Hotwire 0.710のHotwirePipeの覚え書き
Hotwire独自シェルのHotwirePipeには、バージョン0.620と比べて色々な変化があるのだが、ここでは、追加/変更されたコマンドについてを扱う。
shからsysへ
システムの外部コマンドを呼び出すshコマンドはsysに変わっている。
view
内蔵エディタで、テキストファイルを読み取り専用で開く。
sudo
sudoも組み込みコマンドになっているが、SSHと同様、バージョン0.710の時点ではシステムのsudoを使用している。
newlineとstringify
文字列でない出力を文字列に変換する。newlineは各項目の後ろに改行を付け、stringifyは付けない。
proc proc | newline proc | stringify
walk
現在の作業ディレクトリ以下のファイルを全て(サブディレクトリ以下のものも含めて)グラフィカルに表示する。ファイル名だけでなく、作業ディレクトリからのパス名が表示される。隠しファイルも表示されるが、ディレクトリは表示されない。実行する場所によっては固まることも。
replace
文字列置換を行う。正規表現によるパターン指定も可能。
sys echo test | replace t T (「TesT」と表示される) sys date | replace ^ 今は (現在の日時の前に「今は」が付く)
selection/sel
ls/walk/procといったグラフィカル出力を行うコマンドの結果上で手動で選択したものだけを表示する。結構便利。
apply
xargsのように、あるコマンドの出力を別のコマンドの引数として使用する。
proc (出力結果から終了したいプロセスの項目を選択する) selection | prop pid | apply kill
で任意のプロセスをまとめて終了することができたが、
Caught <type 'exceptions.TypeError'>: 'NoneType' object is not iterable
というメッセージが出た。
その他
py-eval/py-filter/py-map/http-getといったものは未調査。
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使用したバージョン:
- Hotwire 0.710