LXDEのパネルについて(後半)
「LXDEのパネルについて(前半)」の続き。
ランチャ
追加できるのは、.desktopファイルのみ。アイコンもその中で定義されたものが使用される。
追加ボタンを押すと、ファイル選択ダイアログでディレクトリ/usr/share/applications/が開くが、[ホームディレクトリ]/.local/share/applications/以下のファイルも、指定すれば開ける。
カスタムランチャを登録したいのであれば、GNOMEかXfce4でデスクトップ([ホームディレクトリ]/Desktop/)上にランチャを作成し、[ホームディレクトリ]/.local/share/applications/の中に.desktopファイルを移動するのが楽な気がする。直接.desktopファイルを手書きしてもOK。
実行ダイアログ
候補一覧が出てきて、補完ができるようになっている。
ディレクトリメニュー
パネル上のプラグインを設置した場所からメニューのようにディレクトリ一覧が出て、ホームディレクトリ以下のディレクトリを、簡単に(任意のファイルマネージャもしくは端末で)開くことができる。開くファイルマネージャ/端末は、パネルの設定ダイアログの「Applications」タブの中で、コマンド名で設定する。
時計の文字色が白固定?
時計プラグインの文字色が何故か設定で変更できない。設定ファイルのプラグイン部分にも[引用]ファイル名: ~/.config/lxpanel/default/config より
Plugin {
type = dclock
Config {
ClockFmt = %R
TooltipFmt = %A %x
Action = xmessage Please define some command &
BoldFont = 0
}
}
該当する設定項目はないように見える。
ソースを見たところ、パネルにおけるフォント描画色を継承しているように見えたのだが、パネルのGUI設定には該当する設定項目はない。しかし、設定ファイルを直接編集することで変更ができた。
ファイル名: ~/.config/lxpanel/default/config
Global {
(中略)
useFontColor = true
FontColor = #ffffff
Background = false
BackgroundFile = /usr/share/lxpanel/images
}
この「FontColor」の値を、#[赤成分][緑成分][青成分]の形式で指定した上で、パネルの再起動を行う。
タスク一覧に出るアイコンとX error
アイコンが全て同じでアプリケーションごとのものにならず、見づらいと思っていたら、アプリケーションの起動ごとにlxpanel : X error: BadDrawable (invalid Pixmap or Window parameter) XGetGeometry failed for 1 pixmap
が出ていた。原因は不明だが、これが関係している可能性はある。
しかし、現状ではどうにもしようがないため、このまま使うしかない?
(2009/5/1)パネルのアイコンがおかしい問題はバージョン0.4.0の時点では修正されている。また、色々なところでメッセージが日本語で表示されるようになっているのも嬉しい。
その他覚え書き
パネルを自動的に隠せない?
「パネルを自動的に隠し、マウスポインタを乗せたときに表示する」という機能は、まだ未実装っぽい。今後に期待。クリップボードマネージャについて
もしかするとプラグインが今後追加されるかもしれないが、バージョン0.2.7.2現在は、クリップボードマネージャはないため、Glipper(http://glipper.sourceforge.net/)の0.9系*1を使うのがよさそう。Klipperでもよいが、軽さを求めるならGlipperのほうがよりよい。使用したバージョン:
- lxpanel 0.2.7.2
