試験運用中なLinux備忘録・旧記事

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バージョン4.0系のMozilla Firefoxのタブ関係に関するメモ(Firefox 4.0 Beta 12時点)

Mozilla Firefoxのユーザインターフェースに関するメモ(Firefox 4.0 Beta 12時点)」の続きとして、バージョン4.0系のFirefoxのタブ関係についてを扱う。

タブグループについて

バージョン4.0系からのFirefoxでは、タブは幾つかのまとまり(グループ)をGNU/Linuxのデスクトップ環境におけるワークスペースのように切り替えることができるようになっている。
Ctrl+Shift+Eを押すか右上の隅にある4つの長方形のあるアイコンをクリックするとウィンドウ内の表示内容が切り替わり、現在のタブに表示されているページの縮小画像が並ぶ。
ここで空いている領域を斜めにドラッグすると新しい四角(タブグループの括り)が表示され、その上部にマウスカーソルを移動してクリックするとそのグループのタイトルが入力できる。

その新しい四角の中をダブルクリックすると新しいページが開く。このとき、先程まで開いていたタブ(初期のタブグループ内のタブ)は隠れる。再びタブグループの表示に切り替えて古いタブグループ内の画像をクリック(新しいタブを開く場合はグループ内の空白をダブルクリック)して切り替えると古いタブグループのタブ群のみが表示され、新しいタブグループのタブは隠れる。タブグループ表示時の選択項目の切り替えにはキーボードの矢印キーも使える。
また、タブグループ表示時では、右上の虫眼鏡アイコンのクリック後に検索文字列を入力することでタイトルからの検索(一致項目が明るくなる)ができる他、それぞれのページの縮小画像の右上の×印で個別にタブを閉じたり、タブグループ全体の四角の右上の×印からタブグループ単位でまとめて閉じたり(閉じた後の復元も可能)といった操作も行える。

画像は検索文字列の入力中で、一致したものが明るく表示される
更にページの画像をドラッグ・アンド・ドロップすることでグループを移動することも簡単にできる。すぐに閉じるようなページとじっくり参照したいページのタブが混在するような状況で整理がしやすく、個人的には非常にありがたい機能。

タブのピン留め

タブ上のコンテキストメニューにある「タブをピン留め」を選択すると、タブのタイトルが隠れてアイコンだけになり、タブグループの表示でも線で区切られる。
この状態でFirefoxを終了すると、次回以降、起動時にピン留めされたページが復元される。
ピン留めの解除はタブ上のコンテキストメニューから「タブのピン留めを外す」で行う。
この機能は特定のWebページのタブを日常的に開く用途(Webメールや各種ログなどの参照など)に便利。

ロケーション(アドレス)バーからのタブ切り替え

既に開かれているタブのタイトルの一部をロケーション(アドレス)バーに入れると候補に「タブを表示」と書かれたものが含まれ、これを選択することでタブを切り替えることができるようになっている。
(2011/3/29)Switch to Tab no moreという拡張を入れるとこの機能を無効化できることが分かった。既にどこかのタブで表示されているページを新しくロケーションバーから開きたいときには便利。

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