TiMidity++向けの音色パッチ(EawpatchesとEawplus)のRPMパッケージを作成
TiMidity++向けの音色データ(GUS/Patch)の内、「TiMidity++をWineのMIDIデバイスとして使用する」で扱ったEawpatchesと「Eawplus音色セット(GUS/patch)について」で扱ったEawplusの2つのMandriva Linux向けRPMパッケージを作成し、別館の配布ページで公開を開始した。
(2014/10/13)配布ページは削除済み。
ソースとなる配布ファイルはGentooとFreeBSDのミラーサーバ上にあるもののため、再配布(ソースRPMに含めること)は問題ないと思われるが、中身を取り出して移動などを行った上でパッケージの形にしたものの公開については、ライセンスで明確に可能とも不可能とも書かれていないため、もし問題(とその指摘)があれば、ソースRPMのみあるいは.specファイルのみの公開となるかもしれない。
使用上の注意
Eawplus音色セットは構成としてはEawpatches音色セットを中に含む形となっているが、以前Gentoo向けのebuildを作成したときと同様、Eawpatchesの部分は含まずにEawpatchesのパッケージを要求する形となる。そのため、Eawplusを使用したい場合は両方のパッケージをインストールする必要がある。設定について
Gentooではeselectというツールにより、使用する音色セットの設定へのシンボリックリンクを切り替えていたが、Mandrivaではupdate-alternativesを使用する。これはシステム全体で使用する設定ファイルを切り替えるもののため、一般ユーザ権限で切り替えることはできない。「timidity-patch-eawpatches」パッケージをインストールした場合、これを使用するには、「gksu」パッケージがインストールされていてsudoの設定も済んだ状態で「アプリケーションの実行」ダイアログや端末に以下をコピペして実行する。
gksudo -- /usr/sbin/update-alternatives --set timidity.cfg /etc/timidity/timidity-eawpatches.cfg
同様に、Eawplusを使用したい場合は下のようにする。
gksudo -- /usr/sbin/update-alternatives --set timidity.cfg /etc/timidity/timidity-eawplus.cfg
