試験運用中なLinux備忘録・旧記事

はてなダイアリーで公開していた2007年5月-2015年3月の記事を保存しています。

Glipper 0.95.1のebuildを転載/INCORRECT-WANT_AUTOCONF-SETTING-IN-EBUILDについて

  1. バージョン1系のebuildのみになっているので、0.95.1のebuildを探した上で転載
  2. バージョン1系に上げないようにする
  3. INCORRECT-WANT_AUTOCONF-SETTING-IN-EBUILD?

バージョン1系のebuildのみになっているので、0.95.1のebuildを探した上で転載

クリップボードマネージャのGlipperは、バージョン1からGNOMEパネル用になっているが、バージョン0.95.1まではシステムトレイさえあればデスクトップ環境を問わずに使える。LXDE上で使う場合にも有用。
ところが、Gentoo Linuxebuildは随分前(2007/9/22付け)にglipper-0.95.1-r1.ebuildが削除され、そのままでは入れられなくなっている。
バージョン0.95系のebuildを探したところ、見つけるのには成功したのだが、突然消えてしまうかもしれないので、転載しておくことにする。
http://cid-3f9be5b1cd4a806c.skydrive.live.com/browse.aspx/%e5%85%ac%e9%96%8b/Gentoo%20Linux%20ebuild/%e6%97%a7%e3%83%90%e3%83%bc%e3%82%b8%e3%83%a7%e3%83%b3%e3%81%ae%e8%bb%a2%e8%bc%89/glipper-0.95.1
外部パッチは使用していないため、ローカルOverlayへのebuildファイルの配置とダイジェスト計算だけで使える。安定もしているため、KEYWORDSも「~」無しでよいかもしれない。

バージョン1系に上げないようにする

バージョン0.9系を使う場合は、パッケージ更新時にバージョン1系のものが入らないようにマスクしておく必要がある。
ファイル名: /etc/portage/package.mask

>=x11-misc/glipper-1.0

INCORRECT-WANT_AUTOCONF-SETTING-IN-EBUILD?

以前入れたときには普通に入ったのだが、ダイジェストを取ろうとしたところ

$ sudo ebuild [ローカルOverlay]/x11-misc/glipper/glipper-0.95.1-r1.ebuild digest
DEPEND: >=x11-libs/gtk+-2.6.0 >=dev-libs/glib-2.6.0 >=gnome-base/libglade-2.0.0 gnome? ( >=gnome-base/libgnome-2.0.0 ) >=app-text/gnome-doc-utils-0.3.2 >=dev-util/intltool-0.23 >=dev-util/pkgconfig-0.9.0 =sys-devel/automake-1.9* INCORRECT-WANT_AUTOCONF-SETTING-IN-EBUILD sys-devel/libtool
invalid atom: 'INCORRECT-WANT_AUTOCONF-SETTING-IN-EBUILD'

となってうまくいかなかった。これは

WANT_AUTOCONF="2.6"

の部分を

WANT_AUTOCONF="2.5"

のように、値を「2.5」に変更することで解決した。アップロードしたebuildでは修正済み。

関連URL:

/usr/portage/eclass/autotools.eclassも参照。
なお、2008年3月現在、qgrepPortageツリー上の「WANT_AUTOCONF」の値を検索してみても、「2.6」という(誤った)記述のものはない。