Q4WineのMandriva Linux向けRPMパッケージ更新とwinetricksに関する追加メモ
Q4Wineのバージョンが0.114-r1になっていたので、Mandriva Linux向けに作成していたパッケージも更新した。
ビルドとインストールを(最近クリーンインストールした)Mandriva Linux 2010.0上で行ったのだが、winetricksのダイアログで何故かパッケージ一覧が表示されず、ダウンロードした後でダイアログを開き直しても真っ白のままだった。
試しに端末から直接これを実行してみたところ
which: no cabextract in ([環境変数PATHの内容]) Cannot find cabextract. Please install it (e.g. 'sudo apt-get install cabextract' or 'sudo yum install cabextract').
となって終了していた。cabextractがインストールされていないためにwinetricksが初期のチェック段階で終了しているということなので、システムにこのパッケージをインストールしたところ、この現象は改善された。
winetricks(シェルスクリプト)の該当部分を参照すると、unzipも同様にしてチェックされるようなので、自作パッケージの.specファイル内の依存情報にはこれらを追加した。また、Q4Wineのwinetricksサポートのコードとwinetricksの中の両方で用いられているダウンロードツールwgetについても依存パッケージとして記述した。
使用したバージョン:
- Q4Wine 0.114-r1
- winetricks 20091022