Opera 9.50(x86_64版)についての覚え書き
WebブラウザOperaのバージョン9.50が出ていて、x86_64版も使用できるようになった。
ここでは、そのx86_64版Opera 9.50についてのメモをすることにする。
ユーザインターフェースの言語について
Gentoo LinuxのPortageでインストールしたものを(設定ディレクトリ[ホームディレクトリ]/.opera/以下が空の状態で)起動したところ、最初からユーザインターフェースは日本語になっていた。「ツール - 設定」の「一般設定」タブに言語の設定があり、「詳細設定」ボタンから開くダイアログから言語ファイルの場所を指定するようになっている。Gentooでは/opt/opera/share/opera/locale/ja/japanese.lngという場所に指定されていた。
日本語入力について
SCIM + SCIM-Bridge(Qt3のモジュール)で環境変数QT_IM_MODULEに「xim」(XIMとして動作)もしくは「scim-bridge」(SCIM-Bridge経由)の指定を行った状態で動作している。フォントについて
ユーザインターフェースなど、各種フォントの設定は「ツール - 設定」の「詳細設定」タブにある「フォント」から行う。項目数が多く、設定するのは多少面倒。更に、Webページ上のフォントは「各国語の表示」の「文字列フォント」というボタンから設定ダイアログを開いて「日本語」のフォントを選択する。「ひらがな」「カタカナ」「漢字」とあり、適用されるところが分かれているので、全て変更しておく。nspluginwrapper
x86_64版ということで、ソースの公開されていないx86_32向けのブラウザプラグインについては、nspluginwrapperを経由で使用することになる。ここでは、Flash 9とAdobe Reader 8についてを確認した。
Flash 9
バナー程度のものであれば問題なく動くところも多い。ところが、YouTubeで動画を再生しようとしたところ、中央の「読み込み中」の表示がぐるぐる回り続けるだけで、再生がされなかった。x86_64版Firefoxでは、バージョン2系と3系の両方で正常に再生されている。Adobe Reader 8
試しにPDFファイルを開いてみたが、特に動作におかしなところは見当たらなかった。使用したバージョン:
- Opera 9.50
- nspluginwrapper 0.9.91.5(0.9.91.5-r1)
- Flash 9.0.124.0(netscape-flash 9.0.124.0)
- Adobe Reader 8.1.2(8.1.2-r2)