試験運用中なLinux備忘録・旧記事

はてなダイアリーで公開していた2007年5月-2015年3月の記事を保存しています。

GNOME

ドキュメントビューアEvinceにおける日本語PDFファイルの文字化けと.fonts.confについてのメモ(2011年12月時点)

(今更かもしれないが)最近、ドキュメントビューアのEvinceで日本語を含んだ埋め込みフォントなしのPDFファイルを開いたときに文字が豆腐(四角)になっているのを見つけた。 調べてみると、fontconfigの設定(/etc/fonts/conf.d/以下のファイル群や[ホームディ…

GTK+テーマの見栄え確認ツールThe Widget Factoryについて(2011年8月時点)

概要 GTK+ 2版 GTK+ 3版 使い方 関連:LXAppearance(LXDEのテーマ設定ツール) 概要The Widget Factoryは、1つのウィンドウ内に色々なGUI部品を表示してテーマの見栄えを確認するためのツール。gnome-look.orgなどのテーマ配布サイトのスクリーンショットでも…

GTK+ 2を使用したデスクトップ環境などにおけるGTK+ 3のテーマ設定について(2011年6月時点)

GNOME 3の登場とともにバージョン3系のGTK+も公開され、GNOME 3を用いたディストリはもちろん、GNOME 2のコンポーネントを用いているUbuntu 11.04でも標準でディストリのパッケージとしてGTK+ 3(パッケージ名「libgtk-3-0」)をインストールすることができる…

UbuntuにおけるCDEmuと最新のグラフィックドライバのインストールについて(Ubuntu 10.10時点)

CDEmu Ubuntu 10.10時点では、Ubuntu公式のパッケージにはCDEmu(関連記事)は含まれていないが、開発者によるPPAリポジトリを追加することでディストリのパッケージとしてSynapticやapt-getコマンドなどで簡単にインストールすることができる。 リポジトリは…

ユーザとグループをGUIで管理するディストリ非依存なツールについて

ディストリによってはシステムのユーザやグループを設定するための独自なGUIツールが用意されていることがあるが、ここではGNOME System Tools(GST)という管理ツール群(Debian/Ubuntu/Mandriva/Gentooでは「gnome-system-tools」パッケージ)に含まれるusers-…

GDM使用時にlibnotifyのnotify-sendがcronから動作しない件とその対処(バージョン2.30系時点)

以前はGDMからグラフィカルログインしたときにも環境変数DISPLAYの指定のみでcronからlibnotifyのnotify-sendコマンドによる通知が行えていたのだが、その後のバージョン(2.30系時点)ではうまく通知が表示されず、X Window System上で動作する他のGUIプログ…

Mandriva Linux 2010.1上のGTK+ 2のファイル選択ダイアログを開くのに初回だけ時間がかかることがある件についてとその対処

タイトルの通り、Mandriva Linux 2010.1のGUI環境上でGTK+ 2のファイル選択ダイアログを開こうとすると、初回だけ開くのに時間がかかるという現象が起き、その際には端末に ([プログラム名]:xxxxx): GVFS-RemoteVolumeMonitor-WARNING **: invoking IsSuppor…

GNU/Linux上のFirefoxのユーザインターフェースをできるだけ軽くする

GNU/Linux向けのFirefoxはGTK+ 2を使用し、既定のテーマでもこの外観が使用される GNU/Linux上のFirefoxは(バージョン3/3.5系の時点では)ユーザインターフェースにGTK+ 2を用いていて、既定のテーマ「Default」もこのGTK+ 2の外観を用いている。 つまり、GTK…

GtkPerfについてと幾つかのGTK+ 2エンジンの速度比較

GTK+ 2のGUI部品に関する処理速度を計測し、色々な条件で比較するのに役立つGtkPerf(gtkperf.sourceforge.net)というツールがある。 異なるGTK+エンジンによってどの程度動作の重さ/軽さに影響するかを調べるのに使える他、GTK+やXのバージョンが変わったと…

