試験運用中なLinux備忘録・旧記事

はてなダイアリーで公開していた2007年5月-2015年3月の記事を保存しています。

Compiz Fusionの覚え書きx5(2007/8/5現在)

しばらくぶりに新しくしたところ、有用なプラグインも追加され、機能が強化されている。

  1. Enhanced Zoom Desktopプラグイン
  2. Desktop Wallプラグイン
  3. Blur Windowsプラグイン
  4. Cube Gearsプラグイン
  5. その他

Enhanced Zoom Desktopプラグイン

以前からあるズームプラグインは、Superキー*1を押しながらマウスホイールでズームと移動(パン)ができるだけで、ウィンドウ内の操作ができない。
新しく追加されたEnhanced Zoom Desktopプラグインは、拡大をしながら簡単にマウスで移動ができる他、なんとウィンドウ内で操作ができる。更に、

  • 1段階でどれだけズームイン/ズームアウトできるかの詳細な設定が可能
  • ズーム表示されている(画面上の)領域を固定/固定解除できる
  • アクティブなウィンドウの大きさに合わせたズーム率で、そのウィンドウをズームインできる
  • ズームレベル(どの段階までズームさせるか)を3つまで登録し、キー操作一発でアクティブなウィンドウを、そのズーム率にできる

など、色々と便利。

Desktop Wallプラグイン

このプラグインは、Desktop Planeプラグインと同様、キューブ機能の代わりに、ビューポート(他のウィンドウマネージャにおける「ワークスペース」に相当)をCtrl+Alt+矢印キーで切り替えたり、アクティブなウィンドウをShift+Ctrl+Alt+矢印キーで別のビューポートに移動したりできるのだが、Desktop Planeと違い、切り替え中に全ビューポートの縮小画像を真ん中に表示させることができ、移動している方向(8方向)も矢印で示される。
ウィンドウをドラッグ中に画面の端に来ると隣のビューポートに切り替わる、ということもできる。ウィンドウをドラッグしていないときにマウスポインタを上下左右の端に持っていくだけで切り替わるようにもできるが、これは使いにくい気がした。
ビューポートを循環させる(例: 一番左のビューポートから左に移動すると一番右のビューポートに出る)機能があるのも嬉しい。

Blur Windowsプラグイン

ウィンドウ装飾に背後のウィンドウが透けて見えている部分をぼかしたり、非アクティブウィンドウをぼかしたりできる。後者は目に悪そう。

Cube Gearsプラグイン

実用性は恐らくない。キューブが透明になっているときに歯車がキューブ内で動く。確かに動いてはいるが、CPU負荷が高すぎる。デモ用?

その他

Scale Addonsプラグインのように、別のプラグインの拡張としてのプラグインも出てきている。また、Extra WM Actionsプラグインでは、「常に最上位に表示」状態の切り替えなどの機能を提供しているが、デフォルトでは無効で、キーアクセラレータを設定する必要がある。

*1:Windowsのロゴのキーに割り当てられている