試験運用中なLinux備忘録・旧記事

はてなダイアリーで公開していた2007年5月-2015年3月の記事を保存しています。

Compiz Fusionの「反射」プラグインについて

なくても実用上は困ることのない「反射」プラグインの設定をいじってみた。

このプラグインについて

compiz-fusion-plugins-extraに含まれるプラグインで、「反射の画像」で指定された画像(の一部)をウィンドウ装飾部分やウィンドウ内に表示する。
ウィンドウ装飾ソフトウェアEmeraldのテーマによっては、ウィンドウ装飾部分に画像が出ない場合もある(完全に不透明なものでは反射の画像が見えない)。ウィンドウ内に反射画像を表示する場合も、不透明度が100%のときには見えない。
ウィンドウ装飾は「装飾の反射」、ウィンドウ内は「ウィンドウの反射」のチェックで個別に有効/無効を切り替えることができる。

反射の画像

既定では、模様の描かれた画像[インストール先接頭辞]/share/compiz/reflection.pngが使用される。

下のスクリーンショットは、「ウィンドウの反射」を有効にした上で不透明度を90にした端末の後ろにEmeraldの設定ダイアログを表示しているのだが

「ウィンドウの反射」が使用されると、何故か後ろのウィンドウが見えにくくなってしまった。
この原因は、既定のreflection.pngの不透明度が高いためで、試しに
http://cid-3f9be5b1cd4a806c.skydrive.live.com/self.aspx/%E5%85%AC%E9%96%8B/%E3%83%86%E3%82%B9%E3%83%88%E7%94%A8%E7%B4%A0%E6%9D%90/Compiz%20Fusion%20%E5%8F%8D%E5%B0%84%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%B0%E3%82%A4%E3%83%B3/reflection-pi-1280x1024.png
にアップロードした画像を作成したところ、

このように、ウィンドウ内に画像が表示されつつ後ろも透けて見えるようになった。ただ、これではウィンドウ内の部分は見づらいので、実際に作成する場合は模様の色とウィンドウの色との関係にも注意する必要があるかもしれない。

反射の移動

「反射の移動」にチェックをすると、反射の画像がウィンドウの横方向の位置によって左右に移動する(上下には動かない)。

この画像では、「5820974944」の辺りの同じ部分が左右のウィンドウから確認できる。

アルファ依存しきい値

この値を大きくすると高いコントラストでくっきりと見えるようだ。

値1(既定値)

値5
値10が一番くっきりしているが、5と大きくは変わらなかったため省略。

使用したバージョン:

  • Compiz Fusion 0.7.8