幾つかのテキストエディタにおけるエンコーディングの扱いについて

ここでは幾つかのテキストエディタ*1におけるエンコーディング*2の扱いについてを扱う。 gedit(GNOME) geditではファイルを開くときと保存するときにエンコーディングが選択できる。開くときには自動検出と手動指定の両方が可能。 利用可能なエンコーディン…

GNU/Linuxにおける基本的なアクセス権について(属性の設定手順と初期値について)

「GNU/Linuxにおける基本的なアクセス権について(対象/属性/表記など)」の続き。 アクセス権の設定 GUIファイルマネージャ Nautilus(GNOME)やThunar(Xfce4)、Dolphin(KDE)、PCMan File Manager(LXDE)*1などのGUIファイルマネージャではファイルやディレクト…

Qt 4.5でGTK+ 2のGUIスタイルが使用できることに気付く

Mandriva Linuxのバージョンを2009.1にしてしばらく経過して何気なくQt4のqtconfigを実行したところ、GUIスタイル(外観テーマ)に「GTK+」というものがあるのに気が付いた。 これを選択すると、Qt4上でGTK+のエンジンを利用することができる。GTK+を使用した…

recordMyDesktopの追加メモ(2009/4/21現在)

recordMyDesktopを使い続けてきて新たに分かったこと・まとめておきたいことをここに書き留めておくことにする。 キャプチャ領域のサイズと位置をGUIから決めたい場合 キャプチャ位置のずれと微調整 OpenGLを使用したアプリケーションのキャプチャについて …

.exeファイル(Windows用とMono/.NET用)の識別と関連付けについて

NautilusなどのGUIファイルマネージャやbinfmt_misc(関連記事)ではファイルの種類に応じてそれを開いたときに、関連付けられたアプリケーションに引数としてそのファイルを渡すことができる。しかし、.exeファイルの場合 Wine上で動作するWindows向けの実行…

システムトレイアイコンの並び方向に関する覚え書き(2009/2/10現在)

「PyGTKでシステムトレイのアイコンの隣にポップアップウィンドウを作成する(前半)」で、手元のGNOMEのパネルでは画面左右にパネルを配置したときなど、アイコンが縦並びのときにも並び方向情報が正常に取得できていたのだが、Fluxbox上ではそうならないとの…

fileコマンドの出力をZenityでグラフィカルに表示する

多くのファイルの種類では種類ごとに固有の「マジック」と呼ばれる文字列がファイルの先頭に含まれていて、これを利用してファイルの種類を識別し、更に種類ごとに追加の情報を取得して表示するfileというコマンドがあるのだが、これを端末から使う代わりにG…

RPM/Debパッケージの中身にアクセスする

RPMやDebパッケージはシステムへインストールするパッケージファイルだが、その中にあるファイルの一覧を見たり個別のファイルを取り出したりしたいこともある。 RPMパッケージ GUIで取り出す場合 GNOMEのFile RollerでRPMファイルを開くと、通常の書庫ファ…

デスクトップ環境のファイルマネージャにおける未登録なファイルタイプの登録とアプリケーションの関連付けについて

未知の種類と関連付け ファイル種類について 多くの一般的なファイルの「種類」は、shared-mime-infoが提供する(freedesktop.orgによる)データベースによってサポートされていて、GUIファイルマネージャなどから、その種類が認識されていると分かる。しかし…

ddコマンドで/dev/zeroからファイルを作成する作業をGUIで実行

ファイルとしての形を持ったスワップや、仮想マシンのraw形式の仮想ハードディスクイメージ*1を作成するときなど、ファイルのサイズだけを確保するのに、ddコマンドを使用して $ dd if=/dev/zero of=[出力ファイル] bs=[ブロックサイズ] count=[ブロック数]…

CDEmuについての覚え書き(デーモンの各モードごとの細かい使い方)

