試験運用中なLinux備忘録・旧記事

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freedesktop.org準拠のデスクトップ環境における幾つかの日本語ディレクトリを端末シェルで扱いやすくする(方法4)

freedesktop.org準拠のデスクトップ環境における幾つかの日本語ディレクトリを端末シェルで扱いやすくする(方法1-方法3)」の続き。

方法4:カスタム設定

個人的には「freedesktop.org準拠のデスクトップ環境における幾つかの日本語ディレクトリを端末シェルで扱いやすくする(方法1-方法3)」の「方法1」だけでも問題はないのだが、ディレクトリ名の先頭が半角英数にできれば補完がしやすくなるのも確かなので、英語ロケールで使用される名前の後ろに日本語の名前を付けて

Desktop#デスクトップ

のような名前にして使用できればよいと考えた(ただ、人によって名前の付け方には好みがあるので、「DT.机上」「Pic_画像」「Music@音楽」「Vid-動画-eos」など、色々な表記の形がありうる)。

ディレクトリの設定ファイルについて

freedesktop.org準拠のデスクトップ環境における幾つかの日本語ディレクトリを端末シェルで扱いやすくする(方法1-方法3)」で挙げている特殊なディレクトリ群の名前は

のファイルに記述されている。日本語ロケールの標準設定では
[引用]ファイル名: ~/.config/user-dirs.dirs もしくは ${XDG_CONFIG_HOME}/user-dirs.dirs より

XDG_DESKTOP_DIR="$HOME/デスクトップ"
XDG_PICTURES_DIR="$HOME/ピクチャ"
XDG_VIDEOS_DIR="$HOME/ビデオ"
XDG_DOWNLOAD_DIR="$HOME/ダウンロード"
XDG_TEMPLATES_DIR="$HOME/テンプレート"
XDG_PUBLICSHARE_DIR="$HOME/公開"
XDG_DOCUMENTS_DIR="$HOME/ドキュメント"
XDG_MUSIC_DIR="$HOME/ミュージック"

となっており、このファイルはxdg-user-dirs-updateというコマンドによって自動生成されている(xdg-user-dirs-gtk-updateを使用している場合も、ディレクトリ名を更新する際に呼び出される)。
このファイルの設定はグラフィカルログイン時の初期段階で読み込まれ、これに基づいてデスクトップなどのディレクトリが選択される。
このファイルを手動で編集することでこれらのディレクトリの場所を変更(初期設定とは別のディレクトリを特殊なディレクトリとして使用)することができる。記述したディレクトリは事前に用意しておき、変更前のディレクトリの内容をそのまま使用したい場合は古い名前の各ディレクトリの中身を新しいディレクトリに入れておく。設定はファイル編集後に一度ログアウトして再ログインすると適用される(変更適用のために何かコマンドを実行したりする必要はない)。

user-dirs.dirsの例

下はホームディレクトリの下の階層の

  • Desktop#デスクトップ
  • Pictures#ピクチャ
  • Videos#ビデオ
  • Downloads#ダウンロード
  • Templates#テンプレート
  • Public#公開
  • Documents#ドキュメント
  • Music#ミュージック

というディレクトリ群を使用するための設定となる。

ファイル名: ~/.config/user-dirs.dirs もしくは ${XDG_CONFIG_HOME}/user-dirs.dirs

XDG_DESKTOP_DIR="$HOME/Desktop#デスクトップ"
XDG_PICTURES_DIR="$HOME/Pictures#ピクチャ"
XDG_VIDEOS_DIR="$HOME/Videos#ビデオ"
XDG_DOWNLOAD_DIR="$HOME/Downloads#ダウンロード"
XDG_TEMPLATES_DIR="$HOME/Templates#テンプレート"
XDG_PUBLICSHARE_DIR="$HOME/Public#公開"
XDG_DOCUMENTS_DIR="$HOME/Documents#ドキュメント"
XDG_MUSIC_DIR="$HOME/Music#ミュージック"

この例では全てのディレクトリがホームディレクトリの下の階層となっているが、絶対パスで別のディレクトリを指定することでホームディレクトリの下以外にあるディレクトリを用いるようにもできる。

(「freedesktop.org準拠のデスクトップ環境における幾つかの日本語ディレクトリを端末シェルで扱いやすくする(方法4の続き)」に続く)

関連記事:

使用したバージョン:

  • xdg-user-dirs-gtk 0.9
  • xdg-user-dirs 0.14