UbuntuにおけるCDEmuと最新のグラフィックドライバのインストールについて(Ubuntu 10.10時点)
CDEmu
Ubuntu 10.10時点では、Ubuntu公式のパッケージにはCDEmu(関連記事)は含まれていないが、開発者によるPPAリポジトリを追加することでディストリのパッケージとしてSynapticやapt-getコマンドなどで簡単にインストールすることができる。
リポジトリは「ppa:cdemu/ppa」で、追加の詳しい手順については「milkjfフォントとut(内海氏)版AnthyのUbuntu向けパッケージを作成(2010/11/20現在)」を参照。
パッケージ名については、CLIツール(cdemuコマンド)が「cdemu-client」,GNOMEパネルの項目(アプレット)gCDEmuは「gcdemu」となっている。KDE向けのツールのパッケージは(ここには)ない。
インストールしたCDEmuを使用するには「cdemu」グループにユーザを追加する必要があり、「ユーザとグループをGUIで管理するディストリ非依存なツールについて」のuser-adminでは下のようにする。
- 「グループの管理」を押す
- グループ項目「cdemu」を選択後「プロパティ」を押し、CDEmuを使えるようにしたい一般ユーザをチェック
- 「OK」を押して認証し、ダイアログを全て閉じて終了
これで次回ログイン時からそのユーザはCDEmuの機能が使用できるようになる。
Xfce4でgCDEmuを使用したい場合は「xfce4-xfapplet-plugin」パッケージを入れて「Xfce4でデスクバーアプレットを使用する」の要領で「gCDEmu Applet」を追加する。
新しいバージョンのグラフィックドライバ
NVIDIAドライバ,AMD(ATI) Catalyst(fglrx)ドライバ含むX Window Systemのグラフィックドライバはパッケージとしてインストールできるが、バージョンが古い場合がある。
「Ubuntu-X」チームの「X Updates」のPPAリポジトリ(ppa:ubuntu-x-swat/x-updates)を登録すると、これらのドライバとドライバ付属の設定ツール(NVIDIAドライバの「nvidia-settings」やCatalystドライバの「fglrx-amdcccle」)のより新しいバージョンが利用可能となる。
関連記事:
- Xfce4でデスクバーアプレットを使用する
- CDEmuについての覚え書き(概要、カスタムカーネル使用時のビルド設定、ユーザの大まかな操作)
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使用したバージョン: