試験運用中なLinux備忘録・旧記事

はてなダイアリーで公開していた2007年5月-2015年3月の記事を保存しています。

Mandriva Linux 2010.0上の幾つかのメモ2

  1. GNOME上でCPU使用率が100%?
  2. パスワードの有効期限に関する警告
  3. 突然のフリーズ現象は発生せず
  4. 休止状態

GNOME上でCPU使用率が100%?

GNOME上でのみ何故かCPU使用率がずっと100%になる現象が発生し、topコマンドを実行したところ、使用率が上位のプロセスは数%のみでgconfd-2が高かったものの、CPU使用率が高いプロセスは見当たらなかった。使用率は

  • us: 65%前後
  • sy: 32%前後

あたりで動いていた。
試しに新しいユーザを作ってログインしてみたところ、この問題は起こらなかった。そこで、普段使用しているユーザのホームディレクトリ以下のGNOMEに関係していそうな

あたりを(初期状態と同じにするため)名前変更して試してみたが、結果は同じだった。
次にGNOME自動起動の設定でチェックを全て外してみたところ問題は起こらなかったので、どれかが原因となっているものと見られ、1つずつチェックを付けていって試してみた。
その結果、fusion-iconを起動したときにのみこの現象が起きることが分かったため、GNOME上ではこれを起動しないようにしたのだが、何故このようになるのかは分からない。端末からfusion-iconを起動して出力を見たりもしたが、特に気になるメッセージを出している様子はなかった。
GNOME上では他にMetacityウィンドウマネージャの調子が時々おかしくなってウィンドウが切り替わらなくなることもある(Compizなどは大丈夫)。

パスワードの有効期限に関する警告

ログイン時に

Warning: your password will expire in 99999 days.

のようなメッセージが出ることがあった。放置すると1日ずつこのカウントは減っていくのだが、毎回出るので困る。
対処については
wiki.mandriva.com/en/2010.0_Errata#When_logging_in_you_may_see_a_warning_about_password_expiration
の通りに管理者権限でpasswdコマンドの-wオプションにより使用期限の警告表示に関する残り日数を変更することになる。

突然のフリーズ現象は発生せず

前回の2009.1では再現性なく突然フリーズが起こる現象に悩まされた末に前のバージョンに戻すことになってしまったが、今回のバージョンではそのようなことは起こっていない。

休止状態

ハイバネーション機能については各デスクトップ環境のログアウト時に出る「ハイバネート」項目を選択することでスワップパーティションにデータを書き出して電源を落とし、次回起動時に復帰する仕組みが動作しており、特にuswsuspやhibernate-scriptなどを用意・設定したりすることなく動作しているのを確認した*1ため、しばらくはこのハイバネーション機能で休止する使い方をするつもり。
ここで用いられているのは/usr/lib(64)/hal/scripts/linux/hal-system-power-hibernate-linuxというファイルで、中で(pm-utilsという電源管理ツール群の)pm-hibernateが呼ばれて処理されているようなのだが、非対話(自動)的にコマンドで休止したいときにこのコマンドを単独で用いても復帰時に画面がロックされない*2ので

xdg-screensaver lock; pm-hibernate

のような形で実行する(デスクトップ環境共通)。

使用したバージョン:

  • pm-utils 1.2.5

*1:特に休止後に問題が発生することもない

*2:パスワードを入れて認証しなくてもデスクトップ画面が出てしまう