Mandriva Linux 2010.1上のEclipseに関する幾つかのメモ(後半)
「Mandriva Linux 2010.1上のEclipseに関する幾つかのメモ(前半)」の続き。
Pleiadesのファイル配置
配布されているZIPファイルを展開した中の- features/ディレクトリ以下を[ホームディレクトリ]/.eclipse/org.eclipse.platform_[バージョン]/features/以下
- plugins/ディレクトリ以下を[ホームディレクトリ]/.eclipse/org.eclipse.platform_[バージョン]/plugins/以下
にそれぞれ移動もしくはコピーする。バージョン文字列部分については一度Eclipseを起動して設定が保存されるとディレクトリが自動的に作成されるので、それに合わせる。
起動の設定
起動時にこのパッケージのファイルの場所を知らせて起動する必要があるのだが、ドキュメントの(Windows向けの)実行例に書かれているような「-javaagent:plugins/jp.sourceforge.mergedoc.pleiades/pleiades.jar」指定を単純に/usr/lib(64)/eclipse/eclipse.iniに記述してもError opening zip file or JAR manifest missing : plugins/jp.sourceforge.mergedoc.pleiades/pleiades.jar Error occurred during initialization of VM agent library failed to init: instrument
となるだけでEclipseが起動できない。pleiades.jarの絶対パスを
[追記]ファイル名: /usr/lib(64)/eclipse/eclipse.ini
-javaagent:/home/[ユーザ名]/.eclipse/org.eclipse.platform_[バージョン]/plugins/jp.sourceforge.mergedoc.pleiades/pleiades.jar
のように記述することで動作はするが、システム全体で用いられるファイルに一般ユーザのホームの下のファイルを指定する記述をするのも抵抗がある。かと言って/usr/local/eclipseなどの下に展開してその場所を絶対パス指定してもconfig.iniが見つけられずに起動できない(詳しいメッセージは省略)。
そこで、一般ユーザでログインしたときの初期作業ディレクトリがホームディレクトリであることを利用して
[追記]ファイル名: /usr/lib(64)/eclipse/eclipse.ini
-javaagent:.eclipse/org.eclipse.platform_3.4.0_793567567/plugins/jp.sourceforge.mergedoc.pleiades/pleiades.jar
のようにした。「3.4.0_793567567」の部分はディストリやバージョンによって異なる。
この場合、作業ディレクトリがホームディレクトリのときに端末から起動するか、あるいはデスクトップ環境などのメニューから起動する*1ことで正しくファイルが参照でき、起動できるようになる。
もちろん、これを記述すると、ユーザごとに同様に[ホームディレクトリ]/.eclipse/org.eclipse.platform_[バージョン]の下にPleiadesのファイルを配置しておかないと起動ができなくなるので、特に複数のユーザで使用しているシステムの場合は注意が必要。
これで
このように日本語化ができたのだが、「ようこそ」の部分が空白になっているのが気になる。とは言え、実用上大きな問題にはならないと思われる。
使用したバージョン: