試験運用中なLinux備忘録・旧記事

はてなダイアリーで公開していた2007年5月-2015年3月の記事を保存しています。

2007-11-01から1ヶ月間の記事一覧

GNU/Linux上でユーザやグループごとのアクセス権を設定する機能を使用するための覚え書き

(NT系)Windowsでは、ファイルやディレクトリに関するアクセス権を、ユーザやグループごとに設定できる。 GNU/Linuxでは、カーネルのバージョン2.6からこの機能が導入された。名前はWindowsと同じくACL(Access Control List/アクセス制御リスト)といい、POSIX…

Nautilus-actionsの設定例

スペースの都合で、設定例のみ別記事にして貼り付けることにした。概要から設定方法までは「Nautilusでファイルの種類や名前によって色々なアクションを実行」を参照。 エクスポートされた設定の例(gksudo+geditを使用してファイルを管理者権限で編集) [base…

Nautilusでファイルの種類や名前によって色々なアクションを実行

Xfce 4.4のThunarというファイルマネージャには、ファイルの種類や名前により、右クリックメニューから様々なアクションを実行する機能が標準で搭載されている。 GNOMEのNautilusで同じことをするためには、「Nautilus-actions」という拡張パッケージをイン…

Wineの基本的な部分をまとめてみる跡地

(2016/7/29)本記事は「LinuxやMacでWindows用ソフトを動かすWineとDebian/Ubuntuでの導入」へ移動した。

メール着信を自動的にチェックして知らせてくれる「Mail Notification」

Mail Notificationを使用することで、メールの着信を自動的にバルーン表示で知らせてくれる。本家のページにスクリーンショットがあるので参考になる。 対応するメールボックスの種類が豊富で、POP3はもちろんのこと、Gmailにも対応していて、ローカル/リモ…

X Window System上のビープ音を利用して通知音を出す

X11

かなり前に実験的に作成したものだが、使い方によっては有用なので、Mail Notificationの記事とともに紹介。 libX11を使用する小さなC言語のプログラム*1で、「XChangeKeyboardControl()関数により音の高さなどを設定し、XBell()関数によりベルを鳴らす」と…

cactiのログイン画面が出ないと思ったら...

PHPのadodbというライブラリをバージョン4.94から5.02へ更新したのだが、cactiのログイン画面がエラーメッセージになってしまった。 Warning: include(/usr/share/php/adodb/adodb.inc.php) [function.include]: failed to open stream: No such file or dir…

emul-linux-x86-compat-20071114-r1でlibstdc++.so.5が見つからない?

emul-linux-x86-compatは自前では管理していない*1ため、パッケージを利用しているのだが、今回、バージョン1.0-r3から20071114-r1に上げたところ、 $ realplay /opt/RealPlayer/realplay.bin: error while loading shared libraries: libstdc++.so.5: canno…

notify-sendで通知ポップアップを表示する(トラブル対処の覚え書きを含む)

通知のポップアップ/バルーンを表示するlibnotifyライブラリのパッケージにはnotify-sendというコマンドがあり、これを実行すると、コマンドの実行により、通知ポップアップを表示することができる。 基本的な書式と重要度の指定 書式としては後ろにタイトル…

Glipper 1.0でのアクション設定とNopasteプラグインについて

Glipper 1.0では、「Actions」プラグインを有効にすることで、クリップボードに記憶された内容が特定のパターンにマッチしたとき、その文字列をアプリケーションに渡すことができる。そのパターンとアクションの設定を例として載せてみる。 アクションの設定…

クリップボードの内容を管理するツール(xfce4-clipman-plugin、Glipper、Klipper)について跡地

(2015/7/21)本記事は「X Window Systemのクリップボードの種類,xselコマンド,履歴ツール」へ移動した。

man-pages-ja-20071119.ebuild

20071119版に合わせたついでに、一部、日本語を含む修正履歴(Changelog)ファイルがEUC-JPのままだったことなどに対処。 ファイル名: man-pages-ja-20071119.ebuild # Copyright 1999-2007 Gentoo Foundation # Distributed under the terms of the GNU Gener…

公式版OpenOffice.org 2.3.0とGTK+ 2.12で落ちる問題と回避方法

公式版OpenOffice.orgが、(32bit版)GTK+ 2のバージョンを2.12系にしてから、突然落ちるようになってしまった。 $ ooffice javaldx: Could not find a Java Runtime Environment! *** glibc detected *** /usr/lib32/openoffice/program/soffice.bin: double …

x86_64なOpenOffice.orgのバイナリを別のディストリから借りてみるテスト

Gentoo Linuxの「openoffice-bin」パッケージは、本家の(RPMパッケージ配布の32bitな)バイナリを展開してインストールするもので、本家がx86_64版の配布をするようになるまでは恐らくずっと32bit版のみしか使えない。 x86_64版は、「openoffice」パッケージ…

mfiler2-3.2.1.ebuild

安定版のバージョンが3.2.1になっているので、これに合わせるついでにebuildも多少いじってみた。 各種修正を全てsedで行い、外部パッチを用いないようにした(修正の量が少ないことと、差分を取って配置してなどとやるのが面倒なのが理由) configureスクリプ…

