試験運用中なLinux備忘録・旧記事

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Mozilla Firefoxのユーザインターフェースに関するメモ(Firefox 4.0 Beta 12時点)

バージョン4.0系のBeta版Firefoxを初めて試してみた。バージョン4.0 Beta 12の時点では、x86_64のGNU/Linux版がMozilla公式のビルドとして配布されている。今回はソースのビルドは試していない。
ここではユーザインターフェースのレイアウト関係についてを扱う。
(2011/3/27)その後正式版がリリースされており、2011年3月下旬時点ではx86_64環境でもMozilla Japanのサイトからダウンロードしようとするとx86_32版がダウンロードされてしまうが、
download.cdn.mozilla.net/pub/mozilla.org/firefox/releases/4.0/linux-x86_64/ja/
にはx86_64版のファイルがサーバ上に置かれている。

  1. タブとメニューについて
  2. 戻る/進むボタンのメニューを表示するボタンについて
  3. 再読み込み/停止とホームのボタンの場所
  4. アドオンバーについて
  5. ステータスバー

タブとメニューについて

下が初期状態(新規プロファイル)におけるGNU/LinuxFirefoxのバージョン4.0系のユーザインターフェース(上部)。

従来のバージョンと比べると、タブの位置が(Chromium/Google Chromeと同様にロケーション(アドレス)バーよりも上になっている。ただ、これが好みでないという人のために、「表示 - ツールバー - タブを上部に表示」を選択してチェックを外すことで

下に戻すことが可能になっている。
これとは別に、もう1つの大きな変更点としてメニューバーが標準で隠せるようになったことがあり、「表示 - ツールバー - メニューバー」を選択してチェックを外すと、メニューバーが隠れる代わりに左上に「Firefox」メニューが表示される。これを開くと

このように表示される(画像は「設定」を展開した状態)。この状態で「設定 - メニューバー」を選択すると「Firefox」メニューが消えると同時にメニューバーが復活する。

戻る/進むボタンのメニューを表示するボタンについて

戻る/進むのボタンの横にあったメニュー表示用のボタンは付かず、戻る/進むのいずれかのボタン上のコンテキストメニューあるいはいずれかの長押しによる表示となった(Chromium/Google Chromeに近いが同じ挙動ではない)。
(2011/3/29)Backward Forward History Dropdownという拡張により従来のバージョンのようにもできることが分かった。

再読み込み/停止とホームのボタンの場所

再読み込み/停止のボタンはロケーション(アドレス)バーの右端部分に組み込まれる形で、省スペースになっている。これは「表示 - ツールバー - カスタマイズ」もしくは「Firefox - 設定 - ツールバーのカスタマイズ」でロケーションバーの左に移動することで従来のボタン配置にできる。
「ホーム」ボタンの位置も右に変わっており、従来の配置にするには左に移動する。

アドオンバーについて

ウィンドウの下部に第2のツールバー「アドオンバー」が表示できるようになっており、任意のツールバー項目を配置できる。レイアウトの変更方法は(ナビゲーション)ツールバーと同様。Ctrl+/で表示/非表示を切り替え可。
(2011/3/27)アドオンバーは、従来のバージョンでステータスバーに場所を取っていた拡張(例:Firesizer)によっても使用される。

ステータスバー

ステータスバーはChromium/Google Chromeのように、表示内容が存在するときにのみ下部(アドオンバーよりは上)に表示される。

使用したバージョン: