試験運用中なLinux備忘録・旧記事

はてなダイアリーで公開していた2007年5月-2015年3月の記事を保存しています。

2010-06-01から1ヶ月間の記事一覧

2010年7月からの新規記事の追加について(再)

以前告知した通り、2010年7月より、本備忘録への新規記事の追加のペースをこれまでの月-金(週5回)更新から不定期とします。 関連記事: 2010年7月からの新規記事の追加について

特定のユーザアカウントについてテキストログイン時に行える操作を制限する

一般的なユーザアカウントでは、テキストログインをしたときにシェル(GNU/Linuxでは多くの場合bash)が起動し、そのユーザの権限で任意のコマンドを実行できるようになる。 もし、運用上の事情により特定のユーザに限られた操作だけができるようにしたいとい…

GtkSourceViewのビューとバッファに関する色々な設定に関して(メモ・前半)

GtkSourceViewについて、これまでにPythonの言語バインディングを用いて色付き表示をするところまでを扱ったが、ここではGtkSourceViewのGUI部品に関する色々な設定についてを扱う。 今回もPythonの言語バインディングを用いているが、他の言語でも(若干扱い…

C言語でGTK+ 2を扱う上での幾つかのメモ(第6回)

「C言語でGTK+ 2を扱う上での幾つかのメモ(第5回)」の続き。 メインループを用いた例2 下の例を実行すると button text change label の2つのボタンとその上に「default label」の文字列を含んだウィンドウが表示され 上のボタンを押すと ** (gtkhello2:xxxx…

Wine上のSofTalkの動作について(2010/6/25現在)跡地

(2018/10/12)本記事は「LinuxやmacOSでWineを用いてゆっくりのSofTalkを動かす」へ移動した。

C言語でGTK+ 2を扱う上での幾つかのメモ(第5回)

「C言語でGTK+ 2を扱う上での幾つかのメモ(第4回)」の続き。 GObjectシグナル接続時の整数値のユーザデータのやりとりについて 関数g_signal_connect()でイベント(GObjectシグナル)とその発生時に呼ばれるハンドラ関数の関連付け(シグナルの接続)を行う際に…

Mandriva Linux 2010.0におけるVala 0.9.2のビルドメモとRPMパッケージ作成について(2010/6/23現在)

2010年6月下旬の時点でMandriva Linuxの開発版ディストリ(Cooker)のValaのパッケージのバージョンが0.8系で、最新の0.9.2と比べると結構古くなっているため、そのソースRPMパッケージの.specファイルをもとにしてバージョン0.9.2のパッケージを作成しようと…

C言語でGTK+ 2を扱う上での幾つかのメモ(第4回)

「C言語でGTK+ 2を扱う上での幾つかのメモ(第3回)」の続き。 メインループを用いた簡単な例 下の例を実行すると、ラベル(文字列を表示するGUI部品)のみを含むウィンドウを表示し、これを閉じると終了する。 [任意]ファイル名: gtkhello.c #include <gtk/gtk.h> #include <stdlib.h></stdlib.h></gtk/gtk.h>…

キーボードからの入力を受け付ける対話型プログラムへのデータ入力を自動化(非対話化)する

「yesコマンドの使い方」で扱ったように、処理を進めるためにキーボードで何かを入力してEnterを押す必要があるプログラムに対する入力作業を自動化するのにはyesコマンドが役に立つが、入力する内容が必ずしも全て同じ(全てyesもしくは全てno)とは言えない…

C言語でGTK+ 2を扱う上での幾つかのメモ(第3回)

「C言語でGTK+ 2を扱う上での幾つかのメモ(第2回)」の続き。 GUI部品(ウィジェット)のデータ型と型変換について GUI部品のオブジェクトとその管理 GUI部品は基本的にGtkWidget型構造体へのポインタ(「GtkWidget *」型)として宣言し、多くはgtk_[文字列]_new(…

Pythonのカレンダーモジュールを用いる(例跡地)

(2015/1/25)このページは「Pythonのカレンダーモジュールを用いる」の後半部分として公開していたが、記事を統合したためそちらを参照。

C言語でGTK+ 2を扱う上での幾つかのメモ(第2回)

「C言語でGTK+ 2を扱う上での幾つかのメモ(第1回)」の続き。 基本的な形 用いるヘッダファイル ヘッダファイルはgtk/gtk.hを参照する。GTK+ 2ではGLib 2の関数(「g_」で始まる名前の関数)を用いることも多いが、GLib 2のヘッダファイル(glib/glib.h)はプログ…

Pythonのカレンダーモジュールを用いる

Pythonにはカレンダーに関する処理を行うのに便利なcalendarというモジュールがある。(2015/1/25)以前は2ページに分けて公開していたが、このページに統合した。リファレンスのリンク先も修正し、サンプルコードについてもPython 3で動作することなどを目的…

C言語でGTK+ 2を扱う上での幾つかのメモ(第1回)

GTK+ 2(GObject関係含む)に関することの内、C言語に特有のことを扱う。第1回では主に準備段階についてを扱う。 ライブラリのパッケージなどについて 一般的に、(GTK+を含む)ライブラリを用いたプログラムをビルドする際に必要なファイルは、ライブラリを用い…

OpenOffice.orgのマクロをPythonで記述して動かす(Calcのセル内容の操作に関する例その2)

「OpenOffice.orgのマクロをPythonで記述して動かす(Calcのセル操作に関する追加メモ・ページ1/3)」「OpenOffice.orgのマクロをPythonで記述して動かす(Calcのセル内容へのアクセスに関する追加メモ・ページ2/3)」「OpenOffice.orgのマクロをPythonで記述し…

ALSAサウンドシステム上のオーディオデータをWAVEファイルに書き出す

ここでは、ALSAサウンドシステムに対応したアプリケーションからのオーディオ出力をWAVE形式のファイルに書き出す方法についてを扱う。 「file」のALSA PCMモジュール(プラグイン)を用いる方法 ALSAサウンドシステム上のPCMモジュール(プラグイン)システムに…

KDE4の自動実行スクリプトの設定と場所について(バージョン4.3.2時点)

KDE

自動起動スクリプトの管理 特定のデスクトップ環境でログイン時に自動的に実行するスクリプトとしては過去にGNOMEとXfce4についてを扱っているが、KDE4の自動起動スクリプトについてはKDE システム設定(systemsettings)から管理できる。 自動起動プログラム…

PythonのExpatモジュールのXMLデータ解析処理で要素の階層を処理する

「DocBook 5 XML文書の改訂履歴からRSS 2.0ファイルを生成するスクリプト(別館サイト向け)」の処理に関する追加メモとして、XMLファイルの解析に関する部分についてを扱う。 Expatのような(ストリーム/イベント駆動の)XML解析方式ではドキュメントのツリー構…

DocBook 5 XML文書の改訂履歴からRSS 2.0ファイルを生成するスクリプト(別館サイト向け)

別館サイトは基本的にDocBook文書をHTML文書に変換したもので構成しているが、その中のまとめドキュメントとRPMパッケージ(公開終了)のページに関する更新情報をDocBook文書から抽出してRSS 2.0ファイルを自動で作成するようにできないかと思い、以前「Pytho…

Firefoxで危険なページを開こうとした際にブロックされる機能について

数年間巡回し続けている国内のサイトの1つを開こうとしたところ、突然 このようなページとなり、ページが開かなかった。 調べてみたところ、このサイトの一部が改ざんされ、悪意のあるソフトウェアをインストール(感染)させたり海外の(危険な?)サイトへ強制…

Linux上におけるフォースフィードバックの振動の低レベル制御に関するメモ(後半)

「Linux上におけるフォースフィードバックの振動の低レベル制御に関するメモ(前半)」の続き。 振動の設定(effect)とその送信(upload) 振動の設定はstruct ff_effect型構造体(effect)を用いて行う。この型はフォースフィードバックにおける振動以外の種類にも…

Linux上におけるフォースフィードバックの振動の低レベル制御に関するメモ(前半)

「GNU/Linux上の振動対応ジョイパッドデバイスの振動テストを行うGUIツールを作成」のGUI振動テストツール作成上のメモの内、フォースフィードバック関係の(低レベル/OS依存な)操作に関するメモを扱う。ここで扱うのは主にカーネル付属ドキュメントのDocumen…

Wine 1.2-rc1以上のフォントのサブピクセルレンダリングの設定について

2010年5月末からWineのバージョンが1.2系(安定版)のリリース候補段階となっているが、バージョン1.2-rc1からアンチエイリアシングのサブピクセルレンダリングの設定にGNU/Linuxのデスクトップにおけるフォントのアンチエイリアシング設定を用いるようになっ…