fbsplashのテーマとTuxOnIceのfbsplash版UserUIについて
fbsplashテーマの入手
fbsplash版のUserUIは、fbsplashのテーマファイルを使用する。これは以下の場所から入手できる。kde-look.org
http://www.kde-look.org/content/search.php で、- type: Bootsplash Screen
- description contains: fbsplash
で検索。数は下のgnome-look.orgより多いが、Gentoo Linux関係が多い気がする。
gnome-look.org
http://www.gnome-look.org/content/search.php で、- type: All
- description contains: fbsplash
で検索した中の一部。数は少ない
TuxOnIceの公式サイトにあるテーマ
http://www.tuxonice.net/downloads/all/にあるsnowboard-tux-v1.tar.bz2。テキストに「Software Suspend 2」と書かれているので、気になるのであれば
$ sed -i -e 's/Software Suspend 2/TuxOnIce/' snowboard-tux/*.cfg
設定ファイルの該当部分を「TuxOnIce」などの好きな文字列に置換する。
配置場所
/etc/splash/以下にテーマ名のディレクトリがあるように入れる。[etc]-+-[splash]-[テーマ名]-+-[images]-+-<silent-[解像度].[拡張子]>... | | +-<verbose-[解像度].[拡張子]>... | +-<[解像度].cfg>...
のような形が一般的。
Gentoo Linuxのパッケージ
Gentoo Linuxでは「splash-themes-gentoo」と「splash-themes-livecd」のパッケージが用意されている。その他、「splashutils」を入れた後「bootsplash-themes」を入れると、古い「bootsplash」というグラフィカル起動向けのテーマがfbsplash向けに変換されて/etc/splash/以下にインストールされる。数は多いが、進行状況バーの出るsilentモードがサポートされていないものもある。「bootsplash-themes」に含まれるテーマ群の一次配布サイトはbootsplash.deだが、つながらない?
http://web.archive.org/web/*/http://bootsplash.de/
からテーマを落とすことはできるが、fbsplashで使えるようにする修正は別途必要。
TuxOnIceのfbsplash版UserUIのテーマの選択
TuxOnIceのfbsplash版UserUIのデフォルトのテーマ名は「TuxOnIce」で、任意のテーマディレクトリに対するシンボリックリンク/etc/splash/TuxOnIceを作成しておくことで、使用するテーマを指定できる。以前使用されていたデフォルトテーマ名は「suspend2」で、古いUserUIではこの名前のテーマを使用するため、/etc/splash/TuxOnIceに対するシンボリックリンク/etc/splash/suspend2を作成しておくとよい。
fbsplash用のinitrdにTuxOnIceのfbsplash UserUIを含める
fbsplash用のinitrdを使用することで、カーネルが起動する初期の段階から、fbsplashによるグラフィカルな(通常の)起動が行われる。作成方法とGRUBの設定は「Gentoo Linuxにおけるグラフィカルな起動画面とuvesafbについて(Linux 2.6.23以降)」を参照。このfbsplash用initrdにTuxOnIceのUserUIを含めることができ、これにより、通常起動時と復帰の起動時に同一のinitrdファイルを指定しながら、起動の初期段階から、それぞれを使用することができる。/boot/grub/menu.lstの例は「Linux上で休止状態を実現するTuxOnIceの概要と準備(3.0-rc1の時点)」を参照。
以下、splashutilsに含まれるsplash_geninitramfsコマンドで作成したfbsplash用initrd「/boot/initrd-splash.gz」があるものとし、UserUI入りの/boot/initrd-tuxonice-splash.gzを出力するものとする。
$ fakeroot bash fakeroot# mkdir /tmp/initrd.d fakeroot# cd /tmp/initrd.d/ fakeroot# zcat /boot/initrd-splash.gz | cpio -idm --quiet -H newc fakeroot# cp /sbin/*_fbsplash sbin/ fakeroot# find | cpio --quiet -L -o -H newc | gzip -9 > initrd-tuxonice-splash.gz fakeroot# exit $ sudo mv /tmp/initrd.d/initrd-tuxonice-splash.gz /boot -i $ rm /tmp/initrd.d/ -fr
(2008/1/24)イメージ操作の中ではfakerootを使用し、生成されたファイルを実際に更新する部分でのみsudoを使用するよう修正
参考URL:
使用したバージョン:
- TuxOnIce UserUI 0.7.2