試験運用中なLinux備忘録・旧記事

はてなダイアリーで公開していた2007年5月-2015年3月の記事を保存しています。

Xfce4

デスクトップ環境Xfce4とLXDEの現状と今後についてのメモ(2014年5月末時点)

Xfce4 (2015/3/15)Xfce 4.12は2015年2月末にようやく正式版が公開された。GTK+はバージョン2系を使用するが、一部のソフトウェアはGTK+ 3に対応している。新しい安定版であるバージョン4.12の公開に向けた開発版系統となる4.11系のバージョンのパッケージな…

GTK+テーマの見栄え確認ツールThe Widget Factoryについて(2011年8月時点)

概要 GTK+ 2版 GTK+ 3版 使い方 関連:LXAppearance(LXDEのテーマ設定ツール) 概要The Widget Factoryは、1つのウィンドウ内に色々なGUI部品を表示してテーマの見栄えを確認するためのツール。gnome-look.orgなどのテーマ配布サイトのスクリーンショットでも…

GTK+ 2を使用したデスクトップ環境などにおけるGTK+ 3のテーマ設定について(2011年6月時点)

GNOME 3の登場とともにバージョン3系のGTK+も公開され、GNOME 3を用いたディストリはもちろん、GNOME 2のコンポーネントを用いているUbuntu 11.04でも標準でディストリのパッケージとしてGTK+ 3(パッケージ名「libgtk-3-0」)をインストールすることができる…

UbuntuにおけるCDEmuと最新のグラフィックドライバのインストールについて(Ubuntu 10.10時点)

CDEmu Ubuntu 10.10時点では、Ubuntu公式のパッケージにはCDEmu(関連記事)は含まれていないが、開発者によるPPAリポジトリを追加することでディストリのパッケージとしてSynapticやapt-getコマンドなどで簡単にインストールすることができる。 リポジトリは…

Mandriva Linux 2010.1上のGTK+ 2のファイル選択ダイアログを開くのに初回だけ時間がかかることがある件についてとその対処

タイトルの通り、Mandriva Linux 2010.1のGUI環境上でGTK+ 2のファイル選択ダイアログを開こうとすると、初回だけ開くのに時間がかかるという現象が起き、その際には端末に ([プログラム名]:xxxxx): GVFS-RemoteVolumeMonitor-WARNING **: invoking IsSuppor…

GNU/Linux上のFirefoxのユーザインターフェースをできるだけ軽くする

GNU/Linux向けのFirefoxはGTK+ 2を使用し、既定のテーマでもこの外観が使用される GNU/Linux上のFirefoxは(バージョン3/3.5系の時点では)ユーザインターフェースにGTK+ 2を用いていて、既定のテーマ「Default」もこのGTK+ 2の外観を用いている。 つまり、GTK…

GtkPerfについてと幾つかのGTK+ 2エンジンの速度比較

GTK+ 2のGUI部品に関する処理速度を計測し、色々な条件で比較するのに役立つGtkPerf(gtkperf.sourceforge.net)というツールがある。 異なるGTK+エンジンによってどの程度動作の重さ/軽さに影響するかを調べるのに使える他、GTK+やXのバージョンが変わったと…

幾つかのテキストエディタにおけるエンコーディングの扱いについて

ここでは幾つかのテキストエディタ*1におけるエンコーディング*2の扱いについてを扱う。 gedit(GNOME) geditではファイルを開くときと保存するときにエンコーディングが選択できる。開くときには自動検出と手動指定の両方が可能。 利用可能なエンコーディン…

GNU/Linuxにおける基本的なアクセス権について(属性の設定手順と初期値について)

「GNU/Linuxにおける基本的なアクセス権について(対象/属性/表記など)」の続き。 アクセス権の設定 GUIファイルマネージャ Nautilus(GNOME)やThunar(Xfce4)、Dolphin(KDE)、PCMan File Manager(LXDE)*1などのGUIファイルマネージャではファイルやディレクト…

