試験運用中なLinux備忘録・旧記事

はてなダイアリーで公開していた2007年5月-2015年3月の記事を保存しています。

Ubuntu 14.04における幾つかのメモ

PPAのパッケージを更新

PPAリポジトリ

で公開しているパッケージは既にUbuntu 14.04向けの更新が完了している。パッケージの内容自体は基本的に前の13.10のときのものと同じで、変更点はrxvt-unicodeのバージョンが上がったのに対応した程度だが、Open JTalkで用いる声データの「hts-voice-mei」パッケージはppa:kakurasan/stableのほうにも用意した。Open JTalk関係の他のパッケージについては、ディストリのパッケージのバージョンが2014年4月時点の最新バージョンになっているため、今回は公開していない。

OS起動時に固まる?

ブートローダからUbuntu 14.04のカーネルとinitrdが選択され、少しした後スプラッシュ画面に切り替わるあたりのタイミングで画面が真っ黒のまま処理が止まってしまう現象が起きたり起きなかったりしている(合計で3・4回は確認)。その状態になるとCtrl+Alt+Deleteによる再起動もCtrl+Alt+F[数字]による端末切り替えもできない。電源を切ってから起動し直すと正常に起動できたが、再起動をするとまたこの現象が発生することがある。
/etc/default/grub

GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT="splash quiet"

のダブルクォート内を空にしてupdate-grubを実行してみたが、今度はカーネルのメッセージが画面に表示された状態で止まることがあったので

#GRUB_TERMINAL=console

の先頭の「#」を消してGRUBのグラフィカル端末を無効にして様子を見ている。この変更の後の数回の起動・再起動では問題が起こっていないように見えるが、これによってうまく回避できているかは何とも言えず、原因もはっきりとは分からない。

Mono 3.2とGtk# 3

Monoのバージョンが2.10系から3.2系へと上がっている。バージョン3.0バージョン3.2のリリースノートなども参照。
Mono/.NETで(C#やBooなどの言語を用いて)GTK+を扱う言語バインディングGtk#はまだ正式バージョンとしてはGTK+ 2向けだが、GTK+ 3を用いたバージョンは開発中で、開発版のバージョン2.99系が公開されている段階。
Ubuntu 14.04からはそのバージョン2.99系が「gtk-sharp3」というパッケージ名で利用可能となっている。
サンプルコードとビルド済みのMono/.NETアセンブリ/usr/share/gtk-sharp3-examples/以下にあり、gtk-demoに相当するデモは/usr/share/gtk-sharp3-examples/GtkDemo/GtkDemo.exeとなる。

Mesa 10.1

Mesaライブラリのバージョンが10.1となり、この一部であるGallium3Dドライバ(自由なソフトウェアのグラフィックドライバのユーザ空間部分/3D処理用)が大きく改善されて、OpenGL 3.3 APIに対応(nv50,nvc0,r600,radeonsiのドライバのみ・ドライバによっては全ての機能はサポートされない)していたり、(ソフトウェアや処理内容によっては)従来のバージョンと比べて動作速度が向上したりしている。Radeon HDの場合は、Ubuntu 14.04時点では特に5xxx系-7xxx系でCatalyst(fglrx)ドライバ比で8割を超える速度に達しているようで、HD 4xxx系でもCatalystと比べると遅い場合が多いものの性能は出るようになってきている
注:「nv50」ドライバはGeForce 8世代からGeForce 300世代,「nvc0」ドライバはGeForce 400世代からGeForce 500世代,「r600」ドライバはRadeon HD 2xxx(R600)世代とRadeon HD 4xxx(R700)世代に加えてRadeon HD 5xxx(Evergreen)世代とRadeon HD 6xxx(Northern Islands)世代・更にTrinity/Richland世代までのAMD APU,「radeonsi」ドライバはRadeon HD 7xxx(Southern Islands)世代以降向けとなっており、ドライバは自動的に選択・使用される。

hddtempによる温度情報がGKrellMで取得できない?

hddtempをインストールしてもGKrellMで温度情報が取得できなかった(センサの設定の「温度」の一覧に出ない)ので

$ sudo dpkg-reconfigure hddtemp

を実行し、「起動時に hddtemp デーモンを開始しますか?」の質問で「はい」を選択することでGKrellMで温度情報が取得できるようになった。

Wineのバージョン

Ubuntu 13.10ではディストリの標準のパッケージとして提供されるWineのバージョンが古い安定版の1.4系だったが、14.04では新しい安定版系統のバージョン1.6.2が利用可能になっている。
また、これまでと同様、PPAリポジトリ「ppa:ubuntu-wine/ppa」を追加すると開発版のバージョン1.7系がパッケージとして簡単にインストールできる。

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