試験運用中なLinux備忘録・旧記事

はてなダイアリーで公開していた2007年5月-2015年3月の記事を保存しています。

2010-08-01から1ヶ月間の記事一覧

x264とそのライブラリを用いたFFmpeg,MEncoderの可逆(ロスレス)エンコードに関する覚え書き(後半)

「x264とそのライブラリを用いたFFmpeg,MEncoderの可逆(ロスレス)エンコードに関する覚え書き(前半)」の続き。 FFmpegとMEncoderからのlibx264のロスレス指定について FFmpeg FFmpegにはコーデックごとにオプション群を一括で指定するプリセットの仕組みがあ…

x264とそのライブラリを用いたFFmpeg,MEncoderの可逆(ロスレス)エンコードに関する覚え書き(前半)

x264コマンドとその機能を提供するlibx264ライブラリで指定できるパラメータ指定の内 crf=0 qp=0(FFmpegからの利用ではcqp=0) の2つが可逆(lossless/ロスレス・以下ロスレス)エンコードを行うためのものであることが分かったのだが、オプションが2種類あるの…

GLib 2が用意している基本的なデータ型について(ページ3/3)

「GLib 2が用意している基本的なデータ型について(ページ2/3)」の続き。 特別な型 真偽値 真偽値としてgboolean型という型があり、TRUE(真)もしくはFALSE(偽)という値をとる。if文の丸括弧にこの型の変数のみを入れると、それがTRUEの場合にif文の条件が真と…

GLib 2が用意している基本的なデータ型について(ページ2/3)

「GLib 2が用意している基本的なデータ型について(ページ1/3)」の続き。 環境によらずbit数/値の範囲を保証する型 GLibが提供する型の中にはbit数を保証する型が存在し、例えばgint64という型はどのアーキテクチャであっても64bitであることが保証される(扱…

GLib 2が用意している基本的なデータ型について(ページ1/3)

「C言語でGTK+ 2を扱う上での幾つかのメモ(第4回)」で一部触れているが、バージョン2系のGLibが用意している基本的な型についてを詳しくまとめておく。 C言語の標準と同じ型(環境依存) C言語で標準で用いることのできる型をそのままGLib上で用いるもので、全…

Mandriva Linux 2010.1上のGTK+ 2のファイル選択ダイアログを開くのに初回だけ時間がかかることがある件についてとその対処

タイトルの通り、Mandriva Linux 2010.1のGUI環境上でGTK+ 2のファイル選択ダイアログを開こうとすると、初回だけ開くのに時間がかかるという現象が起き、その際には端末に ([プログラム名]:xxxxx): GVFS-RemoteVolumeMonitor-WARNING **: invoking IsSuppor…

Vala言語でコマンド行オプションの解析と処理を行う(ページ3/3)

「Vala言語でコマンド行オプションの解析と処理を行う(ページ2/3)」の続き。 オプション関係のデータをクラスにまとめた例 「Vala言語でコマンド行オプションの解析と処理を行う(ページ2/3)」の1つ目の例の内、GLib.OptionEntry構造体のconst修飾子付きの配…

Vala言語でコマンド行オプションの解析と処理を行う(ページ2/3)

「Vala言語でコマンド行オプションの解析と処理を行う(ページ1/3)」の続きだが、ここからはサンプルの作成段階で気になった部分に関するメモとなる。 「Vala言語でコマンド行オプションの解析と処理を行う(ページ1/3)」の例ではオプション定義とそのデータを…

Vala言語でコマンド行オプションの解析と処理を行う(ページ1/3)

バージョン2.6以上のGLibにはPythonのoptparseモジュールのような高度なコマンド行オプション解析/ヘルプ生成の仕組みが用意されており、国際化にも対応している。また、ヘルプ項目はグループ化でき、例えばZenityは大量のオプションが指定可能だが(--help-c…

Mandriva Linux 2010.1上でUTF-8な日本語manページが空白になる件と仮の対処

Mandriva Linux 2010.1上で日本語のmanページ(man-pages-jaパッケージ)が入っているときにその中に含まれるmanページを開こうとすると何も表示されない。Emacsで「M-x woman」とすると普通にUTF-8エンコーディングなmanページとして読めるため、manコマンド…

Mandriva Linux 2010.1上のEclipseに関する幾つかのメモ(後半)

「Mandriva Linux 2010.1上のEclipseに関する幾つかのメモ(前半)」の続き。 Pleiadesのファイル配置 起動の設定 Pleiadesのファイル配置配布されているZIPファイルを展開した中の features/ディレクトリ以下を[ホームディレクトリ]/.eclipse/org.eclipse.pla…

Mandriva Linux 2010.1上のEclipseに関する幾つかのメモ(前半)

Eclipseが起動しない(スプラッシュウィンドウの先に進まない)件について 日本語化 言語パックによる方法 Pleiadesによる方法 Eclipseが起動しない(スプラッシュウィンドウの先に進まない)件についてパッケージ(「eclipse-platform」と任意の「eclipse-*」の…