「CDEmuについての覚え書き(概要、カスタムカーネル使用時のビルド設定、ユーザの大まかな操作)」の続き。 デーモン(cdemud)の動作モードに関して (/etc/init.d/以下のスクリプトを使用せず)セッション・バス*1を使用した場合、ユーザごとにデーモンを起動で…

CDEmuについての覚え書き(概要、カスタムカーネル使用時のビルド設定、ユーザの大まかな操作)

ここでは、仮想CD/DVD(ROM)ドライブを提供するCDEmuパッケージ・スイートの概要とカーネルビルド時の設定、簡単な使い方を扱う。 概要 CDやDVDのディスクをイメージ(ファイル)化したものを、GNU/Linux上で仮想SCSIドライブ上のディスクと見せかけてマウント…

GUIファイルマネージャから選択したファイルを分割する

「GUIファイルマネージャから選択した複数のファイルを結合する」の逆で、Thunar(Xfce4)やNautilus(GNOME・Nautilus-actions使用)で、選択したファイルを複数に分割するスクリプトとそのアクション設定を扱う。 今回作成したスクリプトでは、分割後のファイ…

lsofとGLSOFについて

lsofについて GLSOF lsofについてlsofは、プロセスが使用しているファイルやTCP/IPの特定のポート番号を使用したプロセスを調べることができる。 実行するのに管理者権限が必要な場合があり、ビルド時の設定(HASSECURITYやHASNOSOCKSECURITY)による。手元のG…

GUIファイルマネージャから選択した複数のファイルを結合する

Thunar(Xfce4)やNautilus(GNOME・Nautilus-actions使用)で複数のファイルをGUIで結合するためのスクリプトと、そのアクション設定をここで扱う。 (2008/9/2)逆に、分割を行うスクリプトとアクション設定は「GUIファイルマネージャから選択したファイルを分割…

GTK+ 2のAuroraエンジンについて

GTK+ 2のAuroraというテーマエンジンが http://www.gnome-look.org/content/show.php/Aurora+Gtk+Engine?content=56438 にあるのだが、これはKDE4の既定となっている「Oxygen」の色スキーム(配色テーマ)やスタイルと比較的マッチしている気がする*1。単体で…

KDE4上のGTK+ 2の設定について

(2010/1/10)システム設定のGTK+スタイル設定用モジュール(Mandrivaでは「systemsettings-qt-gtk」、Debian*1では「system-config-gtk-kde」)パッケージがあればシステム設定の「一般」タブ「外観」の「GTK Styles and Fonts」でGTK+ 2のテーマはGUIから設定…

x86_64のmultilib環境におけるGTK+ 2のテーマについて

multilib環境 x86_64に限ったものではないのだが、multilib環境とは、同一のライブラリが(x86_64用とx86_32用のように)、同一CPUで動作する複数のCPUアーキテクチャ向けに存在する環境のことで、「multilib」自体は、32/64bit向けのライブラリを共存させる仕…

GTK+ 2のテーマのインストールについて

テーマの種類 GTK+ 2の見栄えを変更するテーマには、大きく分けて 独自のエンジンによるテーマ 既存のエンジンに基づいたテーマ pixmapによるテーマ の3種類がある。 エンジンは、GTK+ 2のユーザインターフェースのスタイルを変更するプラグインのようなもの…

kde-look.orgやkde-apps.orgの姉妹サイト色々

色々なテーマ(ユーザインターフェースの外観やアイコン、壁紙など)を配布しているkde-look.orgや、アプリケーションを紹介・配布しているkde-apps.orgは随分前からあり、その後GNOME版やXfce版が出てきたところまでは分かっていたが、その後色々なバリエーシ…

ディスク使用状況を調べて表示するツール

ディスクの使用状況は、コマンドでは duでディレクトリ以下のディスク使用量を調べる(-hオプションを付けると読みやすくなる) dfでマウントされたファイルシステムごとの...(-hTの2つのオプションを付けると読みやすくなり、更にファイルシステムの種類も表…