試験運用中なLinux備忘録・旧記事

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Wineでfoobar2000を使用する覚え書き

拡張性が高く、Windowsにおけるオーディオプレーヤーの定番となっているfoobar2000Wine上で使用する上での覚え書き。
(2008/7/12)この情報はWinefoobar2000両方のバージョンが古いため、「Wine上のfoobar2000の覚え書き(2008/7/12現在)」を参照。

インストールは普通に/設定保存場所は共用する設定がよい?

コマンドでインストーラの場所を指定してもよいし

$ wine [foobar2000_[バージョン].exeの場所]

その他、ファイルマネージャの関連付けでWineを使用して開くなどしてもよい。
インストールウィザードは、指示に従って進めて、入れる部分と入れない部分を決めたらインストール。よく分からなければそのままでもよいし、チェックの抜けている部分を埋めていくのでもよい。
「Enable per-user settings」のチェックは、外したほうが設定ファイルの場所(後述)が分かりやすくなる。

音飛びや引っかかりは改善?

以前試したときには、音飛びや、同じ部分が引っかかって何度か再生されたりといった現象があり、使えなそうと思っていたのだが、Wine 0.9.48の時点ではかなり改善されたような気がする。しかし、Wineのバージョンが最近のものになったことによって改善されたのかどうかはよく分からない。

設定保存場所

設定ファイル(foobar2000.cfg)とプレイリスト(playilsts/ディレクトリ)がある場所は

  • インストール時に「Enable per-user settings」を外した場合: ${WINEPREFIX}/dosdevices/c:/Program Files/foobar2000/以下
  • 外していない場合: ${WINEPREFIX}/dosdevices/c:/windows/profiles/[ユーザ名]/Application Data/foobar2000/以下

となる。もし、チェックを外さないでインストールした場合は、設定ダイアログ(Ctrl+P)の「General - Other - Enable user profile support」のチェックを切って起動し直すと、Program Filesのほうにファイルが作られ、こちらが使われることになる。

ステータスバーについて

ステータスバーが自動的に更新されない不具合は以前から変わらない。再生時間がステータスバーに出るので、これはまずいのだが、 「Columns UI」というcomponent(カスタマイズや拡張が可能なユーザインターフェースを提供するプラグインのようなもの)を導入することで、再生時間はプレイリスト中の曲の長さの部分に表示でき、動かないステータスバーは隠すこともできる(Columns UIで動作しているときに「View - Show status bar」を外す)。

再生中の曲の長さの左に再生時間が出て、毎秒更新される。

Columns UI使用時にウィンドウが隠れたら「Show foobar2000」で再表示

(2007/11/9)設定ダイアログの「Display - Columns UI」の「Status bar/Systray」タブ内「Minimise to tray」のチェックを外せば下の問題は起こらないことが分かった。また、Columns UIを使用していないときも、同様に問題は起こらない。


巻き上げ・最小化・ウィンドウマネージャの切り替えなどをした後にウィンドウがおかしくなる(隠される)。こうなってしまったら、システムトレイのアイコンを右クリックして「Show foobar2000」を選ぶことで復活する。

ボリュームコントロールの表示(Columns UI使用時)

(2007/11/10)Columns UIでは、ツールバーの端を右クリックしたときのメニューから「Toolbars - Volume」を選択することで、ボリュームコントロールが表示されるようになる。

これで、ステータスバーからボリューム調整する代わりに簡単にボリューム調整ができるようになる。

使用したバージョン:

  • Wine 0.9.47-0.9.49
  • foobar2000 0.9.4.5 / Columns UI 0.2

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