linux-headersの更新後にglibcをビルドしないと...
カーネルヘッダの更新後にはglibcを再ビルドする必要がある*1、と読んで以来、必ずそうしているのだが、もししなかったらどうなるのかについても含めて
[引用] linux-headersインストールログより
Kernel headers are usually only used when recompiling your system libc, as such, following the installation of newer headers, it is advised that you re-merge your system libc. Failure to do so will cause your system libc to not make use of newer features present in the updated kernel headers.
と、linux-headersのインストール後のメッセージに出ていたのを見つけた。抽象的ではあるが、書いてある通り。
ふと気になったのだが、多くのパッケージ更新があり、これをセットした後に放置したとして、その中にlinux-headersが含まれていた場合、見逃してしまうかもしれない。*2
こういうことを確実に防ぐには、インストールされているバージョンより上のものをマスクして、バージョンアップの対象から外すのも1つの方法。
- 新しいバージョンのlinux-headersが利用できることが判明する
- マスクを外す
- linux-headersのバージョンを上げる
- glibcを再ビルド
- マスク対象のバージョンを新しいlinux-headersのバージョンに更新して再びマスクする
の繰り返し。問題は、新しいバージョンのlinux-headersが利用できるかどうかを確認する必要が出ること。
ファイル名: /etc/portage/package.mask
>sys-kernel/linux-headers-[インストールされているバージョン]
もっとも、linux-headersパッケージの更新頻度は、安定版(「~」の付かない、「x86」や「amd64」など)では非常に低く、glibcのほうが更新頻度は高いので、それほど気にするほどのことでもないのかもしれないが...