試験運用中なLinux備忘録・旧記事

はてなダイアリーで公開していた2007年5月-2015年3月の記事を保存しています。

GTK+もXaw3dも使用しないX11なEmacsのスクロールバーとその色変更について

Gentoo LinuxでUSEフラグに「gtk」「Xaw3d」のいずれも付けずにEmacsをビルドする*1と、スクロールバーは平べったい色の表示になる。
これはGTK+やXaw3dのスクロールバーを使用したときと違い、マウスのドラッグ操作でうまく動かすことはできない*2が、色の変更は自由にできる。
ファイル名: ~/.emacs

;; スクロールバーの色
(set-face-foreground 'scroll-bar "#336600")  ; 前景色
(set-face-background 'scroll-bar "#99cc99")  ; 背景色


この設定だと、画像のように表示される。前景色は現在表示されている範囲を示す領域の色で、背景色は全体からその部分を除いた領域の色となる。

使用したバージョン:

*1:バージョン表記は「GNU Emacs 22.2.1 (x86_64-pc-linux-gnu, X toolkit) of 2008-06-06 on localhost」のような形になる

*2:キーボードやマウスホイールでのスクロールに連動して動くことや、普段Emacsのスクロールバーをつかむことが滅多にないことなどから、気にはならない