試験運用中なLinux備忘録・旧記事

はてなダイアリーで公開していた2007年5月-2015年3月の記事を保存しています。

軽量WebブラウザChromiumの基本的な操作に関して(前半・2009/9/22現在)

ここでは軽量WebブラウザChromiumの基本的な操作に関してを扱う。

メニューについて

メニューはアドレスバーの右にある2つのボタンから開ける。左が「ページ メニュー」、右が「Chromiumの設定」のようだが、新しいタブやウィンドウを設定のメニューから開くなど、区別がよく分からない部分もある。

キー操作

http://www.google.com/support/chrome/bin/answer.py?hl=jp&answer=95743
に一覧があるが、これはChromiumをもとにしたGoogle Chromeのものなので、Chromiumと一部異なるものを含む可能性がある。

URLの入力と検索

中央上のアドレス欄「Omnibox」にURLを入力してEnterを押すとそのURLを開くが、Firefoxのように、文字を入力していくごとに過去に訪れたURLを候補(時計のアイコンの項目)として表示し、矢印キーやマウスクリックで確定させて入力を省略できる。
また、アドレスバーは検索ボックスとしての機能も兼ねていて、キーワード(群)の入力後に候補一覧の中の虫眼鏡アイコンの項目を選択することにより、「オプション」ダイアログ(以下「設定ダイアログ」)で「既定の検索エンジン」に設定した検索エンジンで検索を行うこともできる。

ページの戻る/進む/履歴

戻る/進むの操作は左上の「戻る」「進む」ボタンを押すだけだが、そのタブ内でたどった履歴をメニューに表示するにはそれぞれを長押しする。「戻る」「進む」のメニューを表示するためのボタンは存在しない。
ここで出るメニューから「全履歴を表示」を選択すると全体の履歴ページを開くことができる(Ctrl+HでもOK)。これは

chrome://history/

にアクセスしても同様で、分単位で一覧されている履歴の各ページへのジャンプと履歴の消去が行える。また

chrome://history/#q=[キーワード]

というURLを開くことで、履歴検索結果ページを直接開くこともできる。
各種履歴やキャッシュ、Cookie、パスワードなどは個別に設定ダイアログの「個人設定」から削除できる。期間については過去1日/1週間/4週間/全期間で選択できる。

タブについて

タブはCtrlキーと数字キーの組み合わせでも切り替えできる。
以下の挙動はFirefoxなどと同様。

  • リンクに対してマウス中クリックをするかCtrlを押しながらクリックするとリンク先を新しいタブで開く
  • リンク文字列をタブにドラッグ・アンド・ドロップすることにより、ドロップ先のタブでそのリンクを開くことができる。ドロップ先がタブとタブの間だとその場所に新しくタブを作成してリンク先を開く

新しいタブを開くと訪問頻度の高いページ(スクリーンショット付き)と最近閉じたタブへのリンクが並ぶページが開き、表示形式が右上のボタンで変更できる他、高訪問頻度のページのレイアウトについては

  • ドラッグ・アンド・ドロップで並び替え
  • マウスポインタを乗せた後、装飾の左上の画鋲のアイコンをクリックすることでその表示位置に固定

といった操作も行え、最近閉じたタブの一覧の横には履歴一覧(chrome://history/)へのリンク「すべての履歴を見る」もある。

ブックマーク

アドレス欄(Omnibox)の左にある星マークをクリックするとページをブックマークに追加でき、情報を入力できる。消したい場合は吹き出しの中にある「削除」をクリックする。ブックマーク済みページを開くと色が付き、再びマークをクリックすると情報の編集/削除ができる。
ここでの操作はFirefoxのバージョン3.0/3.5に近いが、タグを指定することはできず、タグ名をアドレスバーに入力する形での呼び出しはできない。
ブックマークはFirefox同様

の2つの系統で管理され、ブックマークバーについては新しいタブ作成時に表示される(ここで隠すことはできない?)他、Ctrl+Bで表示/非表示切り替えができる(ブックマークバーのコンテキストメニューから「常に表示」にすることも可能)。
ブックマークの管理は設定メニューの「ブックマーク マネージャ」(Shift+Ctrl+B)で行える。

(「軽量WebブラウザChromiumの基本的な操作に関して(後半・2009/9/23現在)」に続く)

関連記事:

使用したバージョン: