メールマガジン:PyGIを用いる上での基本的な部分について(概要のおさらい,インストール,名前空間,依存パッケージ,GTK+の簡単な例)
この記事について
メールマガジンの系統は「GTK+開発など」です。
「GObject introspectionとPyGIの概要について」の続きとして、PyGIを用いるためのパッケージ(依存パッケージ含む)と、PyGIでライブラリの機能を用いるための名前空間とimport文,GTK+を用いた簡単な動作確認例2つを扱っています。
Python以外の言語を用いるなど、PyGIを使用しないのであれば、この記事を読む必要はありません。あるいは、既にPyGIを用いた簡単なコードが記述・実行できるようである場合についても読む必要はありません。
途中までの内容
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ┃PyGIを用いる上での基本的な部分について ┃ ┃(概要のおさらい,インストール,名前空間,依存パッケージ,GTK+の簡単な例)┃ ┃ Python,PyGI,GTK+┃ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ GObject introspectionとPyGIに関するおさらい ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 一般的に * C言語はCPU負荷の高い処理や低レベル処理に向くが 複雑なプログラムの記述には向かない * 高度なオブジェクト指向言語(例:Python)はこの逆 という性質があり、GObject introspectionは * 上記2つの架け橋となること * 人の手によらない「動的」なバインディングを提供すること を大きな目的とする仕組みで、ライブラリの機能の呼び出し方が書かれた XML形式の.girファイルとこれをバイナリ形式にした.typelibファイルが 用いられる。これらのファイルは専用のツール群によって自動的に 生成や変換がされる。 PyGIはGObject introspectionの.typelibファイルが提供されている ライブラリをPythonから利用するためのプログラムで、 PyGObject(GLib,GObject,GIOのライブラリに対するPythonの 言語バインディング)の一部となっている。 ━━━━━━━━━ PyGIのインストール ━━━━━━━━━ 前述のように、PyGIはPyGObjectの一部として存在するため、 PyGObjectのパッケージをインストールする必要がある。 「python-gobject」「pygobject」「pygobject2」といった名前のパッケージを ディストリのパッケージマネージャで探して選択し、インストールする。 ───────── (以下は見出しのみの紹介となります) ───────── ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 名前空間のインポートと依存パッケージについて ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ━━━━━━━━━━━ GTK+を用いた動作確認例 ━━━━━━━━━━━ ───────────── メッセージダイアログを表示 ───────────── ────────── 空のウィンドウを表示 ──────────