uim-anthyに関する設定メモ(2008/8/7現在)
かな入力の問題が解決した関係で、当面はuim(uim-anthy)を使用する見通しになった。*1そこで、(GDMからの)ログイン時の自動実行ファイルを変更することになったので、uim自体の初期設定と併せて、ここに書いておくことにする。
uimを使用するための設定
uimに関する部分のみ抜粋。
ファイル名: ~/.xprofile
export XMODIFIERS="@im=uim" # XIM export GTK_IM_MODULE=uim # GTK+ 2 export QT_IM_MODULE=xim # Qt 3/4 # SCIMから乗り換える際には、「scim -d」を以下の部分に置き換える uim-xim & # XIMとして使用する uim-toolbar-gtk-systray & # システムトレイに入るツールバー(GTK+ 2) #uim-toolbar-gtk & # 独立したツールバー(GTK+ 2)
GTK+ 2のimmoduleはuimのものでもよいが、Qtのほうはかな入力の関係*2で「xim」にしている。
手元の環境では、MPlayerのフルスクリーン再生時に邪魔になる*3という理由から、uim-toolbar-gtkは使用していない。
(2009/10/15)手元の環境では「GTK_IM_MODULE=uim」指定によりFirefox(バージョン3.5系)などのWebブラウザがFlashのあるページで落ちる現象が起きてしまったため、代わりに「GTK_IM_MODULE=xim」にしてXIMとして使用している。
uim自体の設定
以下、手元の環境での設定*4に関する覚え書き。初期状態*5をもとにして行う作業を書いている。
自分以外の参考になるかどうかは不明。
全体設定
XIM
- XIMの編集領域 - 編集領域のフォントにアンチエイリアスをかける: チェック
全体キー設定1
候補一覧などのウィンドウ属性(Compiz Fusion向け)
変換候補一覧や「視覚設定 - カーソルの側に入力モードを表示」によるモード表示部分に対して「CompizConfig Settings Managerのウィンドウ指定に使用する情報を簡単に取得・コピーする」の取得ツールを使用したところ、
type=normal name=uim-candwin-gtk class=Uim-candwin-gtk title=uim-candwin-gtk
という情報が得られた。
この情報の使用例として、「アニメーション」プラグインを使用している場合、「閉じる時の効果」「開く時の効果」にある、エフェクト対象ウィンドウの指定を
(type=Normal | Dialog | ModalDialog | Unknown) & !(name=gnome-screensaver) & ! (class=Wine | class=Uim-candwin-gtk)
のようにすることで、このウィンドウに効果がかからないようにすることができるが、XIM限定らしく、GTK+ 2/Qt3/Qt4のimmodule使用時には効果がかかってしまう。
これらのGUIツールキットのimmoduleを使用したときに取得される属性は各アプリケーションのものになるため、特別に指定することはできない。
関連記事:
- CompizConfig Settings Managerのウィンドウ指定に使用する情報を簡単に取得・コピーする
- uim-anthyのかな入力とWine上の日本語入力(2008/8/6現在)
- SCIM-Anthyに関する設定メモ(2008/8/8現在)
使用したバージョン:
*1:SCIMとどちらを使用するかは好みだが、Wineとの相性などの色々な事情から、uimを使用することにした
*2:Qt3とQt4のimmoduleではーが「ろ」になる
*3:ダブルクリックすると小さくはなるが、完全には隠れない
*4:入力メソッド(uim)としての設定と入力方式(Anthy)の設定
*6:邪魔になる場合は入れなくてもよい
*7:ツールバーのコンテキストメニューからでも開けるため、スペース節約のために外してもOK
*8:ーのキー
*9:ろのキー
*11:「あお」など、キーボード最上段のキーを続けて入れるときに支障が出る
*12:半角カタカナを入れる必要があるときには無変換キーで変換してしまう