試験運用中なLinux備忘録・旧記事

はてなダイアリーで公開していた2007年5月-2015年3月の記事を保存しています。

2008-07-01から1ヶ月間の記事一覧

grepコマンドの覚え書き

grepは文字列の検索を行い、ファイルもしくは標準入力からパターンに当てはまる行のみを標準出力に書き出すコマンドで、一致箇所があるかどうかも確認できる。 基本的な使い方 戻り値について パターンの指定について 一致したファイル名の表示 一致部分の表…

GNU/Linux版Picasa 2.7についての覚え書き

GNU/Linux版のPicasaについて、「Linux版Picasa2同梱のWineの設定メモ」でバージョン2.2系を扱ってから後にGNU/Linux向けのバージョン2.7が出ているので、出てからかなりの期間が経過しているが、設定を含めてまとめておく。 Wineを使用している点は変わらな…

Wine 1.1.2でのコントロールパネルについてと使用例(3D Color Changer 3000)

Wineのバージョン1.1.2では、Windowsのコントロールパネル(.cplファイル)がサポートされるようになっている。 起動方法は (コントロールパネルの項目一覧ウィンドウを表示) $ wine control & (直接、コントロールパネル項目を実行) $ wine control [ファイル…

Linux 2.6.26上のVMware製品のパッチ済みモジュールに関する読み込み処理が怪しい件について

(2008/10/1)この記事の不具合については、VMware Playerのバージョン2.0.5(build 109488)の時点では解消されている。「VMware製品のカーネルモジュールがLinux 2.6.26上でビルドできない件とその対処」で扱ったパッチを当てたモジュールをビルド・インストー…

VMware製品のカーネルモジュールがLinux 2.6.26に対してビルドできない件とその対処

Linux(カーネル)のバージョン2.6.25のときに続いて、2.6.26でも、VMware製品のカーネルモジュールがビルドできない問題が起きた。 (2008/9/8)vmware-any-any-update117d.tar.gzを使用したところ、そのまま問題なくビルドできた。下は一般的な適用例。$ tar z…

ウィンドウ、システムトレイ、バージョン情報ダイアログでアイコンを指定(コード例)

「ウィンドウ、システムトレイ、バージョン情報ダイアログでアイコンを指定(覚え書き)」の続き。 コード例 「ウィンドウの位置とサイズを記憶し、壊さずに隠した後で再表示を行う」のコードにアイコンの処理を追加したもの。 アイコンの指定には複数の方法(…

ウィンドウ、システムトレイ、バージョン情報ダイアログでアイコンを指定(覚え書き)

ここでは、PyGTKを使用して、ウィンドウ(ダイアログも同様)・システムトレイのアイコンやバージョン情報ダイアログのロゴといったところでアイコン画像を指定する方法についてを扱う。 スペースの関係で、ここでは覚え書きのみを書き、コード例は別記事で扱…

PyGTKでウィンドウの位置とサイズを記憶し、壊さずに隠した後で再表示を行う

QjackCtlというツールがある。これはJACKの制御を行うGUIでツールキットも別(Qt4)なのだが、メインウィンドウと一部の情報表示ウィンドウに関して、その位置とサイズを保持しつつ、表示したり隠したりすることができる。 ここでは、それにならって、PyGTKの…

Pythonで外部プロセスをバックグラウンド実行しつつ、出力をGTK+のテキストビューにリアルタイム表示する

「マルチスレッド処理で外部プロセスをバックグラウンド実行する」では外部プロセスをバックグラウンド実行しながら出力を端末上にそのまま表示していたが、ここではPyGTKを用いてGUIの複数行テキスト入力欄(テキストビュー)に表示する。 問題とその解決法 …

LXDEのパッケージとebuildについて(2008/7/22現在)

新規に追加されたものやバージョンが上がっているものがあるため、ebuildを追加・更新した。 ebuildは cid-3f9be5b1cd4a806c.skydrive.live.com/browse.aspx/%E5%85%AC%E9%96%8B/Gentoo%20Linux%20ebuild/lxde-base 以下の各フォルダにアップロードした。*1 …

設定ファイルの扱いを支援するPythonのモジュールについて(ConfigParser)

設定ファイルに対する読み込み/解析/書き込みといった処理を行うのは色々と面倒、という話を「設定ファイルの扱いを支援するPythonのモジュールについて(shlex)」で書いているが、ConfigParserというモジュールは、Windowsの.iniファイルのような書式のファ…

設定ファイルの扱いを支援するPythonのモジュールについて(shlex)

プログラムを実行する上で保存しておきたい設定があるときに、設定をファイルに保存することが多い*1のだが、その設定ファイルに対する読み込み/解析/書き込みといった処理を行うのは色々と面倒。 今回扱うPythonのshlex*2というモジュールは、設定ファイル…

PyGTKでシステムトレイを使用してメニューを表示する

バージョン2.10以上のPyGTKでは、gtk.StatusIconオブジェクトにより、システムトレイにアイコンを常駐させてポップアップメニューを表示することができる。また、アイコンを直接クリックしたときの処理を扱うこともできる。 下はコード例。 [任意]ファイル名…

kinput2もしくはscim-cannaによるかんなのかな入力について

既に使うことがなくなってしまって久しいが、ここではkinput2もしくはSCIM + scim-cannaを使用したときのかな入力についてを扱う。 ベースの設定をコピペする 実際に使用される設定ファイルは${HOME}/.cannaというファイルだが、もし存在しなければ/usr/shar…

wimeにATOK2008体験版を入れて動作するかどうかを確認する(動作確認・各種制御・入力メソッド対応など)

