試験運用中なLinux備忘録・旧記事

はてなダイアリーで公開していた2007年5月-2015年3月の記事を保存しています。

Mandriva Linux 2009.0のLHaについてと最新版パッケージの作成

Mandriva Linux 2009.0に含まれる「LHa」パッケージ(LHA書庫を扱うコマンド)はバージョン1.14i(+修正パッチ)で、UTF-8環境上でのShift_JISな日本語ファイルを含む書庫を展開するときに化けるなどの問題がある。
このソフトウェアはバージョン1.14iの後sourceforge.jpでメンテナンスされていて、日本語ファイル名の問題も含め色々な修正が行われているため、最新版(ac20050924p1)を使用するように.specファイルを書き換えてパッケージを作成した。ビルドシステムや文書などに変更があるため、かなりの部分を修正することになった。
以下はメモ。

  • ライセンスにおいて実行形式(バイナリ)のみの再配布は不可となっているため、パッケージの中にソースを含めた(ソース展開後すぐに.tar.lzmaファイルにソースツリーをまとめるようにした)
  • 以前のバージョン(1.14i)にセキュリティ問題があったが、その後sourceforge.jpへ移ってバージョンが上がった中で該当部分の処理が変わったため、問題はなくなっているという見方を開発者(新井氏)はしているようだ(参考: メーリングリストのスレッド その後の記述(リンク切れ)でもこの問題に対するパッチはsourceforge.jp版では不要とみているようだ)

作成したx86_64向けRPMパッケージとソースRPM
kakurasan.ehoh.net/rpm/
から入手できるようにした。
(2008/12/11)i586版を追加した。
(2015/1/8)配布ページは削除済み。

使用したバージョン:

  • LHa ac20050924p1