試験運用中なLinux備忘録・旧記事

はてなダイアリーで公開していた2007年5月-2015年3月の記事を保存しています。

2008-04-01から1ヶ月間の記事一覧

cpioについて

概要 形式 展開 cpioファイルの作成 概要cpioは、tarと同様、複数のファイルやディレクトリを1つにまとめるコマンド。 古くはバックアップ用途にも使用されていたようだが、この用途においてはSquashfs*1のほうが優れていると思われる。 現在でも初期RAMディ…

Gnash 0.8.2とebuild、動作について

2008年3月にバージョン0.8.2が出ている。 www.gnu.org/software/gnash/release-0.8.2.txt 以前はアルファ版扱いだったが、今回からベータ版としてリリースされた。 Gentoo Linuxのebuildについて Webブラウザ上の動作 負荷に関して 文字の表示 バージョン情…

Wine上のCPU-Zについて

CPU、チップセット、メモリなどの情報を表示するCPU-ZというWindows用のツールがある。 これはWineでは動かないのではないかと思っていたが、ある程度の情報は得られるようだ。 Windowsのバージョンは95/98/MEに Wineは、認識されるWindowsのバージョンを指…

Gentoo Linux上のTuxOnIceでUUID指定による休止を試すが...

「Gentoo Linux上のuswsuspについての覚え書き(復帰デバイス名を直接指定する方法)」と同じ要領でTuxOnIceのやり方に合わせてスワップファイルへの休止を試したのだが、復帰がうまくいかない。 (2008/5/7)色々試した末、うまく動作するようになった。詳細は…

Gentoo Linux上のuswsuspについての覚え書き(UUID指定による休止を行う)

Debian/Ubuntuではinitrdの関係で比較的簡単にできたUUIDによるパーティション指定は、Gentoo Linuxではできなくはないものの色々と面倒だった。ここでは、その手順についてをメモしておく。 genkernelのinitrdをベースにする http://gentoo-wiki.com/HOWTO_…

Gentoo Linux上のuswsuspについての覚え書き(復帰デバイス名を直接指定する方法)

Debian/Ubuntuでの方法は「Ubuntu Gutsy(7.10)でuswsusp + hibernate-scriptによるハイバネーションを行う」で書いたようになっているが、Gentoo上での作業はこれと多少異なる。 インストール 「sys-power/suspend」をインストールする。 バージョン0.8では…

genkernel(Gentoo Linuxのカーネルビルド支援ツール)に関する覚え書き

Gentoo Linuxではカーネルは自分でビルドすることになるが、これを支援するgenkernelというツールがある。初期RAMディスクイメージ(initrd/initramfs)*1の作成も行える。 詳しい情報はGentoo Linux genkernelガイドに載っているため、ここでは、手動ビルドか…

VMware製品のカーネルモジュールがLinux 2.6.25に対してビルドできない件とその対処

カーネルのバージョン2.6.25が出ているが、VMware製品のカーネルモジュールがビルドエラーになる。 any-any-updateについて Linux 2.6.25でのエラー vmblock vmmon vmnet パッチ vmblock vmmon vmnet any-any-updateについてLinuxホストのVMware製品を使用す…

ファイルを連結して標準出力に出力するPythonスクリプト

catというコマンドは、引数に渡されたファイル(複数可)を渡された順に結合して標準出力に書き出す。実際には色々なオプションで挙動が変えられるのだが、今回はPythonの練習の1つとして、結合する機能を持った関数と、これを利用してcatコマンドの基本的な動…

Pythonで特定のディレクトリ以下のファイルとディレクトリを一覧・特定ディレクトリ以下を全削除

os.walk()を使用することで、そのディレクトリ以下のファイルやディレクトリを全て検索することができ、サブディレクトリ以下もたどってくれる。 結果は3つの要素によるタプル型で返されて、最初の要素が現在たどっているディレクトリで、残りがディレクトリ…

uswsusp(ユーザ空間で動作する休止状態支援ツール)を使用してスワップパーティションの指定にUUIDを使用する

uswsuspによる休止において、スワップパーティションのUUID指定をすることはできるということが分かった。 参考URL: http://ubuntuforums.org/showthread.php?t=745393 UUIDについて UUIDはデバイスを一意に識別するための文字列で、デバイス名が動的に付け…

Windows版のPythonをWineで動かす

Windows版のPythonはWineで動く。全ての機能が正常に使えるかどうかは分からないが、Windows上で動くかどうかの参考にはなるかもしれない。 ダウンロードするファイル インストール方法 Pythonシェル スクリプトを実行 ダウンロードするファイル「Python 2.5…

Wine 0.9.60のウィンドウ管理と装飾に関する新しいモードについて

Wineのバージョン0.9.60では、Wine上のウィンドウをX Window Systemのウィンドウマネージャに管理させつつ、Windows風の装飾を使用することができる。 これまでは ウィンドウをウィンドウマネージャに管理させると、装飾はウィンドウマネージャによるものに…

「CLIとGUIのもう一つの架け橋」kdialog

GNOMEにはzenityというコマンドがあり、CLIシェルやシェルスクリプト上から各種ダイアログを表示して、ユーザの操作により出力と戻り値が得られるのだが、KDEにも同様のツールkdialogがある。 zenityと共通した機能のものもあるが、扱い方が異なったり、どち…

PythonでファイルサイズとMD5/SHA-1ダイジェストの計算結果を整形して出力

WineでHTML Help Workshopを使用してCHM形式のHTMLヘルプを作成する 圧縮された形式のサウンドフォントを伸長 などの記事の中で、ファイルの 名前 サイズ(バイト単位・3桁ごとにコンマを付ける) MD5とSHA-1のダイジェスト(ハッシュ) を情報として貼り付けて…

WineでHTML Help Workshopを使用してCHM形式のHTMLヘルプを作成する

(2019/4/6)この記事の内容は古いため、「Wine上のHTML Help Workshopの動作」を参照。以下、以前の内容となる。CHM形式にまとめられたHTMLヘルプ(CHM形式)を見るアプリケーション*1はあるが、作成するものは見当たらない。 WindowsではHTML Help Workshopと…

Pythonを用いてマルチスレッド処理で外部プロセスをバックグラウンド実行する

「Pythonで外部プロセスを起動して出力と戻り値を処理する」で扱ったsubprocessモジュールによる外部プロセスの起動のコードをもとに、外部プロセスをバックグラウンドで実行してみるテストを行った。 ここで言うバックグラウンド実行とは、プログラム中で処…

LXDEのパッケージとディストリ関係の情報を追加

ディストリビューション関係の追加情報 PUD GNU/Linux LXDE Edition TinyMe SliTaz Lubuntu パッケージの追加とebuild ディストリビューション関係の追加情報非常に軽量なデスクトップ環境LXDEのディストリに関する情報が新しくなっている。 以下でライブCD…

オブジェクト指向についての覚え書きとPython上のクラスと組み込みオブジェクトについて

「Pythonの基本的なメモ集(言語・文法・型・文字列など)」「Pythonの基本的なメモ集(del文・条件分岐/if文・辞書・タプル/例外/関数の例)」のときと同様、高度な内容は扱わず、オブジェクト指向に詳しくない自分向けの覚え書きという位置付け。 (2014/11/5)…

Pythonで外部プロセスを起動して出力と戻り値を処理する跡地

(2017/3/21)本記事は「Pythonのsubprocessで外部プロセスの標準入出力と戻り値を扱う」へ移動した。

FluidSynth/QsynthでサウンドフォントをリアルタイムなALSAのMIDI音源として使用

TiMidity++とFluidSynth サウンドフォントはTiMidity++から使用することができるが、FluidSynthというツールを用いることで、ALSA上で使用可能なソフトウェアMIDI音源として動作することもできる。 TiMidity++をALSAのMIDI音源として使用*1すると音が遅れて…

Pythonの基本的なメモ集(del文・条件分岐/if文・辞書・タプル/例外/関数の例跡地)

(2015/4/10)本記事は「Python言語の基本文法や型などに関する個人的まとめ」へ移動した。

Pythonの基本的なメモ集(言語・文法・型・文字列など跡地)

(2015/4/10)本記事は「Python言語の基本文法や型などに関する個人的まとめ」へ移動した。

TiMidity++でサウンドフォントを使用するための設定ファイルを自動生成するツール(cfgforsf)について

TiMidity++と設定ファイル TiMidity++は音源にサウンドフォントという形式の音色ファイルを使用することができるが、GUS/patchと同様、音源ファイルの指定・音色の割り当て・各種調整といった目的で、音を鳴らすために独自の設定ファイルを必要とする。 TiMi…

Compiz Fusion 0.7.4のインストール時の覚え書き

Compiz Fusionの開発版、バージョン0.7.4が出ている。Compiz(中心のウィンドウマネージャ)もバージョン0.7.4になった。 変更点などは http://lists.compiz.org/pipermail/community/2008-April/000169.html - Compiz Fusion 0.7.4 http://lists.freedesktop.…

圧縮された形式のサウンドフォントを伸長

サウンドフォントという形式の音色データファイルは、独自の圧縮形式で配布されている場合がある。*1 ここでは、それらを展開するための方法についてを扱う。 sfArk形式 後述するSFPackが無くなったためか、圧縮されたサウンドフォントの形式として広く使わ…

JACK Audio Connection Kitをネットワーク経由で使用

NetJack(http://netjack.sourceforge.net/)を使用することにより、JACK Audio Connection Kitを使用して、ネットワーク経由でJACK対応アプリケーションのオーディオデータを転送することができる。 準備 ローカル(手元・音声が直接出る)側とリモート側の両方…

Wine上のRPGツクールVX作品の動作について跡地

(2016/2/11)本記事は「Wine上のRPGツクール作品の動作(95からVX Aceまで)」へ移動した。

Firefox向けの言語パックからIceweasel向けの言語パックを自動で出力するスクリプト

「Firefoxの日本語言語パックからiceweasel向けの日本語言語パックを作成してインストールする」で行った作業を自動化するスクリプトを作成した。 このスクリプトが行うのは以下の処理。 Firefox向けの言語パックをダウンロード 中身を展開し、内容をIceweas…

Mozilla Firefox 3 Beta 5の覚え書き

Betaもついに5回目。まだ色々と問題はあるが、バージョン2系と比べると大きく進化したように感じる。 初回起動ページ http://web.archive.org/web/20080402212040/http://en-us.www.mozilla.com/en-US/firefox/3.0b5/whatsnew/ リリースノート http://www.mo…