「wimeにATOK2008体験版を入れて動作するかどうかを確認する(準備とIMEインストール)」の続き。 wimeの起動 入力システム(インプットメソッド)から実際に日本語入力を行う SCIM / scim-canna uim kinput2 制御 さ入れ・ら抜き・二重敬語などの処理 関連: さ…

wimeにATOK2008体験版を入れて動作するかどうかを確認する(準備とIMEインストール)

ここでは、wimeでATOK2008の体験版*1を使用して、その動作を確認するテストを行う。今回は準備からIMEインストールまで。 作業は、あらかじめwimeがインストールされた状態で行う。 Wine環境(WINEPREFIX)の準備 ATOK2008体験版のインストール Wine環境(WINEP…

wime(1.8.0)のビルドメモとebuild

wime(www.venus.sannet.ne.jp/thomas/wime/)というプログラムを用いることで、Wineの力を借りてWindows用の日本語入力システム(IME)をCannaと同様に扱うことができる。 ここでは、そのインストール(x86_64上のビルドについてとGentoo Linuxのebuild)を扱う。…

infファイルを使用せずに非対話的にレジストリの操作を行う

今更かもしれないが、非対話的にレジストリを操作(追加/置換/削除)する方法として、infファイルの他に、レジストリエディタ(regedit)のコマンドラインオプションを使用して操作することもできるということが分かった。非対話的に追加したいレジストリがある…

Wine上のRPGツクール2000作品の動作についてのその後(2008/7/13現在)

Wine上のRPGツクール2000作品について、新しく分かったことの追加とこれまでのまとめ。 (2014/8/24)この記事の内容は古いので、まとめドキュメントを参照。 メモリ使用量が異常に多くなっていたのは直っている 効果音が途中から出なくなる場合について OLEエ…

Wine上のfoobar2000の覚え書き(2008/7/12現在)

以前扱ったのはバージョン0.9.4系だったのだが、色々と変わったことがあるため、0.9.5対応の情報としてまとめておく。 (2008/12/15)バージョン0.9.6関係は「Wine上のfoobar2000の覚え書き(2008/12/15現在)」を参照。 Windows XP以上が必須な件について バー…

Pythonで作成したgettextのテストプログラムをC言語で書いてみる

参考として、「Pythonでgettextを使用してNLS(Native Language Support)によるメッセージの国際化を行う(作業の流れと動作確認・前半)」のテストプログラムをC言語で書いてみた。使用するメッセージカタログは同じもので、コンパイル後の配置場所もPythonの…

Pythonでgettextを使用してNLS(Native Language Support)によるメッセージの国際化を行う(Pythonのコードについて)

「Pythonでgettextを使用してNLS(Native Language Support)によるメッセージの国際化を行う(作業の流れと動作確認・前半)」で扱ったPythonのテストコードの内容に関する覚え書き。 準備 以下、Pythonでgettextによりメッセージを国際化するための一連の処理…

Pythonでgettextを使用してNLS(Native Language Support)によるメッセージの国際化を行う(作業の流れと動作確認・後半)

「Pythonでgettextを使用してNLS(Native Language Support)によるメッセージの国際化を行う(作業の流れと動作確認・前半)」の続き。 作業もその最後(ja.poの作成)まで行っているものとする。 msgfmt: テキスト形式のメッセージカタログ(.po)を機械語形式(.mo…

Pythonでgettextを使用してNLS(Native Language Support)によるメッセージの国際化を行う(作業の流れと動作確認・前半)

「gettextによるメッセージ国際化(NLS: Native Language Support)の概要」ではかなり大まかな内容しか扱っていないため、実際にコードを作成してメッセージを国際化することにする。 ここで扱う言語はPythonで、他の言語では扱いが若干異なる部分もある。 今…

lsコマンドのカラー出力で256色拡張の色を使用する跡地

(2021/11/9)本記事は「lsコマンドの表示色(カラー表示)の設定方法」へ移動した。

Mozilla ThunderbirdのWebMailによるHotmailの送受信を試す

HotmailのメールをメールクライアントMozilla Thunderbird(以下Thunderbird)から通常のメールと同じ感覚で扱える拡張を mozilla-remix.seesaa.net/article/77846474.html を参考にして使ってみた。 (2009/9/15)後に対応したPOP3/SMTPのほうが扱いやすいと思…

256colorlib.shをスクリプトから生成して動作を高速化・更にzshのプロンプトの色変更にも使用できるようにする

「256色拡張の端末で色変更を比較的簡単に行うための変数を定義するスクリプトを作成」で作成した256colorlib.shはループの中で計算やフォーマット付け、代入などの作業を行っていたため、処理に時間がかかっていた。 シェルの初期化ファイルで実行しておい…

256色拡張の端末で色変更を比較的簡単に行うための変数を定義するスクリプトを作成

16色の端末では、色ごとに COLOR_DEFAULT='\e[0m' COLOR_BLACK='\e[1;30m' COLOR_RED='\e[1;31m' ... のように変数を定義して echo ${COLOR_RED}red${COLOR_DEFAULT} のように書くことで、色の変更を分かりやすく記述することができる。 256色拡張でも要領は…

端末の256色拡張の色(パレット)について跡地

(2017/6/19)本記事は「端末の256色と24bitカラー(1677万色)の対応と設定・色指定」へ移動した。

bashとzshでの配列の添え字と判別について

zshというシェルはbash互換の部分が多いのだが、配列の要素を個別に参照するときの番号(添え字)が異なることが分かった。 zshの配列は1番から ARRAY=("aaa" "bbb" "ccc" "ddd" "eee") printf "0:%s 1:%s 2:%s 3:%s 4:%s 5:%s\n" ${ARRAY[0]} ${ARRAY[1]} ${A…