Compiz Fusionの覚え書き(2007/10/28現在)
Compiz Fusionの初の安定版、バージョン0.6.0がリリースされて、色々なディストリの公式パッケージにも(ディストリによっては0.5.2だが)入っているようで、導入に関しては非常に楽なものとなった。
Gentoo Linuxでのパッケージ名
fusion-iconのebuildはまだ入っていないので、これだけは「xeffects」のOverlayから入れる必要がある。基本パッケージ
- x11-wm/compiz-0.6.2
- x11-libs/compiz-bcop-0.6.0
- x11-plugins/compiz-fusion-plugins-main-0.6.0
- x11-plugins/compiz-fusion-plugins-extra-0.6.0
- x11-libs/libcompizconfig-0.6.0
- dev-python/compizconfig-python-0.6.0
- x11-wm/emerald-0.5.2
- x11-themes/emerald-themes-0.5.2
- x11-apps/ccsm-0.6.0
- x11-wm/compiz-fusion-0.6.0 (メタパッケージ・KEYWORDSに「~amd64」が無い)
設定バックエンドの拡張パッケージ(USEフラグにより任意)
- x11-libs/compizconfig-backend-gconf-0.6.0 (GNOME向け/GConf使用)
- x11-libs/compizconfig-backend-kconfig-0.6.0 (KDE向け/KConfig使用)
サポート外のプラグイン(任意)
- x11-plugins/compiz-fusion-plugins-unsupported-0.6.0
compiz-0.6.2.ebuildについて
Portageツリーのebuildは、xeffectsのものと違い、(2007/12/8)Portageツリーのebuildは修正されていて、GNOME前提の部分は少なくなっている。
以前からの変更点はあまりない?
[引用]http://web.archive.org/web/20120329222408/http://lists.compiz-fusion.org/pipermail/community/2007-October/000142.html よりThis stable release is based on Compiz Fusion 0.5.2, released on the 13th of August.
とあるように、0.5.2と比べて動作は安定しているが、新機能の追加はあまり無い。とは言え、プラグインは、mainとextraだけでも既にかなりの数が存在し、設定項目も多い。
メモ(主にスイッチャ関係)
- 「Image Loading」の「Text」を有効にすることで、Ring/Shiftスイッチャのアクティブな項目のタイトルや、タブ化時のタイトルが表示されるようになる。
- RingとShiftの両スイッチャが有効なとき、Super+Tabを押したときにはRingスイッチャが優先される。
- Shiftスイッチャの「見え方」の設定で、モードを「Cover」から「めくる」にすると、Windows Vistaの「フリップ 3D」風の切り替えができる。(ウィンドウタイトルが出せる分、こちらのほうが便利?)ミップマップ設定により、表示をより綺麗にもできる。
- 「Scale Addons」を有効にしてScale(ウィンドウ一覧を整列して表示してマウスクリックで選択・デフォルトでは画面右上にマウスポインタを持っていく)を発動させると、ウィンドウタイトルを表示するように設定できる。
- 「Scale Window Title Filter」を有効にしてScaleを発動した後、キー入力をすると、ウィンドウタイトルがマッチしたものが残り、絞り込みができる。ただし、日本語は入力できない。
Shiftスイッチャの「めくる」モードの表示(右の画像はタイトル部分の原寸大表示)
「Scale Window Title Filter」有効のScaleで「ings」を検索して絞り込みをしたところ(画面中央に入力文字列が出る)