Qt 4.5でGTK+ 2のGUIスタイルが使用できることに気付く

Mandriva Linuxのバージョンを2009.1にしてしばらく経過して何気なくQt4のqtconfigを実行したところ、GUIスタイル(外観テーマ)に「GTK+」というものがあるのに気が付いた。 これを選択すると、Qt4上でGTK+のエンジンを利用することができる。GTK+を使用した…

システムトレイアイコンの並び方向に関する覚え書き(2009/2/10現在)

「PyGTKでシステムトレイのアイコンの隣にポップアップウィンドウを作成する(前半)」で、手元のGNOMEのパネルでは画面左右にパネルを配置したときなど、アイコンが縦並びのときにも並び方向情報が正常に取得できていたのだが、Fluxbox上ではそうならないとの…

fileコマンドの出力をZenityでグラフィカルに表示する

多くのファイルの種類では種類ごとに固有の「マジック」と呼ばれる文字列がファイルの先頭に含まれていて、これを利用してファイルの種類を識別し、更に種類ごとに追加の情報を取得して表示するfileというコマンドがあるのだが、これを端末から使う代わりにG…

デスクトップ環境のファイルマネージャにおける未登録なファイルタイプの登録とアプリケーションの関連付けについて

未知の種類と関連付け ファイル種類について 多くの一般的なファイルの「種類」は、shared-mime-infoが提供する(freedesktop.orgによる)データベースによってサポートされていて、GUIファイルマネージャなどから、その種類が認識されていると分かる。しかし…

CDEmuについての覚え書き(概要、カスタムカーネル使用時のビルド設定、ユーザの大まかな操作)

ここでは、仮想CD/DVD(ROM)ドライブを提供するCDEmuパッケージ・スイートの概要とカーネルビルド時の設定、簡単な使い方を扱う。 概要 CDやDVDのディスクをイメージ(ファイル)化したものを、GNU/Linux上で仮想SCSIドライブ上のディスクと見せかけてマウント…

GUIファイルマネージャから選択したファイルを分割する

「GUIファイルマネージャから選択した複数のファイルを結合する」の逆で、Thunar(Xfce4)やNautilus(GNOME・Nautilus-actions使用)で、選択したファイルを複数に分割するスクリプトとそのアクション設定を扱う。 今回作成したスクリプトでは、分割後のファイ…

GUIファイルマネージャから選択した複数のファイルを結合する

Thunar(Xfce4)やNautilus(GNOME・Nautilus-actions使用)で複数のファイルをGUIで結合するためのスクリプトと、そのアクション設定をここで扱う。 (2008/9/2)逆に、分割を行うスクリプトとアクション設定は「GUIファイルマネージャから選択したファイルを分割…

GTK+ 2のAuroraエンジンについて

GTK+ 2のAuroraというテーマエンジンが http://www.gnome-look.org/content/show.php/Aurora+Gtk+Engine?content=56438 にあるのだが、これはKDE4の既定となっている「Oxygen」の色スキーム(配色テーマ)やスタイルと比較的マッチしている気がする*1。単体で…

KDE4上のGTK+ 2の設定について

(2010/1/10)システム設定のGTK+スタイル設定用モジュール(Mandrivaでは「systemsettings-qt-gtk」、Debian*1では「system-config-gtk-kde」)パッケージがあればシステム設定の「一般」タブ「外観」の「GTK Styles and Fonts」でGTK+ 2のテーマはGUIから設定…

x86_64のmultilib環境におけるGTK+ 2のテーマについて

multilib環境 x86_64に限ったものではないのだが、multilib環境とは、同一のライブラリが(x86_64用とx86_32用のように)、同一CPUで動作する複数のCPUアーキテクチャ向けに存在する環境のことで、「multilib」自体は、32/64bit向けのライブラリを共存させる仕…

