この備忘録について(2014/9/24修正)
概要
GNU/Linuxに関する、主に自分向けに書いた覚え書きです。まとめ記事だけではなく、実験的な作業の記録や、作成/修正をしたコードを貼り付けてあるだけの記事、トラブルの対処メモのようなものもあります。そういったものも、後で役に立つことがあるので載せてあります。トラブル対処メモは、同じ状況にはまった方の問題解決の役に立つこともあります。*1文体について
この「はじめに」を除き、文字数を極力減らす目的で常体を用いています。説明が細かくなってしまい、文字数が多くなってしまうためです。省略し過ぎたり、コマンドの単純な羅列のみになったりすると、後で見たときに分かりにくくなってしまいます。無保証
本ウェブログの内容は全て無保証であり、ここに書かれた情報によって発生したいかなるトラブルにおいても筆者は責任を負わないものとします。更新について
基本的には日記として書いているものではなく、備忘録的な目的で書かれているため、都合により過去の記事を予告なく修正することがあります。追記は必要に応じて随時行い、その際には追記した日付も入れてあります。
リンク・引用など
公開をしているので、本ウェブログに対するリンクは自由です。引用と転載に関しては、クリエイティブ・コモンズ・ライセンス(表示-非営利-継承)のもとで自由に行えます。ただし、記事の中で他の場所から引用・転載されている部分に関しては除きます。また、メールマガジンの内容についても転載はできません。
作成したコード、パッチなどは、コード内にライセンスを記述しているものはそれに従い、そうでないものについては、原則としてGPLv2もしくはそれ以降のバージョンに基づくものとします。
既存のソフトウェアなどのコードを修正して貼り付けたものに関しては、元のコードのライセンスが適用されます。
メールマガジン記事のライセンスについて(2011/7/10)
カテゴリ「メールマガジン」の記事は有料メールマガジンの記事の一部を「お試し版」として掲載したものです。メールマガジンの内容はCCライセンスの適用対象外となりますので、本ウェブログ内に掲載されている部分についても、(メールマガジン本文同様)転載などはご遠慮ください。用途
サーバ用途の内容はそれほど詳しくありませんので、デスクトップ用途での覚え書きが主ですが、サーバ用途で役に立つ情報も含まれています。扱うディストリビューション
RedHat系は初め(Fedoraの1から2の時期まで)使用していましたが、使いこなす前にDebianに移行して以来は使用せず、詳しくもないため、あまり触れることはないと思います。
(2008/11/30)その後2008年10月にMandriva Linuxに移行しているため、ある程度はRedHat系ディストリと共通する内容もあるかとは思いますが、異なる部分が色々とあるという点には注意が必要です。Gentoo Linuxに関しては、今後しばらくの間は扱う予定はありません。
(2010/12/23)2010年11月から暫定的にUbuntuを使用しています。今後はUbuntuかMageia(Mandrivaから派生したコミュニティによるディストリ)あたりを使っていくことになると思いますが、実際に使用するディストリはこれらのディストリの今後の内容次第となりそうです。
試験運用中
最初、仮に付けていたタイトルではありましたが、今後もこのタイトルを正式なものとして使用します(実際、まだ試験運用中)。初投稿時の記事(2007/5/30)
以下は2007/5/30に書いた記事です。タイトル: テストも兼ねて
前々からLinuxに間する備忘録的なものをDocBook(昔はSGML、最近はXML)を使用して自分向けに書いていたのだが、ドキュメントとしてまとめても、短い内に情報が古くなってしまうことがあったり、内容が、わざわざ体裁を整えてまとめるほどのことでなく、ちょっと書き留めておきたかったりするだけのようなことも結構あったりしたので、「日記」というものには(特に、他人の日常に関して)興味がないのだが、未経験のウェブログという形式で試験的に書いていってみようと思う。
「公開」することに関しては、周りから見て「取るに足らない」と思われるようなレベルのことを書いてしまったり間違ったことを書いてしまったりしないかが気になってしまうので、しばらく非公開で書いていくつもり。気にならなくなったらいずれ公開する予定。
半年間書き続けてきた現在でもレベル的な部分にはまだまだ自信がないのですが、低めとされるレベルのことであっても、他のサイトに解説がないものなどは積極的に記事にする方針です。
(2008/11/30)「自信をつける」というのをこの備忘録を書く目的の内の1つとして、1年半色々なことを書き続けてきましたが、このような結果が出てしまう状態なので、この意味では失敗と言えるかもしれません。しかし、だからといって今後更新をしなくなるというような予定はありません。
(2014/9/24)2010年からのエゴグラムの結果もここに書いていましたが、プロフィールのページに移動しました。
表記に関して(2014/9/24修正)
変数
