試験運用中なLinux備忘録・旧記事

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風博士Webブラウザ上のポップアップブロックについて

Firefox 2上ではポップアップウィンドウがブロックされると「ポップアップがブロックされました。」と出てきて、そこから設定もできるのだが、(Firefox 2を使用した)風博士ではそうはいかず、ブロックされたかどうかも分からない。また、ポップアップブロックを設定するためのインターフェースも用意されていない。
Firefox 2の場合、ポップアップブロック時の許可ホストに関しての設定が以下のファイルに保存されている。
ファイル名: ~/.mozilla/firefox/[プロファイル]/hostperm.1

# Permission File
# This is a generated file! Do not edit.

host	popup	1	example.com
host	popup	1	test.com

書式としては、上のように

host[タブ]popup[タブ]1[タブ][許可ホスト]

の形の行を追加するだけ。

(Firefox 2を使用した)風博士の場合も、これと同じ形式のファイルをMozillaプロファイルディレクトリに配置することで、これを読み込んでFirefoxと同様に許可ホストを処理してくれるようになる。
実際のファイルの場所としては[ホームディレクトリ]/.kazehakase/mozilla/kazehakase/hostperm.1となる。
なお、Firefox 3の場合、ポップアップブロックなどの設定は、プロファイルディレクトリ内のpermissions.sqliteというSQLite3形式のデータベースファイルに保存されるようになっているため、風博士Firefox 3を使用するようになったらこのファイルを用意することになるものと思われる。
(2008/3/20)Firefox 3(Gecko 1.9)での設定のルールとしては

  • id/host/type/permissionの4つの項目がある
  • 「id」では、1つの設定(上記4項目のひとまとまり)ごとに、IDとしての数字(1,2,3,...)を割り当てる
  • 「host」がホスト
  • 「type」に「popup」を付けるとポップアップブロックの指定、「install」を付けると拡張機能のインストール許可の指定
  • 「permission」が「1」なら「許可」

といった感じになっているようだ。「Mozilla Firefox 3 Beta 4の覚え書き」に書いている「SQLite Manager」で操作できる他、SQLite3形式のデータベースファイルをGUIで編集できる別のアプリケーションを用いてもよい。

参考URL:

使用したバージョン: