x86_64版Mandriva Linuxにおけるx86_32版ライブラリの管理について
「GentooからMandrivaへの乗り換えとebuildの在庫処分」でも乗り換えた理由の1つに書いているが、x86_64版Mandriva Linuxでは、Debian/UbuntuやGentooと比べてx86_32版ライブラリの管理が楽になっている。
RPMパッケージを使用した他のディストリにも言えるかもしれないが、Mandriva Linuxのx86_64版のディレクトリ構成(レイアウト)は、x86_32版のものを拡張した形となっている。
具体的には
- /lib/、/usr/lib/、/usr/local/lib/といった(後ろに数字の付かない)ディレクトリは基本的にx86_32版のライブラリが入って*1x86_32版OSの配置と同じとなり、一方、Debian/UbuntuやGentooでは(2008年10月現在)「lib64」へのリンクとなっている。
- /lib64/、/usr/lib64/、/usr/local/lib64/などはx86_64向けのライブラリが入る(Debian/UbuntuやGentooも同様)。
- /lib32/、/usr/lib32/、/usr/local/lib32/といったディレクトリ(x86_32版ライブラリが入る)は、Debian/UbuntuやGentooには存在するが、Mandrivaには存在しない
となっている。これにより、x86_32向けのパッケージとx86_64向けのパッケージの両方に対応できる。
RPMのパッケージデータベース上でも衝突は起こらないため、x86_64版のMandriva Linuxでは、パッケージマネージャから簡単に、パッケージ単位でx86_32版ライブラリを管理(追加/削除/更新)することができる。
一方、Debian/UbuntuやGentooでは、一部のx86_32版ライブラリを一枚岩的に固めたまとまり*2でインストールするため、その中に含まれているライブラリ以外のものが必要になったときに非常に面倒な思いをすることになる。
(2008/11/3)Mandriva Linuxにおけるx86_32版のパッケージは、パッケージマネージャRpmdrakeで「Arch.」の欄が「i586」になっているものとなる。