試験運用中なLinux備忘録・旧記事

はてなダイアリーで公開していた2007年5月-2015年3月の記事を保存しています。

man 1.6f-r1とgroff、日本語manページについて

以前、日本語manページを(lvでなく)lessを使用して見るためにgroff 1.18系が必要なので、古いebuildを転載した。
これまでは、そのebuildを使用しつつ、バージョン1.19系を使用しないように/etc/portage/package.maskに記述すればよかったのだが、今度はmanのほうが、バージョン1.6f-r1からgroff 1.19系を要求するようになってしまった。
試しに

  • groff 1.19.2-r1
  • man 1.6f-r1

の組み合わせにしてみたのだが、日本語manページは化けてしまった。そこで、man-1.6f-r1.ebuildのRDEPENDのバージョン番号部分を「1.18」に書き換えたものをローカルOverlayに配置して使用することで、依存関係が解決できなくなるのを防ぐことにした。
修正したものは
cid-3f9be5b1cd4a806c.skydrive.live.com/self.aspx/%e5%85%ac%e9%96%8b/Gentoo%20Linux%20ebuild/sys-apps/man/man-1.6f-r1.ebuild.txt
のようになる。
また、「man」パッケージの代替となる「man-db」というパッケージ*1があるのだが、こちらではgroff 1.19への依存はないため、今後のことを考えると、乗り換えてしまう*2のも手かもしれない。ただし、こちらも、groff 1.19系を使用すると日本語は化けてしまったため、groffは1.18系が必要のようだ。

関連URL:

*1:manの別実装で、Debian/Ubuntu/SuSEで使用されている

*2:一度「man」を削除してから「man-db」をインストールする