試験運用中なLinux備忘録・旧記事

はてなダイアリーで公開していた2007年5月-2015年3月の記事を保存しています。

2007-07-01から1ヶ月間の記事一覧

cpufreqd 2.2系向けのプロファイル手動切り替えスクリプト

スクリプト 出力形式の変更部分について SMP,SMTについて 挙動についての疑問 仕様 cpufreqd 2.2系のcpufreqd-getコマンドが出力するプロファイルリストの形式が微妙に変化していることが分かったので、これに対応したプロファイル手動切り替えスクリプトを…

p7zipをバックアップ用途で使う

p7zipコマンドは高い圧縮率の7-zip形式で圧縮ができるのだが、所有者やグループの情報は保存されないため、バックアップ用途ではそのままでは使えない。 そこで、その情報をtarでまとめて、圧縮にp7zipを使うという方法をとるようにすればうまくいく。実際の…

yesコマンドの使い方

そのまま実行させると、引数の文字列(引数が無ければ「y」)を無限に出力するyesコマンドの使い方を調べてみたところ、多少、無理矢理な使い方を除けば、パイプと併用して、実行時に確認をしてくるコマンドに対して、自動的に「y」(もしくは「n」)を入力させ…

cpufreqdのプロファイルを、一覧を見ながらGUIで手動変更

(2014/9/22)「cpufreqdのプロファイル手動切り替え/モード切り替え用システムトレイツールをC言語のGTK+で作り直し」のツールを作成しているため、本記事の内容は古いものとなる。cpufreqdデーモンのプロファイル(Governorの種類と、最低/最高クロックの組み…

システムに複数のバージョンのWineを共存させる

Wineは、バージョンが上がることで、動作しなかったアプリケーションが動くようになるときもあれば、逆に動かなくなってしまうものが出たりすることもある。そこで、複数バージョンのWineを共存させる方法を考えてみた。 Wineのパッケージに属するファイルだ…

hwmonモジュール+lm_sensorsとhddtempで温度を取得

Linuxカーネルには、センサーチップからの情報を取得するhwmonという仕組みがあり、マザーボードにセンサーチップがあって、かつ、hwmonのセンサードライバの中に、使用しているセンサーチップに対応しているものがあれば*1、lm_sensorsというツールを用いて…

ReactOS 0.3.3-RC1のインストールCD作成時に日本語フォントを入れてみる

0.3.3-RC1の時点では、日本語のフォントを入れても、自動的にこれを使うようにはできず、多少の作業が必要。また、Shift_JISに対応していない?ためか、完全に日本語化することもできない(化ける)。 今回、IPAモナーフォントを実験に使用。UI用フォントはIPA…

crossdevでのReactOS 0.3.3-RC1のビルドは失敗

RosBEの各種ツールのバージョンが非常に新しいためか、以下の構成でもうまくいかなかった。色々試してみたが、結局お手上げだった。 binutils 2.17 gcc 3.4.6-r2, 4.1.2, 4.2.0 (いずれもNG) mingw-runtime 3.9, 3.12 (いずれもNG?) w32api 3.9 binutilsに含…

ReactOS 0.3.3-RC1をビルドする

Windows(NT系)互換目標OSであるReactOSをビルドする環境が https://www.reactos.org/wiki/index.php/Build_Environment にて配布されている。UNIX系OS向けのパッケージをダウンロード・展開し、RosBE-Builder.shをroot権限で実行させる(一般ユーザ権限にて、…

Linuxカーネル(2.6系)のビルドの流れ

(2014/9/22)本記事の手順はカーネル3.x系についても同様となる。ブートローダについてはGRUB Legacy(GRUB 1)についてを扱っているが、GRUB 2ではカーネルは自動検出されて起動するための項目群は自動的に生成される。「ヘルパースクリプトを使用した場合のGR…

ccacheで再コンパイル処理を高速化跡地

(2018/10/12)本記事は「ccacheでコンパイル結果をキャッシュして再ビルド処理を高速化」へ移動した。

sudoコマンドと環境変数跡地

(2018/10/12)本記事は「一般ユーザで管理者権限を使うsudoコマンドの設定と使い方, 環境変数」へ移動した。

mozpluggerプラグインを使ってMozilla系ブラウザで色々な形式のファイルを開く

mozpluggerは、FirefoxなどのMozilla系ブラウザで、動画や音声、その他様々なファイル*1を開くプラグイン。Pluggerという同様のプラグインから派生したものらしい。更新も2007年に入ってからも行われている上、 [引用]http://mozplugger.mozdev.org/ のダウ…

nvclockでNVIDIAのGPUをクロックダウン

nvclockは、NVIDIA社のGPUのクロック周波数を調整できる。オーバークロックもできるのだが、クロックダウンして消費電力や発熱を抑えるのに効果的。3Dの処理をしているときに違いがはっきりと出る。また、クロック以外にも、ファン速度を変更したり、温度を…

