試験運用中なLinux備忘録・旧記事

はてなダイアリーで公開していた2007年5月-2015年3月の記事を保存しています。

複数の正規表現により文字列を繰り返しフィルタすることのできるGUIツールを作成

Pythonで正規表現による文字列処理(検索・置換・分割)を行う」ではPython正規表現を使用した操作についてを扱っているが、この機能を使用してGUI上でテキストを置換するツールを作成した。GtkBuilderファイルを使用しているため、実行にはバージョン2.12以上のPyGTKが必要。
特徴は

  • パターンが複数登録できる
  • パターン(群)はファイルへの保存とファイルからの読み込みが可能
  • 入力されたテキストだけでなく、処理するファイルをリストに登録して一括でフィルタ(置換)処理することも可能

など。
置換前後にUnicodeとの変換を行うため、日本語の文字も正しく処理される。ファイルを処理する際にはエンコーディングの指定もできる(違うエンコーディングを指定した場合は正しく処理されない)。
テキストの置換に関する機能は一通り完成しているが、パッケージ化なども含めて問題が残っている可能性がある。
そのため、今回のバージョンは0.9.0としたが、しばらくテストをした上で問題がなければバージョン1.0系として公開する。
公開は
http://kakurasan.ehoh.net/software/pygtkrefs/
で行っている。