試験運用中なLinux備忘録・旧記事

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KDE 4.0.1のデスクトップやパネルの外観テーマの変更について

KDE 4.0.1のパネルについての覚え書き」の中で概要と入手場所についてを触れたが、一部のプラズモイド(デスクトップやパネルに配置できる項目)やKDEパネルの外観は、Plasma用テーマによって変更できる。ここではその変更の手順についてを扱う。

  1. テーマの配置場所
  2. Plasmaテーマの適用

テーマの配置場所

  • システムワイド(全ユーザが使用可能)な配置場所: [KDE4のインストール場所]/share/apps/desktoptheme/
  • 一般ユーザ向け(自分専用)な配置場所: [ホームディレクトリ]/.kde/share/apps/desktoptheme/*1

上記ディレクトリの中にテーマ名のディレクトリが置かれることになる。テーマディレクトリはdialogsopaquewidgetsといったサブディレクトリを含むが、テーマによって含まれる(用意されている)ディレクトリは異なるようだ。

Plasmaテーマの適用

KDE 4.0.1の時点ではPlasmaのテーマを変更するGUIは存在しないため、一度Plasmaを終了してから設定ファイル[ホームディレクトリ]/.kde/share/config/plasmarcを編集する。
Plasmaの終了は、kquitappを使用して行う。

$ kquitapp plasma

Gentoo Linuxでは「kde-base/kquitapp」を入れる必要があるが、killallで代用することも可能(起動後の変更点は消える)。
Plasmaが終了したら、テキストエディタ
ファイル名: ~/.kde/share/config/plasmarc

[Theme]
name=default

「name」の値(「default」となっている部分)を、テーマ名(desktopthemeディレクトリの中にあるディレクトリの名前)に変更して上書き保存する。
その後、Plasmaを起動すると、設定が反映される。バックグラウンド実行はしなくてよい。

$ plasma

Plasmaの終了と起動に端末を使用するのに抵抗がある場合、テキストエディタを起動後にデスクトップを右クリックして「コマンドを実行...」を選択して

kquitapp plasma; sleep 1m; plasma

と入力して実行すると、1分間Plasmaが止まるので、その間に、テキストエディタで設定ファイルを編集/更新し、しばらく待つということもできる。

これは、「KDE 4.0.1のパネルについての覚え書き」で書いたパネル位置変更でも同様。

使用したバージョン:

*1:desktopthemeディレクトリが無ければ作成する