試験運用中なLinux備忘録・旧記事

はてなダイアリーで公開していた2007年5月-2015年3月の記事を保存しています。

2009-05-01から1ヶ月間の記事一覧

バージョン2.5以上のPythonでハッシュ計算のモジュールをhashlibへ移行する

Mandriva Linuxの2009.1ではPythonのバージョンが2.5系から2.6系に上がったのだが、「PythonでファイルサイズとMD5/SHA-1ダイジェストの計算結果を整形して出力」のスクリプトを実行したときに [スクリプトの場所]:6: DeprecationWarning: the md5 module is…

PulseAudio上のオーディオをWAVE保存するツールをGTK+のGUIアプリケーションに

「PulseAudio上の音声をWAVE保存するためのコードをVala言語で作成(仮)」と「PulseAudio上のオーディオをWAVE保存するツールの続き(詳細なオーディオ形式の指定とエラーメッセージの処理についてのメモ)」を踏まえた上でGTK+を用いて各種パラメータ指定をGUI…

PulseAudio上のオーディオをWAVE保存するツールの続き(詳細なオーディオ形式の指定とエラーメッセージの処理についてのメモ)

「PulseAudio上の音声をWAVE保存するためのコードをVala言語で作成(仮)」でとりあえずPulseAudio上のオーディオ(ストリーム)をWAVE形式で保存できるところまで作成したツールをその後改良して サンプルレートなどの詳細オーディオ形式を変更可能にする ファ…

Mandriva LinuxのHydrogenのドラムキットパッケージを20080907版に更新

Hydrogenドラムマシンの(公式配布の)追加ドラムキットパッケージは時間とともに少しずつ追加されてきているのだが、Mandriva Linuxの2009.1の時点ではSourceForge.netの追加ドラムキット一覧にあるものの内、幾つかが抜けている。 そこで、その分を追加したR…

Qt 4.5でGTK+ 2のGUIスタイルが使用できることに気付く

Mandriva Linuxのバージョンを2009.1にしてしばらく経過して何気なくQt4のqtconfigを実行したところ、GUIスタイル(外観テーマ)に「GTK+」というものがあるのに気が付いた。 これを選択すると、Qt4上でGTK+のエンジンを利用することができる。GTK+を使用した…

Vala言語におけるユーザ定義例外について

「Pythonの例外とその処理に関する覚え書き(ユーザ定義の例外など)でPythonによるユーザ定義例外の例を作成したが、これと同じことをVala言語で書いてみた。 メモ 例外の定義 下のような形式でエラードメインというものを定義する。 errordomain FooBarError…

GLibのメッセージ記録システムを使用する

GTK+のアプリケーションなどで ** (appname:1234): WARNING **: foo ** (appname:5678): CRITICAL **: barのようなメッセージが端末に出るのを見ることがあるのだが、これはGLibのメッセージ記録システムを利用している。 メッセージ出力部 重要度によって g…

連結リストへのデータ追加にかかる方向/時間のテストをVala言語に移植

「GLibで連結リスト(リスト構造)にデータを追加する方向とその時間について」のテストをVala言語に移植してみた。 言語的にはC#言語に近いので「リストへのデータ追加にかかる方向/時間のテストをC#言語に移植」のコードに近いものの、実際にはC言語のGLib…

PulseAudio上の音声をWAVE保存するためのコードをVala言語で作成(仮)

以前「PulseAudio上の録音に関する覚え書き(WAVE形式での保存)」でPulseAudio上の音声データをGStreamerプラグイン経由でWAVE形式で保存する作業を扱ったのだが、Vala言語のGStreamerの例を何気なく見ていたら、GStreamerを使用したオーディオ処理はかなりシ…

リストへのデータ追加にかかる方向/時間のテストをC#言語に移植

「GLibで連結リスト(リスト構造)にデータを追加する方向とその時間について」のテストをC#言語に移植してMono上で実行してみた。 メモ GLibのGTimerに相当する機能*1はC#ではSystem.Diagnostics.Stopwatchオブジェクトとなり、使い方も似ているが、経過時…

GLibで連結リスト(リスト構造)にデータを追加する方向とその時間について

先頭からデータを逆順に追加すると処理が少ない? GTK+をはじめとして広く利用されているライブラリのGLibにはリスト構造(自己参照構造体)のデータ型が標準で用意されていて 単方向(手前の要素をたどれない): GSList 双方向(手前にも後ろにもたどれる): GList…

透過的な圧縮機能を提供し複数の圧縮方式に対応したFuseCompressについて(使い方・注意点・圧縮の対象について)

「透過的な圧縮機能を提供し複数の圧縮方式に対応したFuseCompressについて(概要とディストリのパッケージ)」の続き。 使い方 マウントオプションにfc_c:[圧縮方式]を付けて圧縮ファイルの保存ディレクトリとマウントポイントを指定する。既定の方式はzlib。…

透過的な圧縮機能を提供し複数の圧縮方式に対応したFuseCompressについて(概要とディストリのパッケージ)

以前「高速で透過的な圧縮機能を提供するLZOlayerFS」でLZOlayerFSについてを扱ったが、これと同様、マウントポイントのディレクトリ以下に書き込んだファイルが別のディレクトリに圧縮された形で保存される方式の透過的な圧縮機能を提供するFuseCompress(gi…

autoconfで機能の有効/無効を設定するオプションを付けるための記述に関する覚え書き(configureスクリプトの出力例)

「autoconfで機能の有効/無効を設定するオプションを付けるための記述に関する覚え書き(メモとコード例)」での記述がユーザの環境やオプション指定によってどのように処理されるのかの参考として、(生成された)configureスクリプトの実行結果を貼り付けるこ…

autoconfで機能の有効/無効を設定するオプションを付けるための記述に関する覚え書き(メモとコード例)

「cpufreqdのプロファイル手動切り替え/モード切り替え用システムトレイツールをC言語のGTK+で作り直し」で作成したcpufreqd-iconのビルドシステムにおいてconfigureスクリプトから --enable-debugオプションでデバッグ向けにビルド --enable-libnotifyオプ…

cpufreqdのプロファイル手動切り替え/モード切り替え用システムトレイツールをC言語のGTK+で作り直し

以前「cpufreqdの手動プロファイル変更ツールをシステムトレイ常駐型に」でPyGTKを使用してcpufreqd-manual-systrayというシステムトレイツールを作成していたのだが、これはcpufreqdに付属しているcpufreqd-getとcpufreqd-setというコマンドを利用するもの…

GKrellMプラグイン(volumeのALSA対応とcpufreq)、rxvt-unicode(256色対応と一部オプション変更)、unzip(CP932対応)、Tao Frameworkのパッケージを2009.1向けに再作成

今回 「Mandriva Linux 2009.0のGKrellMプラグインのパッケージの不満点とその対処(volumeプラグインのALSA対応とcpufreqプラグインの追加)」で扱ったGKrellMプラグイン 「rxvt-unicodeの覚え書き(概要とconfigureオプション、256色対応など)」で扱ったrxvt-…

Mandriva Linux 2009.1上の一部パッケージに関する覚え書き

(2015/1/7)一部の記述やリンクを修正した。 wxGTK 2.6がない Adobe ReaderとFlash Sun VirtualBoxの公式版RPMパッケージがx86_64でも利用可能に wxGTK 2.6がないXara Xtreme(xaralx)などのアプリケーションが依然として要求しているwxGTKのバージョン2.6系が…

Mandriva Linux 2009.1でGNU screenのRPMパッケージが再ビルドできない件とその対処(後半)

「Mandriva Linux 2009.1でGNU screenのRPMパッケージが再ビルドできない件とその対処(前半)」の続き。 C言語のprintf()関数のフォーマット引数に関する実験 ソースへの修正 C言語のprintf()関数のフォーマット引数に関する実験まずはソースを用意。 ファイ…

Mandriva Linux 2009.1でGNU screenのRPMパッケージが再ビルドできない件とその対処(前半)

Mandriva Linuxのバージョン2009.0のときに自前で修正もしくは作成したパッケージの内の幾つかを再ビルドしている中で、256色モードサポートなどの目的で修正したGNU screenのパッケージが2009.1上でビルドできなかった。 パッチ適用時のズレ許容度(曖昧度合…

VMware製品のカーネルモジュールがLinux 2.6.29に対してビルドできない件とその対処

Mandriva Linux 2009.1にした後VMware Playerをインストールしたときにモジュールのビルドに失敗しているのに気づいた。*1 Using 2.6.x kernel build system. make: ディレクトリ `/tmp/vmware-root/modules/vmmon-only' に入ります make -C /lib/modules/2.…

Mandriva Linux 2009.1での一部キーの割り当てがおかしい件とその対処

Mandriva Linuxのバージョンが2009.1になったので上げてみたのだが、Xサーバがハードウェア抽象化レイヤ(HAL:Hardware Abstraction Layer)の情報を利用するようになった関係で日本語キーボードに関する設定の扱いが変わり、一部のキーの割り当てがおかしくな…