試験運用中なLinux備忘録・旧記事

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KDE4のメニュー/ランチャウィジェットKickoffについて

概要

Kickoffは新しいKDEメニューアイコンウィジェット(plasmoid)で、単純なメニューではなく、以下の種類ごとにページ(タブ)が分かれている。

  • お気に入り
  • アプリケーション
  • コンピュータ
  • 最近使ったもの
  • 終了

更に、上部の検索ボックスからアプリケーション名の一部を入力して絞り込んでそれを起動したりすることもできる(GNOMEのデスクバーに近いが、検索できるものは少ない)。

お気に入り

「お気に入り」はメニューを開いたときに最初に出るページで、よく用いるアプリケーションのランチャやコンピュータの場所などの項目を登録していくことができる。「アプリケーション」や「コンピュータ」の登録したい項目のコンテキストメニューから「お気に入りに追加」という項目を選択すると一覧に追加でき、お気に入り内の項目のコンテキストメニューから「お気に入りから削除」を選択すると項目を削除できる。

アプリケーション

アプリケーション一覧では最初に分野一覧が出るので分野を選択(右にスクロールする)し、次に個別のアプリケーションを選択する流れとなる。複数の階層をたどるものもある。右に矢印の表示されているものは次の階層にたどれるもので、逆方向にたどりたい場合は一覧の左端にある縦長の左矢印から戻る(左にスクロールする)。

コンピュータ

  • ホーム(ホームディレクトリを開く)
  • ネットワーク(Windows共有などのネットワークに関するフォルダを開く)
  • ルート(ディレクト/を開く)
  • ごみ箱

といった項目があり、ファイルマネージャでそれぞれを開くことができる。
上部にはアプリケーションランチャの起動の項目もあり、こちらはアプリケーション名の他、指定されたディレクトリなども候補として表示され、開くことができる。

設定

キーボードショートカット

(GNOMEのデスクバーのように)特定のキーの組み合わせを押したときにKickoffのメニューを開くようにすることができる。Kickoffのアイコンのコンテキストメニューから「Kickoff アプリケーションランチャー の設定」を選択し、「キーボードショートカット」でキーを設定でき、ダイアログ上のボタンを押してから設定したいキーの組み合わせを押す。
これと上部検索ボックス(最初からフォーカスされている)とを組み合わせると、GNOME上のデスクバーからアプリケーションを起動するのと近い感覚で(キーボードだけで)アプリケーションの起動が行える。

旧式メニューとの切り替え

ランチャアイコンのコンテキストメニューから「従来のメニューに切り替え」を選択すると、旧式のメニューに切り替えることができる。その後「Kickoff メニューに切り替え」を選択するとKickoffに戻すこともできる。

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使用したバージョン:

  • kdebase-workspace 4.3.2