試験運用中なLinux備忘録・旧記事

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ALSA対応アプリケーションのPCMデバイス指定

${HOME}/.asoundrcなどに独自のPCMデバイスの定義をしている場合、アプリケーションからはそのままでは使用されず、使用するには、アプリケーションごとに固有の方法で指定する必要がある。

ALSA PCMデバイス名の指定方法
アプリケーション設定方法
Audaciousオーディオの設定のALSA出力プラグインの「オーディオデバイス」にデバイス名を入力
MPlayerコマンドラインオプションに-ao alsa:device=[デバイス名]
SDLアプリケーション(ALSA有効)環境変数AUDIODEVにデバイス
TiMidity++環境変数TIMIDITY_PCM_NAMEにデバイス
QEMU環境変数QEMU_ALSA_DAC_DEVにデバイス*1

(2008/1/6)SDLアプリケーションにはALSAサポートが必要な件について補足すると、Debian/Ubuntuでは「libsdl1.2debian-alsa」が入っている必要がある。GentooではlibsdlのUSEフラグに「alsa」が必要。
(2008/10/30)SDLALSA以外のオーディオのサポートが有効な場合、環境変数SDL_AUDIODRIVERの値を「alsa」にした上でAUDIODEVによるPCMデバイス名を指定することになる。

*1:QEMU_AUDIO_DRV=alsa QEMU_AUDIO_DAC_FIXED_FREQ=48000 QEMU_AUDIO_ADC_FIXED_FREQ=48000 QEMU_ALSA_DAC_DEV=[デバイス名] qemu ... のような形で実行