GTK+ 2のテーマのインストールについて

テーマの種類 GTK+ 2の見栄えを変更するテーマには、大きく分けて 独自のエンジンによるテーマ 既存のエンジンに基づいたテーマ pixmapによるテーマ の3種類がある。 エンジンは、GTK+ 2のユーザインターフェースのスタイルを変更するプラグインのようなもの…

kde-look.orgやkde-apps.orgの姉妹サイト色々

色々なテーマ(ユーザインターフェースの外観やアイコン、壁紙など)を配布しているkde-look.orgや、アプリケーションを紹介・配布しているkde-apps.orgは随分前からあり、その後GNOME版やXfce版が出てきたところまでは分かっていたが、その後色々なバリエーシ…

GNU/Linux上でユーザやグループごとのアクセス権を設定する機能を使用するための覚え書き

(NT系)Windowsでは、ファイルやディレクトリに関するアクセス権を、ユーザやグループごとに設定できる。 GNU/Linuxでは、カーネルのバージョン2.6からこの機能が導入された。名前はWindowsと同じくACL(Access Control List/アクセス制御リスト)といい、POSIX…

メール着信を自動的にチェックして知らせてくれる「Mail Notification」

Mail Notificationを使用することで、メールの着信を自動的にバルーン表示で知らせてくれる。本家のページにスクリーンショットがあるので参考になる。 対応するメールボックスの種類が豊富で、POP3はもちろんのこと、Gmailにも対応していて、ローカル/リモ…

Screenletsの覚え書き

Screenletsは、Compiz Fusion向け*1のデスクトップウィジェットアプリケーション。SVG画像を使用した時計や天気、カレンダーなどのウィジェットをデスクトップ上に置くことができる。 バージョン0.0.10が起動できない問題に対処 Gentoo Linuxの「xeffects」O…

ThunarのアクションでFLACファイルのタグ情報と内蔵Cuesheetをインポート/エクスポートなど

metaflacコマンドの --import-tags-from=file --export-tags-to=file --import-cuesheet-from=file --export-cuesheet-to=file オプションを使用して、読み込んでの表示と、ファイルへの書き出し/ファイルからの読み込みをThunarファイルマネージャのコンテ…

Xfce4のBalouエンジン用スプラッシュテーマを試作

比較的簡単に作れそうということもあり、試しにテーマを作ってみた(文字やねずみを利用しているため、手抜きではある)。設定画面での縮小画像は下のような感じ。 画像は、ファイルサイズの都合により、Inkscapeの(編集可能な)SVG形式のみを入れてある。この…

Xfce4のスプラッシュ画面をカスタマイズする

Xfce4にログインするとき、進行状況を表示するスプラッシュ画面が出るのだが、その設定方法についてまとめてみる。 設定場所 Xfce設定マネージャー(xfce-setting-showコマンドでも出る)の中から「起動画面」を開く。 起動画面エンジンについて 「起動画面」…

ファイルマネージャThunarのコンテキストメニューのアクションを作る

Xfce 4.4から採用されたファイルマネージャThunarでは、右クリックメニューから行う動作を簡単に作成でき、使い方によっては非常に便利。 用途 「開く」操作に関しては、基本的に、種類ごとにアプリケーションで開くための右クリックメニュー項目が出てくる…

シェルから直接Windowsアプリケーションを起動できる「binfmt_misc」

Linuxカーネルに古くからある機能に「binfmt_misc」というものがあり、Linuxネイティブの「ELF」以外の形式であっても、処理をアプリケーションに渡すことで、実行ファイルをシェルから普通に実行するのと同じ感覚で起動(処理)でき、この機能を利用すること…

ワークスペースの切り替えについて

ワークスペースという仮想画面機能はX上で動作するほとんどのウィンドウマネージャ*1で使用できる。ワークスペースごとに別々のウィンドウが配置でき、必要に応じて切り替えながら使用することができる。これをうまく使うことで画面をウィンドウだらけにする…