Ubuntuにおける幾つかのベンダ提供パッケージのインストールについて(バージョン10.10時点・前半)
Canonical社のパートナーのリポジトリについてとその設定
Ubuntuでは、10.10(Maverick Meerkat)の時点では- Adobe Reader(英語版)
- Sun版Java(JRE,JDK)
- Skype
などのパッケージは、Ubuntuを提供するCanonical社が各ベンダと提携していることにより、Ubuntuのユーザが通常のパッケージと同じようにSynapticやapt-getコマンドなどでインストールできるようになる。
Synapticでは「設定 - リポジトリ」の「他のソフトウェア」タブにある「Canonical のパートナー」にチェックを入れてダイアログを閉じてから「再読込」ボタンを押すと、パッケージがインストール可能になる。
端末からは
[引用]ファイル名: /etc/apt/sources.list より
## Uncomment the following two lines to add software from Canonical's ## 'partner' repository. ## This software is not part of Ubuntu, but is offered by Canonical and the ## respective vendors as a service to Ubuntu users. # deb http://archive.canonical.com/ubuntu maverick partner # deb-src http://archive.canonical.com/ubuntu maverick partner
上記の「# deb http://」の行の先頭の「#」を削って(「deb-src」の行はソースパッケージを取得する場合のみ削る)
[一部]ファイル名: /etc/apt/sources.list
deb http://archive.canonical.com/ubuntu maverick partner deb-src http://archive.canonical.com/ubuntu maverick partner
「deb http://」で始まるように管理者権限で編集した後で
$ sudo apt-get update
を実行する。
パートナーによるパッケージを一覧する
Synapticで左下のボタンが縦に並んでいるところで「ダウンロード元」を押すとリポジトリごとにパッケージ一覧が見られるようになるのでmaverick/main (archive.canonical.com)
のように「archive.canonical.com」を含んだ項目を選択すると、右側にパートナーによるパッケージ一覧が表示される。
この一覧方法では、パートナー以外にも独自に追加したリポジトリ(PPA含む)があればそれぞれについてパッケージ一覧を表示することができる。
使用したバージョン:
- Synaptic 0.63.1