動的にCPUクロックや電圧を変更するcpufreqの概要とcpufreqdデーモンについて

Linuxカーネル*1には、CPUが持っている動的なクロック周波数や電圧(対応している場合)の変更機能を利用するためのcpufreqという仕組みがある。 (2014/11/14)本記事の内容は最新ではないため、まとめドキュメントの各セクションを参照。 CPUドライバ カーネル…

nXML modeの設定とアウトライン操作メモ

設定 ファイル名: ~/.emacs ;; 全般の設定 (add-hook 'nxml-mode-hook (lambda () (setq nxml-slash-auto-complete-flag t) ; 「/」で終了タグを自動的に入力 (setq nxml-child-indent 1) ; インデント幅 (setq indent-tabs-mode nil) ; スペースでインデン…

Emacsで「タブもどき」を試してみる

Emacsは、Ctrl+bでバッファを選択して切り替える形で、タブでバッファを切り替える機能は標準では無いのだが、「タブもどき」を実現したものは存在する。http://www.splode.com/~friedman/software/emacs-lisp/#ui からescreen.elを、 http://www.geocities.…

infファイルで初期設定時にレジストリを登録

Windowsのinfファイルという形式のテキストファイルを書いてこれを読ませることにより、指定されているレジストリ項目を自動的にセットしてくれる。 Wineの環境を初めて作成する場合だけでなく、環境を作り直す場合にも役に立つ。 (2008/7/14)infファイルは…

メニューのスタイルを変更するレジストリ項目

XP用のテーマを使用して配色を抜き出す実験をしている内に、いつの間にかメニューのスタイルが変わっていたということに、今更ながら気付いた。 デフォルトでは、「ファイル」などの項目のある部分の背景色と、展開されるメニューの背景色とが同じになってい…

VirtualBox 1.4.0でVRDP機能を試す

VirtualBoxでは、画面の出力として、Windowsのリモートデスクトップ接続で使われている、RDPというプロトコルのサーバを動作させて、rdesktopなどのクライアントから接続することができる。 もしかすると、教育としての使い方もできるのかもしれないが、クラ…

「CLIとGUIの架け橋」zenity跡地

(2021/11/27)本記事は「シェルでGUIダイアログ! CLIとGUIの架け橋となるZenityの使い方」へ移動した。

ファイルマネージャThunarのコンテキストメニューのアクションを作る

Xfce 4.4から採用されたファイルマネージャThunarでは、右クリックメニューから行う動作を簡単に作成でき、使い方によっては非常に便利。 用途 「開く」操作に関しては、基本的に、種類ごとにアプリケーションで開くための右クリックメニュー項目が出てくる…

シェルから直接Windowsアプリケーションを起動できる「binfmt_misc」

Linuxカーネルに古くからある機能に「binfmt_misc」というものがあり、Linuxネイティブの「ELF」以外の形式であっても、処理をアプリケーションに渡すことで、実行ファイルをシェルから普通に実行するのと同じ感覚で起動(処理)でき、この機能を利用すること…

linux-headersの更新後にglibcをビルドしないと...

カーネルヘッダの更新後にはglibcを再ビルドする必要がある*1、と読んで以来、必ずそうしているのだが、もししなかったらどうなるのかについても含めて [引用] linux-headersインストールログより Kernel headers are usually only used when recompiling yo…

GNOME起動時の環境変数の設定と自動起動について

(2009/9/2)この記事の前半は当時のGentoo上での不具合について書いているもので、Mandriva Linux上では${HOME}/.gnomercは正しく扱われており、一般的にGNOMEではこのファイルが処理されるものとみなせる。 GNOMEのセッションスクリプトと${HOME}/.gnomercの…

VMware Player 2の共有フォルダ機能の設定(ゲストLinux)

ホストOSの準備 共有フォルダ機能を使用するにはVMware ToolsがゲストOSに必要なので、あらかじめVMware Workstationの.tar.gzファイルをダウンロード、展開した後、vmware-distrib/lib/isoimages/以下のCDイメージ(linux.isoなど)を別の場所に移動しておき…

環境変数LC_ALLは未定義のほうがよい?ロケール用環境変数について

環境変数LC_ALLがセットされていると、ロケールに間する環境変数を一括で指定できて便利なのだが、 $ LC_TIME=C mcなどとしても、ロケール用の環境変数(上の例ではLC_TIME)が反映されない。 Gentoo Linux Documentation -- Gentoo Linux ローカライズガイド …

Compiz Fusionの覚え書きx3(2007/7/11現在)

CompizConfig Settings Manager(CCSM)のAdvanced Search CompizConfig Settings Manager(CCSM)で、左下に「Advanced Search」という項目があるのだが、これをクリックすると、 「プラグイン - セクション」 という形で楽にたどっていけて、選択したセクショ…

Linux 2.6.22でvmware-modulesがビルドできない問題に対処

(2007/9/17)Gentoo LinuxのPortageツリーにあるvmware-modules-1.0.0.16-r1の時点では、パッチ適用済みの状態(http://platan.vc.cvut.cz/ftp/pub/vmware/ にあるvmware-any-any-update113.tar.gzに含まれる修正済みvmnet.tar)からビルドするようになっている…

gettextによるメッセージ国際化(NLS: Native Language Support)の概要

多くのコマンド/アプリケーションにおいて、表示されるメッセージが日本語になっているのだが、これは、メッセージを国際化する仕組み(gettext)を使用して、英語で書かれた「元」のメッセージに対応した、それぞれの言語のメッセージを表示させることで実現…