「${WINEPREFIX}」は、Wineの設定や仮想ドライブなどを保存するディレクトリを指す環境変数の値で、既定値(未指定時の値)はホームディレクトリ直下の.wineというディレクトリです。同様に、「${」と「}」で囲まれた文字列は、その名前の変数(シェル変数や環境変数)の値という意味で表記しています。
変数以外には、「[ユーザ名]」や「[ホームディレクトリ]」のような表記をしている部分があり、実際には角括弧内内容が示す文字列が入ります。
端末での操作と出力
$ ls
とは、コマンドライン端末(GNOME端末など)を起動して、一般ユーザでlsというコマンドを打ってEnterを押すことを示します。先頭の「$」は、コマンド入力待ち状態であることを示します。ただし、一般ユーザ権限での実行です。
# make install
のように、先頭に「#」が付いている場合は管理者(root)権限でコマンドを実行することを示しますが、多くの操作は、許可したユーザやグループに対して一時的に管理者権限でのコマンド実行を行うことのできるsudoを使用して
$ sudo make install
のように表記している場合が多いです。
(2008/11/30)上の「$」や「#」の入力待ち文字列はプロンプトと呼びますが、記事内では、このプロンプトのあるコマンド行の後ろに、実行したときの出力結果を付けて書いている場合があります。
$ uname -r 2.6.27.5-desktop-2mnb
これは、(一般ユーザ権限の端末のシェル上で)プロンプトが出ているときに「uname -r」と入力してEnterで実行したら「2.6.27.5-desktop-2mnb」と表示されたことを示しています。
ファイルの内容
編集するファイルの内容を貼り付けることがあります。その際にファイル名: ~/.dmrc
[Desktop] Session=xfce
このような形で場所とファイル名を示すことがあります。
場所に関して
パス名で書くケース(例: ~/.bashrc)もあれば、保存するファイル名(例: test.bz2.b64)だけを書くケースもあり、前者はその場所が明確に決まっている場合、後者は主に新規作成・保存する場合で、どのディレクトリに保存してもよい場合です。パス名はファイルやディレクトリのある場所を示す文字列で、この備忘録でファイルの内容を貼り付けるときには、最上位ディレクトリの「/」からたどる道筋の形「絶対パス」を基本として記述していますが、ホームディレクトリは「~」で示しています。${WINEPREFIX}は、上で説明したWineの設定などのディレクトリを示します。
貼り付けた内容に関して
ファイルの内容全体をこれで置き換えるのか、追記をするのか、あるいは該当個所の書き換えになるのかは、その記事ごとに異なります。個別に、どのような編集のしかたをするかは極力書いてはいますが、分かりにくい部分もあるかもしれません。例えば、
ファイル名: ${WINEPREFIX}/user.reg
[Software\\Wine\\X11 Driver] "InputStyle"="root"
と記事に書かれている場合、このファイルの中に「[Software\\Wine\\X11 Driver]」というセクションがなければその部分をそのまま追加して、すでに
[Software\\Wine\\X11 Driver] 123456789 "ClientSideAntiAliasWithCore"="Y" "ClientSideAntiAliasWithRender"="Y" "ClientSideWithRender"="Y" "DXGrab"="Y"
のように該当セクションが存在する場合は、
[Software\\Wine\\X11 Driver] 123456789 "ClientSideAntiAliasWithCore"="Y" "ClientSideAntiAliasWithRender"="Y" "ClientSideWithRender"="Y" "DXGrab"="Y" "InputStyle"="root"
のように、その中に追加(もしくは既存の値を修正)する形になります。
注:例として上のファイル${WINEPREFIX}/user.regを挙げましたが、このファイルは実際には手動で編集するべきではなく、レジストリ エディタ(regedit)を使用して編集するのが望ましいです。
引用など、左に特別な記述のあるもの
「[引用]ファイル名:」と書かれているものは別の場所からの引用で、「[任意]ファイル名:」と書かれているのは、特に保存ファイル名は指定しない(自由)という意味です。「[一部]ファイル名:」と書いてあるものについては、続く内容がファイルの一部であることを示します。「base64」と書かれているものは、非テキストデータをBase64という方式でテキストに変換したものを貼り付けてあり、元の状態に戻すには、Base64デコードという作業が必要です(具体的な作業に関しては関連記事を参照)。
ファイルの差分/パッチについて
diffコマンドが「unified」という見やすい形式で出力したもので、タイムスタンプ部分は省略しています。差分の読み方は下にまとめてあります。