試験運用中なLinux備忘録・旧記事

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p7zipをバックアップ用途で使う

p7zipコマンドは高い圧縮率の7-zip形式で圧縮ができるのだが、所有者やグループの情報は保存されないため、バックアップ用途ではそのままでは使えない。
そこで、その情報をtarでまとめて、圧縮にp7zipを使うという方法をとるようにすればうまくいく。実際の手順としては、
圧縮が

$ tar cf - [圧縮したいディレクトリ] | 7z a -si [ファイル名].tar.7z

展開が

$ 7z x -so [ファイル名].tar.7z | tar xf -

となる。-siは標準入力から読み込むためのオプションで、-soは標準出力へ出力するためのオプション。
(2007/11/7)tarボールを圧縮する形のため、重要なデータを含んだバックアップには適さないと言える(.tar.7zファイルのデータが少しでも破損すると、大部分が元に戻せなくなる)。圧縮する対象と、その規模によっては有用という程度。