程度の情報は得られるようだ。 Windowsのバージョンは95/98/MEに Wineは、認識されるWindowsのバージョンを指…

Wine 0.9.60のウィンドウ管理と装飾に関する新しいモードについて

Wineのバージョン0.9.60では、Wine上のウィンドウをX Window Systemのウィンドウマネージャに管理させつつ、Windows風の装飾を使用することができる。 これまでは ウィンドウをウィンドウマネージャに管理させると、装飾はウィンドウマネージャによるものに…

圧縮された形式のサウンドフォントを伸長

サウンドフォントという形式の音色データファイルは、独自の圧縮形式で配布されている場合がある。*1 ここでは、それらを展開するための方法についてを扱う。 sfArk形式 後述するSFPackが無くなったためか、圧縮されたサウンドフォントの形式として広く使わ…

Wineのライブラリやドライバを個別にビルド(バイナリパッケージを使用している場合の修正に便利)

Wineのソースツリーのdllディレクトリ以下にはライブラリやドライバごとにディレクトリが分かれて存在し、それぞれは独立しているため、ディストリのバイナリ(実行形式)パッケージを使用していて、一部のライブラリやドライバのみ修正して使用したいというと…

Wine上のfoobar2000で日本語ファイル名のオーディオファイルを含むZipファイルを開いたときの不具合とその対処法

UTF-8ロケールのGNU/Linux上で日本語ファイル名を含む複数のオーディオファイルをZipファイルにまとめてWine上のfoobar2000で開くと、一部のファイルが再生されない現象が起こる。開くときにエラーダイアログが出ることもある。 読み込んでいるときには、上…

Wineでfoobar2000を使用する覚え書き

拡張性が高く、Windowsにおけるオーディオプレーヤーの定番となっているfoobar2000をWine上で使用する上での覚え書き。 (2008/7/12)この情報はWineとfoobar2000両方のバージョンが古いため、「Wine上のfoobar2000の覚え書き(2008/7/12現在)」を参照。 インス…

WineでWindows用スクリーンセーバを実行する

Wineは、Windows用のスクリーンセーバを実行させることもできる。しかし、一定時間経過後、自動的に実行させるという形ではなく、手動で起動させて楽しむという使い方で、動作しないものや不安定なものも結構ある。 実行方法 スクリーンセーバの.scrファイル…

Wine 0.9.43のwinecfgでのフォント設定

バージョン0.9.43になり、winecfgから各種フォント設定がGUIでできるようになった。 設定可能な項目は Active Title Text (アクティブ タイトルのテキスト) Menu Text (メニューのテキスト) Message Box Text (メッセージ ボックスのテキスト) ToolTip Text …

TMIDI Playerのインストーラが固まる問題の対処法

TMIDI Playerをインストールしようと、配布されているインストーラを実行しても、出てきたウィンドウに何も表示されない上に、固まってしまって先に進めないことがある。しかし、 $ wine explorer /desktop=temp,640x480 [tmidi_3_8_6.exeの場所]のようにし…

Wineの仮想デスクトップについて

Wineで実行されるアプリケーションを、仮想デスクトップウィンドウの中で動作させることができる。1つのデスクトップウィンドウの中で複数のアプリケーションを動作させることもできるが、特定のアプリケーションに対しては別のデスクトップウィンドウを用意…

システムに複数のバージョンのWineを共存させる

Wineは、バージョンが上がることで、動作しなかったアプリケーションが動くようになるときもあれば、逆に動かなくなってしまうものが出たりすることもある。そこで、複数バージョンのWineを共存させる方法を考えてみた。 Wineのパッケージに属するファイルだ…

infファイルで初期設定時にレジストリを登録

Windowsのinfファイルという形式のテキストファイルを書いてこれを読ませることにより、指定されているレジストリ項目を自動的にセットしてくれる。 Wineの環境を初めて作成する場合だけでなく、環境を作り直す場合にも役に立つ。 (2008/7/14)infファイルは…

メニューのスタイルを変更するレジストリ項目

XP用のテーマを使用して配色を抜き出す実験をしている内に、いつの間にかメニューのスタイルが変わっていたということに、今更ながら気付いた。 デフォルトでは、「ファイル」などの項目のある部分の背景色と、展開されるメニューの背景色とが同じになってい…

シェルから直接Windowsアプリケーションを起動できる「binfmt_misc」

Linuxカーネルに古くからある機能に「binfmt_misc」というものがあり、Linuxネイティブの「ELF」以外の形式であっても、処理をアプリケーションに渡すことで、実行ファイルをシェルから普通に実行するのと同じ感覚で起動(処理)でき、この機能を利用すること…

配布されているXP用テーマを利用して色だけ変更してみる

(2007/7/7)3D Color ChangerというWindowsアプリケーションをインストールして使用することで、配色の設定を楽にでき、配色設定をファイルへ出力したり、ファイルから取り込んだりもできるようだ。詳しくは http://web.archive.org/web/20070528050242/http:…