試験運用中なLinux備忘録・旧記事

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hibernate-script 1.97でTuxOnIceのファイル書き込みができない?

(2007/11/4)Gentoo Linuxのパッケージ(hibernate-script-1.97-r1)では修正が入った。Gentoo Bugzillahibernate-script-1.97-suspend2.patchが該当の修正となっている。


hibernate-script 1.97でメモリイメージをファイルに書き込もうとすると、

cat: /sys/power/tuxonice/: ディレクトリです
ABORTING: /sys/power/tuxonice/ did not return a valid result.

で止まってしまった。挙動として明らかにおかしいので、

$ sudo /usr/sbin/hibernate -v 4

で詳しく見ると、/usr/share/hibernate/scriptlets.d/suspend2(ディストリによって場所が変わる可能性がある)の中のSwsusp2SetupFilewriter()関数内、

    local new_resume2
    new_resume2="`cat $SWSUSP_ROOT/$RESUME2_FILE`"
    if [ -z "$new_resume2" ] ; then

catの引数、${RESUME2_FILE}が空(未定義?)になり、正しくデータが開けず、処理が進まないように見えたため、この上の行に、その値をセットしている関数を呼び出す

EnsureSwsusp2Capable

という行を入れると処理は進むようになり、ファイルに書き込めることが確認できたが、この関数の呼び出し方として正しいのかは分からないため、一時的な回避策としてこの状態にしておくことにする。