試験運用中なLinux備忘録・旧記事

はてなダイアリーで公開していた2007年5月-2015年3月の記事を保存しています。

2008-01-01から1ヶ月間の記事一覧

ALSA上の録音に関する覚え書きとAudacity

ライン入力やマイクなどの外部入力の録音は、ALSA標準の録音機能で行える。JACK Audio Connection Kitを使用することでJACK対応アプリケーションから録音することもできるが、JACKを使用する方法は別の記事にて扱う。 ミキサー設定 録音に関するミキサー設定…

Ardourのビルド前にSConsのpycファイルでsandboxのACCESS VIOLATIONが発生する件について

以前、Pythonのバージョンを2.4系から2.5系に上げたことにより発生したと思われる「gnome-doc-utils」での/usr/share/xml2po/docbook.pycの書き込み要求の発生によるACCESS VIOLATION(記事)と同様の現象がArdourでも発生。今回はPythonによるビルドツールで…

x86_64環境での32bitアプリケーションとJACK Audio Connection Kitについて

(2008/12/1)JACK Audio Connection Kitのバージョン0.115.6でこの記事の問題点は解消されている。 JACKのバージョン0.103.0の時点では、32bit版のJACKライブラリ(libjack.so)があっても、64bit版のjackdを起動した状態では32bitのJACKクライアントからは接続…

ALSA PCMデバイスとしてJACK Audio Connection Kitを使用

「ALSAには対応しているがJACKには対応していない」というアプリケーションからでも、JACK経由でのPCM音声のやりとりが可能になる。 このALSAプラグインはオプション扱いで、alsa-libには含まれず、「alsa-plugins」の中に入っていて、Debianでは「libasound…

mplayer-1.0_rc2_p24929-r2.ebuildでCompizのVideo PlaybackプラグインとXvMCNVIDIAを使用するための修正

「CompizのVideo PlaybackプラグインとMPlayer」で、MPlayerをVideo Playbackプラグインに対応させるためのebuildの修正を書いたが、mplayer-1.0_rc2_p24929のebuildが「r2」になり、中身も変わっているため、それに合わせて変更部分を修正した。 修正箇所は…

JACK Audio Connection Kitの音飛びについてと、その対処

JACK Audio Connection Kitを使用すると、音声が途切れてしまうことがある。端末には **** alsa_pcm: xrun of at least xx.xxx msecsのような形で、切れた時間の目安が表示される。これが出てしまう状況ではかなり聞き苦しい音になってしまうのだが、効果的…

JACK Audio Connection Kitの概要

JACK Audio Connection Kit(JACK)はサウンドデーモン(サーバ)の1つで、対応したアプリケーション間でPCM音声*1を渡すことができる。 具体的には、あるソフトウェアから出る音声に別のソフト(複数可)でエフェクトを通すことや、複数のアプリケーションからの…