CompizのVideo PlaybackプラグインとMPlayer

(2014/9/26)このプラグインはその後のバージョンで無くなっている。 効果 MPlayerへのパッチ ebuildの修正 1.0_rc1_p20070824 1.0_rc2_p24929(libXvMCNVIDIAを使用できるようにするための修正を含む) 効果どのような効果があるのかよく分からなかったが、以…

x86_64版Ubuntu Gutsyで32bit版GTK+ 2アプリで日本語が入らない件についてのその後

結論から書くと、日本語入力できるようになった。そのために必要な作業は ビルド用の32bit chrootの作成 chroot環境に入り、32bit版GTK+ 2を自分でconfigureしてビルド 32bit版のSCIM-Bridge immoduleのインストールと、64bit環境へのコピー となる。Adobe R…

新しいemul-linux-x86-*パッケージと、これを利用した32bitライブラリの自前管理について

Java以外長く更新のなかったemul-linux-x86-*パッケージだったが、ついに新しいバージョンが出た。既存のインストールシステムをもとにした新しいインストールシステムによるものとなっている。 SRC_URIについて 中身の各パッケージのバージョンを知るには …

Wineで複数のMIDIポートを持つALSA MIDIデバイスのポートが1つしか使えない問題に対処

(2008/8/23)この記事の不具合に関しては、Wine上で認識されるMIDIデバイス名がWineのバージョン1.1.3から「[クライアント名] - [ポート名]」の組み合わせの形で表現されるようになったため、このバージョン以上であれば解消されている。 以下は、バージョン1…

x86_64上で起きるTTA(The True Audio)のGStreamerプラグインのノイズ問題に対処するためのebuild修正と、メモリ使用量の問題について

TTA CLI encoder(「ttaenc」というパッケージ名のTTAエンコーダ/デコーダ)は、本家の(3.4系への)バージョンアップにより、x86_64でのみ起こる不具合が修正されているが、GStreamerプラグインで(x86_64上でのみ)再生がノイズになる不具合は、gst-plugins-bad-…

Wine上のfoobar2000で日本語ファイル名のオーディオファイルを含むZipファイルを開いたときの不具合とその対処法

UTF-8ロケールのGNU/Linux上で日本語ファイル名を含む複数のオーディオファイルをZipファイルにまとめてWine上のfoobar2000で開くと、一部のファイルが再生されない現象が起こる。開くときにエラーダイアログが出ることもある。 読み込んでいるときには、上…

Ubuntu Gutsy x86_64上の32bitなGTK+ 2ではimmoduleが使えず、日本語が入らない?

Adobe Reader 8をx86_64なUbuntu Gutsyに入れたとき(関連記事)に (acroread:4054): Gtk-WARNING **: /usr/lib/gtk-2.0/2.10.0/immodules/im-xim.so: wrong ELF class: ELFCLASS64 (acroread:4054): Gtk-WARNING **: Loading IM context type 'xim' failedの…

Debian/UbuntuにおけるAdobe Reader 8.1.1のインストールと日本語入力(SCIMを使用)について

Adobe社は、ダウンロードページにおいてDebianパッケージ(.deb形式)でのAdobe Readerの配布を行っている(日本語版もある)。 (2008/2/8)セキュリティ問題に対処した8.1.2が出ているので、最新版への更新を推奨。 (2008/7/13)Ubuntuの日本語ローカライズド版(x…

QEMU/KVMの処理速度の現状について

ディストリが違うこともあり、条件が結構異なるとは思うのだが、CPUを使用する処理速度の比較として、id:hirose31:20070508:1178636273と同じ実験を行ってみた。ただし、入力ファイルのサイズは大幅に増やし、cpufreqは最低クロック固定にした。 環境 実験 …

Screenletsの覚え書きの続き

Screenletの共通設定 個別のScreenletを右クリックして、「Properties...」を開き、「Options」タブ内の「Screenlet」タブを選択すると、全てのScreenletに共通した設定が行える。 X-Position: 配置場所のX座標 Y-Position: 配置場所のY座標 Scale: 大きさ(…

Screenletsの覚え書き

Screenletsは、Compiz Fusion向け*1のデスクトップウィジェットアプリケーション。SVG画像を使用した時計や天気、カレンダーなどのウィジェットをデスクトップ上に置くことができる。 バージョン0.0.10が起動できない問題に対処 Gentoo Linuxの「xeffects」O…

アプリケーションごとにWine環境を用意する方法と、デスクトップ環境のメニューへの登録について(継続して使用したいWinアプリ向け)跡地

(2015/6/26)本記事は「Wine環境(WINEPREFIX)を分けてWindowsアプリを上手に管理する」へ移動した。

Wineでfoobar2000を使用する覚え書き

拡張性が高く、Windowsにおけるオーディオプレーヤーの定番となっているfoobar2000をWine上で使用する上での覚え書き。 (2008/7/12)この情報はWineとfoobar2000両方のバージョンが古いため、「Wine上のfoobar2000の覚え書き(2008/7/12現在)」を参照。 インス…

x86_64版Gentoo Linux上のAdobe Reader 8.1.1で日本語を入力(SCIMを使用)

32bitアプリを含め、広く使えているのが理由で、SCIMをXIMとして使用して日本語を入力することがほとんどなのだが、何故かAdobe Reader 8だけはXIM経由では入力ができない。そこで、今まで使うことのなかったSCIM-Bridgeについてを思い出し、調べたところ […

Debian lenny上でSplashyが動作するかを検証(2007/11/5現在)

Ubuntu Gutsy(7.10)ではuswsuspでの休止と復帰の処理でSplashyの動作が確認できたものの、起動時にはバーが進まず、停止時にはスプラッシュ自体出なかった。Debianのほうではどうなっているのかが気になっていたので、インストール直後の状態から入れて実験…